高野豆腐メンタル

ひよこ

高野豆腐メンタル

水槽が大きい程入れる水はたくさん必要になる。
でも、注がれる水はピチャピチャと魚が跳ねる程度でいつになったら、満たされるのだろうか?

夜、ベッドに1人。
なかなか寝付けず、時間だけが過ぎていく。
携帯から流れる音楽は何回もリピートされている。
ふと机の上の本に目がいく、日記帳だ。
いつから書いてないだろう。
書く気が起こらない。
布団に体が吸い込まれる。
あー、このまま一体化出来ればと、何度思った事だろうか。
携帯の通知はゼロ。
液晶が眩しい。
彼からの返信を待てども来ない。

ゴロゴロとベッドの上を転がる。
はぁ。
ため息が漏れる。
自分の性格にイライラする。
一般的に言う『重たい女』らしい。
何度、振られてきただろう。
この人で最後と、いうぐらい好きになるのに…。
それが嫌われる原因の1つと最近知った。
学校やバイトの人が知れば驚くだろうな。
『病んでる』と言う行為を見せたことがない。
いつも明るくしているから、悩み事さえ無いと思われている。
これも私。
彼に依存しているのも私。
病んでいるのも私。
全て私であって私ではない。
難しいな。
裏も表も無い。
それが私だと思っている。
間違ってるのだろうか?
分からなくなる。
どうしたら良かったの?
誰も教えてくれない。

水は減っていくばかり。
ちゃんと笑えているだろうか。
ちゃんと私でいれてるだろうか。
ちゃんとって何だろう。
考えるだけ無駄なのは分かってる。
けど、止めれない。
1人になるとずっと考えてしまう。
誰でもいいからそばにいて欲しい…。
嘘…彼に会いたい。
彼の腕の中に居たい。
これでもかってくらい泣き叫びたい。
受け止めてくれてたのに…。
見放すなら優しくしないで。
好きだよなんて言わないで。
貴方の好きは風船のように軽くて、見えない所まで飛んでいってしまったよ。
私の思いはへばりついて離れないのに。
綿菓子のようにフワフワしていたい。
明日になったら、明後日になったら…
いつになったら忘れられるのかな?
新しい恋はまだ出来ません。
貴方が他の人と仲良くしている時、私は貴方との思い出に浸ってます。
前に進めません。
貴方の甘い言葉がずっと残ってる。

彼の態度が変わった事は気付いてた。
ただ、忙しいだけだと思っていたの。
ねえ、どこからなの?
ずっと終わった事を繰り返し、繰り返し再生して訂正して。
でも、変わらなくて。
ああしたら、こうしたら、今は変わってたのかな?

育てる気の無い私の恋心に水をあげた彼のせい。
疑いもせず受け取ってしまった私のせい。
前に進めた時、笑って話せる恋だと良いな。

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