青篝の作詞集

青篝

『あかく燃えろ』

牡丹色の鈴が響いた
飛び交う紅葉に染まる頬
夕陽が沈む頃は
僕らが騒ぎだす

空を駆ける赤い飛行機
茜の雲が跡を残す
深紅の髪が流れ
鼻腔が香りだす

それが赫灼の宴

遠く光る篝火
僕らの道を照らして
燃えるような幸せを
共に感じよう


烈火の如く声が暴れる
青の炎も緑の火も
自身を焼き尽くし
理性が弾け飛ぶ

太陽よりも光る君に
僕は近づいて火傷する
後悔なんてしない
君が笑うから

これが狂う僕の手

悩む神の微笑み
歌声は轟くから
風を置き去りにして
世界を駆けよう


強く光る篝火
道を銀朱に染めてく
浅緋あさあけの目に宿る
確かな希望

君の声が愛しい
紅緋べにひの恋をしよう
火照る身体を寄せて
幸せ感じよう

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