豚になりたかった俺は...

オナ禁マッスル

25話

ゴーレムを前に余裕な様子を見せるムネヒトが

「破ぁ!!!」

そう叫ぶとムネヒトの周りに煙が集まる。

またタウンオブスモーカーズか?と一輝が思っていると

「これはタウンオブスモーカーズやないで」

ムネヒトがそう言うと煙達が固まり、大きなロボのような物が誕生した。

「これがスモークパペットや」

ムネヒトがスモークパペットと呼ぶ物体は一輝のビューティフルマジェスティによって生み出されたゴーレムに向かって攻撃を仕掛ける。

しかし、煙で出来ているスモークパペットはゴーレムにその体を構成する煙を吸収され
消滅してしまう。

それどころか、煙を吸収したゴーレムは50mをゆうに超えるサイズになってしまった。

「どうすんだよこれ...」

と一輝が絶望した様子を見せるが、ムネヒトはスモーキングハンドを握りこぶしに変えたスモーキングナックルで攻撃をしようとするもやはりゴーレムに吸収されてしまう。

それでもなお余裕の表情を崩さないムネヒト。

ムネヒトが再びスモーキングナックルを使った時、一輝にもゴーレムの体に起こった変化が理解出来た。

「ゴーレムの体に何でヒビが...?」

「煙を吸収するのなら有毒成分を抽出した煙を作ればええやろ?
そして有毒成分で内側から少しずつダメージを与えよったんや。
外にも見える変化が出たという事は内側はもっと弱っとるはずや。」

ムネヒトの発言で全てを理解した一輝。

「ならあとはあのヒビにダメージを入れれば...!」

「そうや!」

そう言うとムネヒトは体をタバコの火のように熱くする技、ヒートを使い、熱を手に一点集中させ、更に温度を高める。

「震えるぞラング...!燃え尽きるほどヒート!刻むぞニコ中のビート...!ブライトレッドニコティンブレイク!」

そう言うと紅蓮に輝くムネヒトの腕が更に輝きを増し、太陽を思わせるものとなった。

その拳でゴーレムのヒビを殴りつけるとヒビが広がっていき、ゴーレムは爆発四散し、光を放ち消えていった。

一輝にとって自身が生み出した生命が消えていく様はなんとも言えないものであったのか悲しい目をしながらその光を見つめていた。

「中々強力なゴーレムやったな。
制御出来るように少しずつビューティフルマジェスティを鍛えていくか」

「分かりました」

しかし、下を向いていては何も始まらないと一輝は気を引き締め、ゴーレムを制御するためビューティフルマジェスティの特訓を始めるのだった。

次回、未定

ぜってぇ見てくれよな

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