豚になりたかった俺は...

オナ禁マッスル

15話 タイトル無し

ムネヒトに殴打され気絶していたが、第1の殻を破ったことによる防御力の成長と、レストによる回復で目が覚めたのは割とすぐだったらしい。

「お、もう起きたか。第2の殻を破る特訓をするか?それともまた組み手するか?」

「このまま組み手を続けても成長するビジョンが見えません。面倒くさそうだけど第2の殻を破る特訓をします」

「そうか。なら...」とムネヒトが言うと、俺の周りを闇が囲む。

「これはどういうことですか?」

「手っ取り早く第2の殻を破るためにこうした方がええんや」

「はぁ...で、何するんですか?座禅ですか?」

「ちゃう。ちょっとすれば分かる」

そう言われ闇の中で大人しくしていると、全身をダークカラーでリデコしたみたいな俺が目の前に現れる。

名前なんて言うんだろう?分からないからとりあえずダークネス一輝とでも呼ぶか、と思っていると

「俺と戦え...」とダークネス一輝が言う。

「こいつと戦えばいいんですか?」とムネヒトに聞くと

「そうや」とムネヒトが言う。

もう1人の自分と戦うなんて昔見たヒーローみたいだなあと思っていると、ダークネス一輝が俺に飛びかかってくる。

それをギリギリで躱し、バインドで拘束したが、ダークネス一輝も同じタイミングでバインドを発動していたようで俺も拘束されてしまう。

同じタイミングで、バインドによる拘束を破り、同じように間合いを取る俺とダークネス一輝。

「さすが、もう1人の俺だけあってパワーも能力も完全に俺と一緒なのか」

「俺と戦え...」

「それしか言えないのかよ...」

そう軽口を叩きながらも、次のダークネス一輝の攻撃に備え集中力を研ぎ澄ませる一輝。

ダークネス一輝が飛びかかってくると同時に、一輝も飛びかかる。

ダークネス一輝は一輝のこの行動を読んでいたのか飛びかかってくる一輝の顔面にグーパンチを決める。

少しダメージが入ったが怯まず突っ込みぶん殴り、ダークネス一輝が少し下がったところに、バインドで足を拘束し、先程のムネヒトとの戦いで吸収していた衝撃を全て放出し、ダークネス一輝を倒す。

「ハァハァ...中々強かったな」

「もう倒したんか」

「はい」

「でもまだ始まったばかりやぞ」とムネヒトが言うと、再びダークネス一輝が現れる。

「俺と戦え...」再び現れたダークネス一輝はそう言いながら一輝に向かって歩いてくる。

「平野もどきみたいに何体も倒すのか?」そう思いながらダークネス一輝の攻撃に備え構える一輝。

果たしてこの修行の意味とは?



次回予告
無限に現れるダークネス一輝!
遂に力尽きてしまう一輝。しかし、その時一輝の体に何かが起こる!?

次回、遂に覚醒、真のオーク
ぜってぇ見てくれよな。

コメント

  • 吉川ルナ

    一輝頑張れ

    0
  • ケッキング祖父

    タイトル考えて

    1
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