創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

なんか楽しそうな時間遡行 『アサシン クリード』

死刑囚が、同じ遺伝子を持つ過去の暗殺者と同化させられる話。

主人公の死刑囚は、とある研究所に連れ去られる。
彼らは、大昔に暗殺者が隠した宝を求めていた。
それを所持すれば、戦争のない世界が作れるという。

主人公は、「アニムス」という装置に身体を拘束される。

遺伝子レベルで、意識を過去に飛ばせるらしい。
宝を隠した暗殺者と遺伝子的に同一である主人公は、過去を再現し、宝をどこに隠したのか探すという。

本作は、ゲームが原作の映画だ。

このアニムスだが、原作のゲームだと、主人公は寝ているだけである。
脳だけを働かせ、過去を追体験させるというものでしかない。

だが、映画版ではそれだと映えないと思ったのか、宇宙飛行士の重力体験のように、アーム型のクレーンで吊るのである。

過去へ飛ぶと、拡張現実によって現実世界でも映像化し、他人も確認できる。
主人公が見聞きしているものを、他の研究員も見られるのだ。

原作ゲームにあった壁よじ登りアクションやバトルシーンなどは、クレーンアームで主人公を持ち上げている。

動きが激しく、被験者の負担も相当なのだが、ピョンピョン飛び跳ねる主人公は、実に楽しそうなのである。

「こういうゲームが出たらいいのに」と思わせてくれた映画だった。

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