創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

仮面ライダーフォーゼの構造 『ブレックファスト・クラブ』

土曜日の補修に呼ばれた、五人の生徒。

主人公は不良。
スポーツマン

ガリ勉
不思議ちゃん

五人は図書室で夕方まで籠もり「自分とは何か?」という作文を書かされることになった。

「途中退室禁止」というルールに、早速生徒たちが噛み付く。

だが、「破ったらまた補習させる」と言われ、渋々承諾。

よせあつめのメンバーが、作文など書くはずもなく。
さっそく不良が、それぞれにケンカを売り始める。

『ピッチ・パーフェクト』を見てこの映画を知り、Netflixでたまたま見つけたので視聴。

この映画、今見て良かった。

五人の生徒が、『仮面ライダー フォーゼ』とまったく同じ構造だったのだ。

こんな偶然がなければ、ちょっと見なかったかも。
公開当時に見ていたら、もっと早くこの図式に気づいたかも知れないが、感性は今の方が上なので、きっとこんな仕組みもスルーしていた。

子ども番組でもマネされるくらい、本作におけるスクールカーストの図式は分かりやすい。

また、闇が根深い。

自分たちの境遇を語り合うシーンが後半にあるのだが、

「わかり合えているのに触れ合えない」

といった問題に直面し、五人は苦悩する。

こういったややこしさが、実にアメリカ的だなーと思った。


詳しい内容はブログで語っているので、そちらも是非。

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