創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

注文の多いモンスター作家 『チャーリング・クロス街84番地』

1960年代、アメリカに住む中年女性の作家が、イギリスの古書店に本を注文した。
彼女は応対の素晴らしさから、常連に。

アンソニー・ホプキンス演じる古書店員は、彼女の送ってくる要求に対し、丁寧に応対する。
年老いて、やや乾いていた精神に、活力が漲ってくるように。

本物の女流作家が当時の思い出を綴ったエッセイだ。
本作は、そんなノンフィクションの映画化である。

今で言う「Amazon」みたいなやりとりが、こんな時代から送られていたのである。
(メルカリじゃねえよな。あれは私物の売買やもんね)

しかも、20年間。書店の大将が死ぬまで続けられた。

女性作家は、当時配給制だった当時のイギリスに、缶詰を送ったり、チップをはずんだりした。

かと思えば、
「聖書の翻訳が気にくわないわ!」
「この日記偽物じゃん!」
「荷物の包み紙が小説って、どういうことなの!?」
などのクレームも叩き付けることも。

対するアンソニーの方も、貧窮していたイギリスの中で、お目当ての本を探すのも一苦労。

この映画は、本好きにこそ見て欲しい。
ブログにも書いているが、本好きがオレのブログに辿り着かない可能性もあるので、ここでも感想を書く。

「本好きあるある」にまみれているので、楽しめるかと。

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