創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

デデドン! 『白ゆき姫殺人事件』

綾野剛が扮するマスゴミが、元同級生からインタビューを依頼される。
「先日発生した殺人事件の犯人は、同僚なのではないか」と。
タレコミを真に受けて、綾野剛は冤罪を引き起こす。
逃げる容疑者。しかし、世間は彼女を追い詰めていく。

唯一、容疑者の幼なじみだけが、彼女が潔白であると主張する。
しかし、綾野剛の耳には届かない。

「イヤミスの女王」こと、湊かなえ原作の本作は、SNSの悪意をテーマにしている。
好き放題語る彼らは、見ていて実に滑稽だ。

面白がって、探偵気取りで推理するモノも現れる。
ひたすら弁護している人は、個人特定されかける。
彼らの意見は実に身勝手で、無責任だ。

冤罪を仕掛けた当の綾野剛は、特ダネをゲットしたと勘違いして、キャバで豪遊。

一方、容疑者呼ばわりされた女性は、事件とはまったく無関係だった。

割と犯人は分かりやすい。
正体を知れば、
「ああ、コイツしかおらんよね」
と、誰もが思うだろう。

だが、本作は「ごく一部のネットユーザー」から、まったく別の観点から注目されていた。

注目は、再現ビデオのラストシーンだ。
一部ニコニコ動画視聴者なら、誰もが知っている『デデドン!』のテーマが流れる。
このテーマが流れた、として一部では騒ぎになっていた。

オレも、このシーンを確認したくて視聴した。

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