創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

フィーバーしようぜ 『ポッピンQ』

ケガのせいでライバルに負けたランナー。
楽しみを捨て、間違えないためだけに演奏するピアニスト。
合気道と柔道の板挟みに合う、乙女趣味者。
孤独に打ちひしがれても、自己投資に余念がない受験生。
仲間と打ち解けられなかったダンサー。
五人の孤独なJCが、ユニットを組んで時間の流れを救う話。

中学卒業間近、東京の高校に行きたくない主人公は、気まぐれで見知らぬ駅へ逃避行する。
我に返って引き返そうと警察を抜けたら、異世界へ飛ばされる。

そこは時間を管理する世界だった。
だが、世界はモンスターで溢れ、崩壊の危機に瀕していた。
元に戻すには、巫女となってダンスを奉納するしかない。
そのため、五人の少女が選ばれた。

タイムリミットは、卒業式までの数時間。この世界で十日くらい。

世界は彼女たちから、元気を奪っていく。
エネルギー流出防止のため、ダボダボの衣装に着替えさせられる。

最初は息が揃わない。だが、互いに本心を語り合ううちに、リズムが合っていく。

マクロス+プリキュア+バトルフィーバーJみたいな作品。

「過去の自分を乗り越えて、未来に進んでいく」というテーマで物語は展開していく。
自分を信じた結果、少女たちは特殊能力を解放させる。

騒動が終わってめでたしめでたし、では終わらなかった。
エンドロールの後、壮大な予告編がある。
嘘予告じゃなければいいが。
予告だけして、予算がないから続編出せませんとか、マジ勘弁。

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