「さくら。」奇妙な巫女編

あきさか

#0 閻魔の過ち。

—地獄の入り口—

ハル『…………(警備が強化されている…)』

—地獄城—

ハル『閻魔姫!!』

?『………ごめんよハル…もう異変は起こさないと誓ったんだが……今回ばかりは許してもらえなさそうだな…その顔だと。』

ハル『なぜ、また異変を?』

?『……”地獄の照邪しょうじゃ”が何者かによって、焼き尽くされた…』

ハル『えっ?!!』

花車『それにより姫さまは、重度なる他の神々達によって一定時間力を失っていたのだ…』

ハル『ッ!!……何ヶ月前からですか?』

花車『……一ヶ月前からだ…。』

それであの頑丈過ぎる警備強化なのか…

閻魔『それで…お願いがある…』

ハル『何でしょうか…』

閻魔『力を元に戻るまで地獄の大結界の強化を君の父…”空天くうてん”に頼んで貰いたい。』

ハル『…それだけですか?』

閻魔『ああ…』

ハル『…わかりました。』

とにかくこの異変が終わるまで、閻魔さまは力を失ったままなのはわかった…

—珠野神宮—

ハル『とりあえず、僕とカワウソで”の国”に行ってきます。』

カワウソ『ええっ!おいらも行くの!?』

みなみ『そうですよ?』

カワウソ『わ、わかったよ…』

ハル『じゃあ、行ってきます。』

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