サモナーだってやればできる!

河野原ぺこ@垢停止中

38話 畑増加するぜ!

 図書館を出るとすでに空は真っ暗になっていた。俺はグレアを連れて畑に向かった。

「よし。やるか」

 俺は図書館で借りた本を片手に持って詠唱を行った。

 最初にやるのはトリックエンチャントだ。これは技を魔石に付与する魔法である。
 次に覚えるのは多重付与だ。これは普通ではできない同じ武防具に同じ付与する魔法を行うために使う魔法である。これで魔法や技を1つの武防具に沢山付与する事ができる。まぁ、魔石の品質とかも関係して付与できる量が変わるかもしれないがな。

「マナポーションの在庫が少なくなったな」

 魔法を覚えるためにマナポーションを大量使用したら一気になくなっていった。俺はマナポーションの上位版のハイマナポーションを作る事にした。

 レシピには魔力草を使って作ると書いてある。ハイドラが持って来た中にあったのでさっそく作る。

ハイヒールポーション 種類:ポーション レア度3 品質3
HP60回復

ハイマナポーション 種類:ポーション レア度3 品質3
HP60回復

ハイスタミナポーション種類:ポーション レア度3 品質3
SP60回復

 ハイマナポーションと一緒にハイヒールポーションとハイスタミナポーションも作っておいた。
 一応、回復草とか魔力草とかは畑にも植えてある。それにしても結構、狭くなったな。••••••畑買いに行くか。

 俺は久しぶりに生産ギルドへ向かった。

「おじさん〜。畑買いに来たぞ〜」
「おう。どんなけ買うんだ?」
「10000000ゴールドでどのくらい買える?」
「10000000ゴールドか••••••。全ての畑を買えるぞ」

 なるほど、買い占めできるのか。

「買い占めるのは駄目か?」
「いや、他の街にも畑があるはずだからこの街の畑が全てお前さんの物になるだけだ。それに畑を買う奴がお前さんしか居なくてな。買い占めてくれる方がありがたい」

 他の街にも畑があるらしいからこの街の買い占めるても良いか。

「よし!買い占める」
「ありがてぇ」

 俺は10000000ゴールドをおじさんに渡した。

「お礼の品として持って行ってくれ」

 おじさんはインベントリから色々な種を出した。

「野菜の種だ。是非使ってくれ」
「分かった。それじゃあ帰るわ」
「おう。また家とか買いたくなったら来なよ。サービスするぜ!」

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