もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

新しい生活

 今日は初めての異世界の学校への登校日。僕は、ミルさん、メイさん、イヤさんの3人と一緒に登校している。
 寮もあるけれど、それは今日の夜から使い始める。部屋も決まっていて、タンスなども既にその部屋に運び入れられているり

「学園、楽しみ?」
「凄く楽しみです」
「不安な事とかあったら直ぐに私たちのクラスに来て良いからね」
「ありがとうございます」

 異世界の授業。楽しみじゃない訳がない。
 それから、数十分後。学園に着いた。

(クロ、ウミ、ルル、モフラ。一応学園長に許可は取ってあると言っても、あまり学園の中で悪目立ちしないでくれよ)
(ご主人。大丈夫だぞ。この中で目立つと言っても妾とルルくらいだろう。クロは、猫の姿だし、モフラはご主人が抱えていたら、ただの癒しだ)
(ありがとう。それじゃ、今日から話す時は通信スキル使うからね)
(うむ)(わかった)(うん!)(分かったわ)

 今日編入生がやって来る。それは、初等部、中等部、高等部でものすごく噂になっている。

「今日、来るんだよな!!」
「らしいぞ。それに、今まで無かった机があるしな」
「そうなんだよ!! どんな奴が来るのかな?」
「イケメンか? それとも、美少女か?」
「やっぱり、美少女が良いよな」

 その学園はものすごく良いところで、その学園には貴族の息子や娘が通い、他にも大商人の子供、他にも有名な所から子供達が通っている。その子達は、その学園の暗黙の了解『身分を振りかざさない』をみんなが、守っている。
 だから、地球のクラスの雰囲気と似ている。

 そして、学園のチャイムが鳴った。

「みんなー、席に着いて」

 教師がクラスに入り、バラバラになっていた生徒達がみんな席に着いた。

「はーい、おはよう。今日は二つみんなにお知らせがあるよ」

 教師のそれに、みんながソワソワしていた。

「まず、一つ目が、今日は編入生が来てます。入って」

 ガラガラとドアを開けて中に入る。
 その教室にゾロゾロと入っていく。

「ん? ん?? ん???」

 席に着いていたみんなはそれは驚いていた。
 ドアが開き、1人入って来て、あの人が編入生なんだ!! とみんなが思った次の瞬間。手に何かもふもふしたものを持っているのは分かった。そして、足元に猫が歩いている。そして、獣の顔が見えた。前に歩いている人の肩ぐらいの位置に顔があるのだ。そして、最後に入って来たのは、黄色い髪の長い、物凄く綺麗な女性が入って来た。

「さ、自己紹介をお願いね」

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