転生した世界の相棒は拳銃だった!?
story...No.002
「カムイさん...どうしたのですかね?」
「さぁ...?仕事が忙しいんじゃないかな...。」
いつもならメールを送って反応してくれるはずのカムイさん(仕事仲間なので本名は知っている)が今日の仕事にも来ていないようだし、ゲーム内のメールにも無反応だ。
リアルの知り合いだが、個人情報を教える訳にはいかない。
「いつもなら反応してくれるのだがな...
本当にどうしたのだろうね...」
蒼牙
「コルトSAA...」
リボルバーの中でも最古参の方だ。何処かの山猫さんが言っていたように、弾詰りは起きにくい。
エンブレムは入っていないので、何処かの蛇さんが言っていたのではなく、人を撃つ為の銃であっていいのだな。
まぁ、殺傷能力は充分だろう。
ガンアクションを少々嗜んでいたので、使い方は大丈夫。...のはずだ。
うむ。先ずは探査しなければ、まだここが異世界とは限らないし。
数時間後...
「まったく!何なのだここは!」
私は叫ばずにはいられなかった。
皆様も考えてみてほしい。数時間歩いてもただの草原が広がっているだけ。しかもその景色が変化しないのだ。
虚しい。今までこんなに孤独になった事がない。
すると、いきなり近くで雄叫び(明らか人間のものではなかったが。)が上がった。
私は反射的に近場の少し背の高い草むらに隠れる。
騒々しい足音が聞こえてきて、近づいてくる。
それを見ると、体長は2.5mもあろうかという腹の出た、奇妙な生物だった。
人喰い鬼というやつだろうか。
ここまで異世界だとはっきり証明できるものが出てくると私とて落ち込みたくなる。
いやいや、そんなことよりも...
この野戦服では少し目立ち過ぎかもしれない。ここの草むらが明るい黄緑色に対して
私の野戦服は暗い緑色だ。
うん、完全に見つかる。
オークにも脳があるのだろうか...もしあるのなら、眉間を撃ち抜けばいいのだが...
...とここまで考えておいたのに、どうやらオークは視力が悪いらしい。クンクン何やらかいでいたが、私には気づかず、そのまま雄叫びを上げながら走り去っていった。
なんてこった...さっきの出来事で私は異世界に居るということが証明されてしまった。私の目で見たのだ、これ以上信頼できるものはあるまい。
取りあえずは、人間種族の探査だ。
異世界とて、弱肉強食であるだろう。
オークというのだから、人間種族も何処かに居るはずだ。
そうして私の最初の目標が出来た。
オークに見つかりそうになった時、SAAが動いたような気がしたのは...錯覚だろうか。
設定がガバガバです。申し訳ございません...
それと、主人公の苗字が変換出来なくなってしまったので、蒼牙とさせていただきます。
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