勇者にとって冒険の書は呪いのアイテムです
⑪かいまひるてです(5)
冒険の書を閉じるとセツリ達にステータスの反映がなされる。
「これ!…「ウォルタン」!!!」
リエルが冒険の書によって新たに強化された水属性の魔法を唱える。
リエルの身体の前に魔法陣が現れ、無数の水の弾丸が発射される。
それらはまるで意思があるかのように正確に敵目がけて飛んでいき、それぞれの獲物を貫く。
そして、来た!
セツリが切望した水中でも使える特技!
セツリはニヤリと笑う。
そこに格好の実験台が現れる。
「ナンダ、シンニュウシャカ?」
「コロセコロセ!ワー!」
黒いハンチング帽を被り、サングラスをかけた暴君クラゲと凶悪そうな牙をガチガチと鳴らす小さな人面ヒトデの5兄弟、ヒトデボーイズだ。
「マータ、ヤッテキタノ?コリナイネー!ネー!ヤッチャウ?コロシチャウ?ブッコロ…」
『真空斬り!』
ヒトデボーイズ達がニヤニヤと笑いながらリエルとベックを挑発する言葉をセツリが完全に無視し、水切りの剣を神速で振り抜く!
そのあまりの剣速に世界がついて来れず、少し遅れて透明の刃が発生する。
刃は水中をかき分けて無の空間を作りながら暴君クラゲとヒトデボーイズを断ち切った。
「ウォゥ!すげー!ブラザー!!!」
「流石セツリ、完全に隙をついたのね!」
ベックとリエルが歓声をあげる。
苦戦必至と思われた憎き仇敵を瞬殺したのだ。戦意も上がる。
ただ単に新しい技を使いたかっただけなのだが…。
セツリは新技に手応えを感じ、それをドヤ顔で表現する。
直後、
「ゴポポポ…」
腹の底から響き渡る音が聞こえる。
「ゴポポポ…貴様は魔王様に仇なす勇者…生きていたか。そして後ろの人魚達は…」
巨大な触腕が海底洞窟の奥からぬっと姿を現した。
「これ!…「ウォルタン」!!!」
リエルが冒険の書によって新たに強化された水属性の魔法を唱える。
リエルの身体の前に魔法陣が現れ、無数の水の弾丸が発射される。
それらはまるで意思があるかのように正確に敵目がけて飛んでいき、それぞれの獲物を貫く。
そして、来た!
セツリが切望した水中でも使える特技!
セツリはニヤリと笑う。
そこに格好の実験台が現れる。
「ナンダ、シンニュウシャカ?」
「コロセコロセ!ワー!」
黒いハンチング帽を被り、サングラスをかけた暴君クラゲと凶悪そうな牙をガチガチと鳴らす小さな人面ヒトデの5兄弟、ヒトデボーイズだ。
「マータ、ヤッテキタノ?コリナイネー!ネー!ヤッチャウ?コロシチャウ?ブッコロ…」
『真空斬り!』
ヒトデボーイズ達がニヤニヤと笑いながらリエルとベックを挑発する言葉をセツリが完全に無視し、水切りの剣を神速で振り抜く!
そのあまりの剣速に世界がついて来れず、少し遅れて透明の刃が発生する。
刃は水中をかき分けて無の空間を作りながら暴君クラゲとヒトデボーイズを断ち切った。
「ウォゥ!すげー!ブラザー!!!」
「流石セツリ、完全に隙をついたのね!」
ベックとリエルが歓声をあげる。
苦戦必至と思われた憎き仇敵を瞬殺したのだ。戦意も上がる。
ただ単に新しい技を使いたかっただけなのだが…。
セツリは新技に手応えを感じ、それをドヤ顔で表現する。
直後、
「ゴポポポ…」
腹の底から響き渡る音が聞こえる。
「ゴポポポ…貴様は魔王様に仇なす勇者…生きていたか。そして後ろの人魚達は…」
巨大な触腕が海底洞窟の奥からぬっと姿を現した。
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