勇者にとって冒険の書は呪いのアイテムです
②ぼうけんのしょ(4)
洞窟の入り口に2人は恐る恐る近づく。
雨はさらに激しくなり、雷鳴が轟き渡る。
入り口の正面には真紅に変色したひとつめの怪物が座って待ち構えていた。
「やっぱいるか…」
洞窟に攻撃しても無駄だと悟ったらしいひとつめの怪物は傍に置いてあった一本の太い木を掴み、立ち上がったが、入り口を出るまでは飛びかかってくる気配はない。
「どうする?なんか策はあるか?」
『いろいろやろうぜ』
「…了解だ」
ユージーンは目をつぶって、ゆっくりと息を吐き、そしてひのきでできた棒を抜き放つ。
「俺が囮になる。あいつの弱点は目だ。なんとかしてあいつの目に大ダメージを与えてくれ!」
『はい』
ユージーンは洞窟を飛び出した!
ひとつめの怪物が現れた!
雨はさらに激しくなり、雷鳴が轟き渡る。
入り口の正面には真紅に変色したひとつめの怪物が座って待ち構えていた。
「やっぱいるか…」
洞窟に攻撃しても無駄だと悟ったらしいひとつめの怪物は傍に置いてあった一本の太い木を掴み、立ち上がったが、入り口を出るまでは飛びかかってくる気配はない。
「どうする?なんか策はあるか?」
『いろいろやろうぜ』
「…了解だ」
ユージーンは目をつぶって、ゆっくりと息を吐き、そしてひのきでできた棒を抜き放つ。
「俺が囮になる。あいつの弱点は目だ。なんとかしてあいつの目に大ダメージを与えてくれ!」
『はい』
ユージーンは洞窟を飛び出した!
ひとつめの怪物が現れた!
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