桜幻夢録書

あきさか

第6話 『紛失した鏡』

遊『いやー、幻想世界には色んな人が居るんですね。』

燈『気に入った?』

遊『ええ、勿論ですよ。こんな世界に一度住んでみたいと思っていた頃が懐かしいです。燈さん僕を幻想世界すてきなばしょに連れてきてくれてありがとうございます。』

燈『そんなに気に入って貰えて私も嬉しいわよ。さあ空閣城へ付くわよ。』

遊『はい。』

—空閣城—

遊『す、凄い大きい…!想像してたのと違って遥かに大きい!こんな大きな城今まで見たことありません…幻想世界ってやっぱ凄いですね!』

?『燈様お帰りなさい、それと遊様も。』

遊『えっ?!何で僕の名前を?』

咲『私の名は”加賀美 咲かがみ さき”です、能力は”鏡を操る程度の能力”です。貴女様が来るまで、神の鏡しんきょうで見ていましたから。』

遊『なるほど…あらためまして、僕の名前は城巛 遊です。初めまして咲さん。』

咲『はい。』

燈『咲早速で悪いんだけど皆んなを呼んできてくれるかしら?』

咲『分かりました、少々お待ちくださいませ。』

咲さんが皆んなを呼んでくる間僕は燈さんに幻想世界このせかいの事を色々と教えて貰った。

大雑把おおざっぱに説明すると

まず、この世界にはスペルカードルールというルールが存在すると言う事。

二つ目は、多種族がこの世界には住んでいる事。

三つ目は、この世界(一部だが)の人々はだいたい”能力”を持っている事。

四つ目は、この世界では”異変”と言う時には自然異変だったり、ある時は人が起こす異変だったりするなど…。
それらを解決する人の名を”異変解決者いへんかいけつしゃ”と呼ぶんだそうだ。

—数十分後—

咲『呼んできました。』

燈『ご苦労さま。』

咲『では、失礼します。』

みちる『私は”大波 みちるおおなみ みちる”です、能力は”波を操る程度の能力”です、種族は水神ですね。よろしくね遊さん。』

遊『よろしくみちる。』

神六『オレは”汀 神六なぎさ かむい”だ。能力は”色を操る程度の能力”だ、種族は幻獣神だな、よろしく遊。』

遊『うん。』

—咲の部屋—

咲『あれ?おかしいですね…ここに神鏡が置いてあったんですが……はっ!まさか、強い異変が?!とりあえず燈様に言わないと!』

—客室—

燈『それでね…。』

咲『燈様ーっ!』

遊『どうしたんですか?!』

神六『どうした!?そんなに慌てて…。』

咲『あの、自室に置いてあった紫の神鏡を知りませんか?』

燈『私は見てないわ……ま、まさか!?』

咲『多分ですけど…。』

遊『?』

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