Noah -ノア-

来美

第一話 黒の国編 part1

五百年前、ロイヤルの国に一人の男の子が生まれました。
男の子の名前は ノア と名付けられました。
その男の子、ノアは後に闇の妖精種族を封印した九人の英雄のリーダーと呼ばれることになりました。
しかし、闇の妖精種族は何者かに封印を解かれ世界のあらゆる国の生物たちの思考を変えたのです。
九人の英雄と闇の妖精種族の立場を逆に変えたのです。
それから九人の英雄たちは各地の国々の国宝に封印されました。
だが、五百年経過した今それを知るのは九人の英雄さがしの旅人家族のみです。

雪道を旅人家族を乗せた馬車が通る。
「ジャック! そろそろ宿屋に行かないと日が暮れるわよ。」
そう急かしてくるのはイヴリン姉さん、イヴリン姉さんが抱っこしてる女の子がアリス、姪で姉さんの娘である。
そして隣に座り込んで眠たそうにしてるのがエヴァンス兄さん、その向かいがフレディ 弟だ、そして俺は今は御者で次男のジャック。末の弟のテオ、 六人で九人の英雄が封印されてる国々に移動中だ。

「そういえば、これから向かう黒の国は肉食獣人が国民で外国人を受け入れるし、貿易が栄えているらしくてとくに肉や野菜とかね。だから友好的らしいよ。」
そう、フレディが言う。さすが知識がある勉強大好き君だなと思えた。
感心していると目的地までの泊まり場所確保のために予約していた宿屋が見えてきた。


二週間後
黒の国の正面門まで旅人家族たちは、ようやく辿取り着いたのです。
門をくぐるとどこを見ても肉食動物の耳と尻尾がついた人間そっくりな者たちがたくさん歩いていた。
「わお、此処が黒の国ね。」
町並みは、黒と白メインのモノトーンなお洒落なかんじです。
(そういや、九人の英雄の一人のグレースは虎の獣人で黒の国初代女王だったとかいってなかたっけ) 
「わぁ、見て見て!テオちゃん、人魚種族の人がいる!」
「そうだね、凄いね!綺麗だね!」
楽しそうに、アリスはテオと話している。


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