異世界デスゲームはスキルと共に

すぐ

アサシン・エスケープ(5)

「殺して欲しい?だって...?」
「はい、私はここに来る前、もう、人生に希望がなかったんです。そんな時にこんな場所に招集されました。」
彼女は辛そうに、
「正直、猫仮面には感謝してます。だって、ここでは、死ぬことが許されるから。」
「死ぬことが許される...?」
「ええ、現実では、死ぬことすら許されませんでした。親には迷惑をかけることなんて、できませんから。でも、」
彼女は嬉しそうに、
「ここでは、死ねるんです!こんな腐った世界に別れを告げ、私は神となります。なのに、あの男...山西健吾郎は、私が死ぬことを許しませんでした。」
彼女は、何を言っているんだ...
「ペア・レイドでは彼に迷惑がかかっちゃいますから、死なないつもりでした。あの男は、命を大切にしろ、なんて、そんなふざけた言葉を私に言ったんです。」
「ふざけてますよね、ここは殺し殺される場所、命なんかいらない、私は、早く無くなりたい。だから、」
彼女はもう一度、
「私を殺してくれませんか?」
そう、頼んだのだ。

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