異世界デスゲームはスキルと共に

すぐ

デスタイム・スタート

その後、デスタイムが始まるまでの時間、各々は自分の端末を見るしかなかった。自分が生き残る、その術を探しているのだろう。かくいう俺も、スキル習得欄を見つけたのだった。



スキル解放【あなたの残りポイント10】

習得可能スキル

炎の玉、5ポイント消費
水の玉、5ポイント消費
スピードアップ、5ポイント消費
パワーアップ、5ポイント消費






なるほど、今は弱スキルしか覚えれないようだ。だがそれでもあの威力、受けたらひとたまりもない。悩みに悩んだ結果、俺はこのスキルを習得した。

【風の加護】
【攻撃スキル耐性】

性能は習得しても分からないのか、使ったりするか、名前から判断するくらいしかないな。
「それでは、デスタイムを始めますが、その前にデスタイム、の説明をしようと思います。」
いつの間にか猫の仮面の男も来ていた。戦うしかない、戦わないと殺される。
「わしはまだ諦めてなんか...」
近くにいた山西健吾郎が呟いている。協力できる勇気なんて、俺にはなかった。

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