魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

神代の魔法使い編 #59 崩壊する心


リーシャ「なるほど、素晴らしい信頼関係ですねですが、貴方は私が排除します」

翼「そう簡単にやれると思われるのは心外だな」

構える翼

リーシャ「では改めまして、ザインが一人、風のリーシャですそしてさようなら」

翼を暴風が襲う

翼「魔法の発動速度が桁違いに早いが、俺の速度なら!」

一瞬で魔力強化を行い、リーシャの背後を取る

翼「もらった!雷閃ライセン!!」

リーシャ「確かに早いです、けど最速の属性は風です」

振り向きながら、剣で雷閃を防ぐリーシャ

翼「なんだと!?」

リーシャ「確かに、貴方の攻撃速度魔法の威力そして属性故の万能感はあるでしょうが、器用貧乏です」

いったん距離を取り体制を整える翼

翼「器用貧乏ね、言ってくれる」

リーシャ「さあ、踊りましょう?」




エルザ「こ、これは!」

天理「はああああ!!」

舞姫「逃しません!」

二対一の優位を生かし、エルザを追い詰める二人

エルザ「たかがそのていどで!!」

天理「甘いわよ!」

エルザの攻撃魔法を割断する天理

エルザ「やっかいな!」

舞姫「天理!左から!」

舞姫が右から肉薄する

天理「任せなさい!!」

二人の攻撃がエルザを完璧に捉える

エルザ「こんな、こんなことが!!」

舞姫「私達を甘く見たそれが貴女の敗因です」

天理「あんたと、あんたの仲間も私達が倒すわ」

エルザを追い詰める二人

エルザ「氷結する世界アイスエイジ

その時、エルザから膨大な魔力が発せられる

舞姫「これは!!」

天理「下がって!!」

目の前が白く染まり目を開けると辺り一面が凍り付いていた

エルザ「まだ、勝ったなんて思われるのは心外だ地味に戦うのは合わないから派手に行く」

天理「化け物ね」

舞姫「でも、そうでなくてはそれに私達は負けません」

エルザ「その余裕いつまでもつか!!」

エルザから飛来する氷のつぶてを躱しながら接近する二人

天理「虎の子よ!韋駄天イダテン!!」

風の魔力を纏う魔法を発動しそのスピードは通常時の比ではない

エルザ「隠し玉か!!」

舞姫「これで決めます!!銀閃ギンセン!」

舞姫が銀閃を発動し氷の攻撃を吹き飛ばす

エルザ「どこを狙って!!」

舞姫「天理!!私の魔法を!!」

エルザ「!?まさか!!」

天理の蜻蛉切に銀の風が巻き付く

天理「あんたの魔力受け取ったわ!」

エルザ「合体魔法!!」

天理「行くわよ!!銀閃蜻蛉切ギインセントンボキリ!!」

エルザ「あああああああああああああ!!!」

そのひと振りは、エルザを直撃しその銀の閃光は夜空を照らす

舞姫「これが」

天理「私達の魔法よ」

エルザに勝利する二人




ゼノン「エルザがやられたか」

ファラ「そんな、、」

イビ「あ~あ~エルチンやられちゃったか」

エルザの魔力の消失を感じるゼノン達

ゼノン「たとえ、仲間を失っても計画は止まらない」

イビ「そ~だよね~」

ファラ「もちろんです主」

ゼノンは空に浮かぶ月を見つめる

ゼノン「なあ、そうだろう?リーリエ、、、」




エルザ「私に、、勝った、、お前らにいい事を教えてやろう」

天理「あら、あんたまだ喋れたのね」

舞姫「良い事とは?」

エルザ「私の仲間が、お前らの仲間と戦っている」

ニヤリと笑うエルザに不気味さを覚える天理

天理「誰と、、」

舞姫「天理?」

天理「誰と戦っているのよ!!どこで!!答えなさい!!」

エルザに駆け寄り聞き出そうとする天理

舞姫「て、天理!落ち着いてください!」

エルザ「学園へ行きなさい、、、」

天理「学園!?」

エルザ「ああ、主、、、私は、、」

そこで、エルザは機能を停止する

舞姫「本当に、、人形だったのですね」

天理「いくわよ、、、、学園には翼がいるの」

舞姫「まさか!戦っているのって!」

その言葉を聞き終える前に走り出す天理

天理(つばさ!!待っていてすぐにいくから!!)




リーシャ「さて、あなたは存外大したことなかったですわね、どうして貴方のような存在を主様は」

翼「く、、、くそ、、」

ボロボロの状態で刀を杖代わりに立つ翼

リーシャ「早く倒れなさい、雷使い」

翼(体が、、うまく動かない、、、視界も靄がかかったよようだ、、、耳もほとんど聞こえない)

その時、翼の内側から声がする

==殺せ==

またお前か

==その体をよこせ、使ってやる==

前にも言っただろ、俺の体で勝手なことするな


===殺意に身を任せろ===

断る、お前になんてもう二度と渡さねえ

==殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ===


や、め、、、、ろ、、、、


==お前ものそんでいるそれを==

おれは、、、

===力を解放しろ、解き放て、そうすれば===


そうすれば、、、、

===”もっと楽しい”===

その声と俺の声が重なった気がした

リーシャ「さて、そろそろとどめをさしますか、さようなら」

そう言いながら、翼に剣を突き刺すリーシャ

リーシャ「な!?」

その剣を片手で受け止める翼

翼「、、、、アハハ、、アハハハハハハハハハハ!!!!」

翼から、息が詰まりそうな程の濃密な魔力があふれ出す

リーシャ「と、突然なにが!?」

剣を引っ張られ、翼の方へ引き寄せられるリーシャ

翼「おらあああ!!」

リーシャを力任せに切りつける

リーシャ「おまえ、、なんだ、、、」

翼「ああ~!?俺は、、、俺だよぉ!!」




次回予告

天理「この魔力と殺意、、、息が詰まりそう、、」

輝夜「だめええ!!」

翼「アハハハハハハア!!さぁ~!命乞いしてみろよ?」

黒神「あの殺意を制御できなければ、いずれ取り返しが付かなくなるぞ」

翼「俺、、、、、もう、、、、皆とは、、いられない、、、」

次回「狂気と殺意の雷神」


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