魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

神代の魔法使い編 #54 世界を壊す

遥か昔、それは神が生きていたとされる神代と呼ばれていた

「確りしてくれ!リーリエ!」

リーリエと呼ばれた少女が血だらけで少年に抱かれていた

リーリエ「ねえ、ゼノン、、、」

ゼノンと呼ばれた少年は涙を流す

ゼノン「リーリエ、、、ごめん、、僕は、、!」

リーリエ「ねえ、私達間違ってなかったよね?」

ゼノン「リーリエ?」

リーリエ「私たちは、、貧民街の生まれで何も持ってなかった、、それでも国の為に、世界の為に戦った、、、それは、、間違いじゃなかったよね?」

ゼノン「当たり前だ!!僕たちは、、絶対に間違ってなかった!!」

リーリエ「なら、、どうして、、神様は、、私達を救ってくれないの?」

涙ながらに少年に問いかける少女

リーリエ「私たちは、、奪わればかりで、、なに、、も、、」

ゼノン「リーリエ、、?リーリエ!!!!!!!」

握っていたはずの手は、ゆっくりと地面に落ち少女はこと切れる

ゼノン「こんな、、世界なんて、、」

少年は立ち上がり、戦場を空を睨みつける

ゼノン「神がこの世界を救わないなら、俺たちが奪われるだけの存在なら」

空には、極大に魔法陣が浮かぶ

ゼノン「なら、この世界をぶっ壊す!!」

その魔法は世界を白く包み上げる




その日は教室中がざわついていた

翼「転校生?」

雪音「そう!転校生が来るらしいよ!」

興奮気味に雪音が言う

勇気「しかし、転校生ね」

そう言いながら天理に視線を向ける勇気

天理「なによ、いいたいことがあるの?」

美香「そういえば、天理ちゃんも転校生だもんね?」

勇気「ああ、あの時は美少女が来たと思ったのに」

雪音「まさか、鳴神君の許嫁だったしね~」

翼「おい、俺は被害者だぞ」

天理「被害者って何よ!私は帰国しただけそこに翼がたまたまいただけなの」

勇気「たまたまね~、今回もたまたま翼の知り合いじゃなければいいが?」

翼「そんな偶然あるわけないだろ」

その時教室のドアが開き、黒岩が入ってくる

黒岩「おいお前ら、今日は転校生がいるとりあえず入れ」

「失礼します」

そこに入ってきたのは、白髪に灰色の瞳をした少年だった

黒岩「はい、じゃあ自己紹介ねよろしく」

ゼノン「初めまして、ゼノンといいますよろしくお願いします」

「きゃあ!!!!」

「男かよ!!!」

ゼノンの自己紹介と共に教室から2種類の声が上がる女子は黄色い悲鳴を男子は絶望の断末魔を

黒岩「はしゃぐな!!餓鬼ども!!!ゼノン、お前の席はあのやる気なさそうな奴のとなりな?」

翼「あの不良教師だれがやる気なさそうだ」

天理「まあ、確かに」

勇気「納得」

雪音「仕方ないよね」

美香「ドンマイ」

翼「お、お前らな、」

その時、横に来たゼノンが話掛けてくる

ゼノン「よろしく、僕はゼノン君は?」

翼「ああ、俺は鳴神翼だよろしくな」

そういい握手をする二人、その瞬間翼に一瞬泣きながら少女を抱き憎悪に満ちたゼノンのイメージがフラッシュバックする

翼「お前、、」

黒岩「おい鳴神、お前がどんな趣味でもいいがいつまで手を握ってんだ?」

翼「わ、悪い!」

ゼノン「大丈夫だよ、よろしくね?」

(一体、何だったんだあれは、、)




天理「な~んか胡散臭いのよね」

突然、天理が言い出す

翼「なんだよいきなり」

雪音「もしかして、ゼノン君の事?」

勇気「まあ、確かに普通とは違う空気というか雰囲気だよな」

そう言いながら帰宅したゼノンの席をみる一同

翼「まあ、気にしても仕方ないし帰ろうぜ」




ゼノン「もう少しだよ、リーリエ」

ゼノンは1人自室で鏡に向かって話していた

ゼノン「この平和ボケして呑気に暮らしてるやつらに俺たちの苦しみを味合わせてやる」

窓から見える月を睨み

ゼノン「この世界をぶっ壊す」

その背後には、4人の影




次回予告

輝夜「最近町で一般人が襲われているらしいの」

黒岩「授業が終われば真っ直ぐ帰宅だ」

翼「お前らはなんだ!」

「我々は、魔力を集め主も目的を果たす」

勇気「こりゃ、ヤバいな、、」

次回「魔道人形」




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