魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

班別対抗戦編 #44 新たなる祭り

黒岩「あ~最近いろんなことあったけど、今年もやってきましたこの時期が」

(あ~退屈だな、、授業サボって帰ろうかな)

黒岩「入学後すぐに決めたと思うけど、今度1年の班別対抗戦が開催されるからな」

(しかし、ここ最近いろんなこと起こりすぎなんだよな、、俺なんて何回死にかけたか)

黒岩「てことで、班のリーダーは申請書もって来るようにわかったか?」

(しかし、もう夏だよな暑いし、、てか風紀委員はなんで夏服まで黒なんだよ暑いだろ)

天理「ちょ、ちょっと翼」

その時背後から天理に小声で声を掛けられるが、時すでに遅し

翼「なんだよ」

黒岩「さて、俺の話聞いてたのか鳴神?」

そこには鬼がいた

翼「ええと、、、なんでしたっけ?」

冷や汗が止まらない翼、その後悲鳴が鳴り響いた

天理「全く、何してんのよバカ」

雪音「暑くて話聞いてなかったみたいだね」

勇気「ああ、いつもの翼って感じだな」

美香「でも、本当に熱い、、」

すっかり、夏服に着替えている、一般生徒は白のシャツのみになっている

天理「でも、風紀委員は黒のシャツで暑いったらないわね」

翼「全くだ、俺も白がいい」

雪音「それで、鳴神君申請書出しに行くんでしょ?」

申請書?なにそれ?

翼「なにそれ?」

天理「本当に聞いてなかったみたいね」

勇気「今度、班別対抗戦手のがあるみたいだぜ、個人だけじゃなくチームとしての力を見たいんだろうな?」

翼「おいおい、また面倒な、、」

天理「まあ、同じ学年の人間の力を見れるのはいい機会よね」

雪音「ところで天理さんは班どこなの?」

天理「え、、、、、、」

暫くの沈黙

天理「ちょっと!私まだ班決まってないんですけど!?」

勢いよく俺に迫る天理

翼「おい、落ち着けってうちに入ればいいだろ?」

天理をなだめながら言う

天理「まあ、翼がどうしてもって言うなら仕方ないわね」

雪音・勇気・美香・「「す、素直じゃない、、」」

翼「さて、んじゃ申請書出してくるわ」

雪音「場所わかるの?」

翼「ああ、暁のところだろ?今回も実行委員は生徒会ってな」

そいいい教室を後にする翼

美香「行っちゃった」

勇気「まあ、いいだろ」

天理「さて、じゃあ私たちは先に帰りましょう」

雪音「え?待たなくていいの?」

意外そうに聞く雪音

天理「ええ、いいのよ行きましょう」





生徒会室

翼「失礼します」

生徒会室に入ると見慣れた顔がいた

輝夜「あ~つー君だ!いらっしゃい!」

暁「やあ、来ると思ってたよ翼」

翼「まあな、ほれ申請書だ」

暁「うん、問題ないみたいだね」

翼から受け取った書類を確かめる暁

翼「お前ももちろん出るんだろ?」

暁「まあね、やっぱり本田さんは君の班に入ったかこれは手ごわそうだ」

翼「お前こそ、どうせ参宮と同じ班だろ?やり合いたくないもんだ」

暁「優勝目指してるからね、それに僕は本気の君と戦いたいよ翼」

翼「勘弁してくれよ、俺めちゃ弱いんだぞ?」

暁「じゃあ、そういう事にしておくよ」

輝夜「いいなあ、、青春だね~」

奥からお茶を持って出てくる輝夜

暁「会長、ありがとうございます」

翼「それじゃ、俺はいくぜ」

輝夜「ええ~!せっかくお茶入れたのに~!」

ブーブーいう輝夜を無視して生徒会室を後にする





校門前

天理「随分遅かったわね」

翼「天理」

校門前には天理が待っていた

翼「何だよ、先に帰ったんじゃなかったのか?」

天理「ええ、皆は帰らせたわ」

そういい、翼の横に来る天理

翼「そうか、なら俺らも帰るか?」

天理「ええ、帰りましょう」

朱雀たちの一件以来天理は前にも増して翼の傍にいることが多くなった

翼「なあ、近くない?」

天理「聞こえないわ」

そういい、腕を組む力が強くなる天理

翼「おい、力を強めるな当たってる」

天理「へえ~?なにが当たってるのかかな?」

(こいつ、、わざとやってんな、、)

翼「はぁ~、まあいいや」

天理「むぅ~!」

頬を膨らませ不満げな天理

翼「リスみたいだな」

天理「失礼ね!誰がリスよ!」

そんなこんなふざけながら帰宅する二人だった






次回予告

輝夜「それじゃあ~!いっくよ~!」

翼「これって、俺必要かな?」

天理「あんたらじゃ私には勝てないわね?」

舞姫「手加減はしませんから」

斉藤「さあ~!最強チームはどこだ!!!」

次回 女の同士の宣戦布告









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