魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

学園内抗争編 #33 浸食する殺意

しかし、結構大事になってきたな

天理「それにしても、敵の目的は何なのかしら」

翼「さあな、単に俺ら風紀委員にケンカを売ってるだけとは思わないが」

だが、狙わええる生徒達が増えているのは間違いない

天理「今は私達が対処できているけど今後はどうなのかわからないし」

翼「そうだな、天理も気をつけろよ?」

天理「あら、私があんな連中に負けるとでも?」

翼「お前の実力を疑っているわけじゃないが、要人に越したことはないだろ?」

確かに今の相手なら負けはないだろうが、何だか嫌な予感がする

天理「わかってるわよ、でも翼も気を付けてね?」

そういい、俺に抱き着いてくる天理

翼「お、おい!こんなところでっ!」

天理「あら、こんなとこじゃなければいいのかしら?」

こいつは、俺の事をからかって

天理「大丈夫よ、こんな夜道誰も見ていないわ?」

その時、背筋に冷たい気配を感じた

翼「誰だ!!」

「ほう、俺に気配に気が付いたか?噂通りにやるようだな」

そこには、身長が2mほどの大男がいたそしてこいつから感じる魔力

翼「やれやれ、こんな時間まで襲撃とはご苦労なことだな」

天理「貴方、何者?例の襲撃犯の1人でいいのかしら?」

「まあ焦るなよ、俺が用があるのは鳴神おめえだ」

こいつも俺が狙いか、、、

翼「全く、人気者はつらいね~名乗りな俺だけ知られているのはフェアじゃないだろ?」

「それはそうだな?俺は2年の亜門剛毅アモンゴウキだ、よろしく雷光?」

天理「亜門剛毅、2年の次席生徒、、、」

翼「それじゃあ、先輩俺ら帰るんでって帰してくれる雰囲気でもなさそうだな」

亜門「ああ、わりいが此処でくたばってくれよ、俺らの革命にお前は踏み台になってもらうぜ!!」

次の瞬間、その巨体に似合わないスピードで突進してくる亜門

天理「速い!!」

翼「下がってろ天理!!」

亜門「お~おかっこいいね!!女を守るか!!!」

亜門の突進を受け止める

翼「この!なんてパワーとスピードだよ!」

こいつ本当に人間か?防御した腕が痺れる

亜門「ほうやるな?だが俺様相手に得物を使わねえ気かよ!!」

がら空きだった、横腹を思いきり蹴り飛ばされる

天理「翼!!」

亜門「かっははははは!その防ぎ方失敗だったなあ?」

あ~痛えわ、俺じゃなきゃ死んでるぞ

翼「仕方ねえ、こいつを使うのは久しぶりだな」

こいつは手を抜いてる場合じゃねえな

亜門「ほう、それが村正かようやくやる気になったな?」

村正を抜刀し構える

亜門「さて、味見させてもらうぜ!鳴神ぃ~~!!!!」

翼「悪いがすぐに終わらせてもらう!!」

雷を纏い最速で亜門の背後を取る

亜門「いつの間に!?」

翼「貰った!」

亜門へ完璧なタイミングで放つ一撃

亜門「ところがってやつだな?」

翼「なに!?」

激しく鋼同士を打ち付ける音が発せられる

天理「そんな!?」

亜門「流石のお前も俺の障壁を斬り裂けなかったようだな?」

翼「そうか、お前の魔法それは、、、」

亜門「ああ、俺の魔法のリソースはすべてこのっ障壁を使用する魔力に当たられているんだ!」

いったん距離を取り体制を立て直さねえと!!

亜門「逃がすかよ!」

着地のタイミングを狙い障壁が左右から迫ってくる

翼「こんなもの!!」

亜門「無駄だぜ!!潰れちまいなああああ!!!」

天理「だめ!!避けて!!!」

左右からの障壁に押しつぶされる翼

亜門「こいつでとどめだぜ!!!」

更に上正面背後から障壁で押しつぶされる

翼「しまった!?」

その障壁ごとひときわ大きな障壁で押しつぶす亜門

天理「そ、そんな、、」

亜門「なんだぁ?思ったより大したことなかったな」

そこには地面に倒れる翼

亜門「さて、お次はお前だ本田」

天理「許さないわ貴方!!」





意識が薄れていく、、、、、

俺は、負けたのか?

その時、声が聞こえた

===ここでおしまいか?=====

なんだ?

===動けないのか?===

誰だお前、、

===お前は俺さ、戦えなのならその体をよこせ===

何言ってるんだ?

===俺は人を斬りたくてたまらないんだ===

俺は人なんて斬りたくない

===だがお前の大切な物は壊されるぞ?===

それは嫌だその為に戦うと

===ならへたくそなお前の代わりに俺がやってやる===

===壊せ、潰せ、斬り裂け===

===そして、殺せ===

そこで俺は黒く染まった




亜門「はははははは!やるなあ!!」

天理「このおおお!!」

亜門「喰らいな!!五重障壁ゴジュウショウヘキ

天理を囲むように展開される障壁

天理「我が槍に絶てぬもの無し、割断せよ蜻蛉切!!」

亜門「まさか、、」

障壁全てを割断する天理

亜門「だが、甘いぜ!!」

天理「しまった!」

その時、強大な魔力と凄まじい殺意が亜門の背後から襲う

亜門「な、なんだってんだ、、?」

天理「つ、ばさ、、なの?」

そこには、月明かりに照らされる赫い刀を携える夜叉が立っていた




コメント

コメントを書く

「学園」の人気作品

書籍化作品