英国オクスフォード学院編　＃２５　雷の妖刀使い

激しい魔力の衝突により会場の状況は客席からは見えない

翼「どうなったんだ、、」

舞姫「これでは見えませんね」

会場には緊張が走る、この勝負に皆息を飲んでいた

アーサー「失態だな」

煙が晴れ、そこには４人の人影が見えたが

雅「あ、あんた」

雅の目の前には、暁の姿があったが暁は立ったまま気を失っていた

雅「よく頑張ったわよね、私もあんたも」

そういって、優しく暁を抱きしめる雅

ランスロット「その男、宮本暁といったか騎士としてその男に敬意を、、」

ガウェイン「王よ、申し訳ありません、、」

ガウェイン、ランスロット両者ともに倒れる

斉藤「え、円卓の騎士両名戦闘不能！勝者極東、参宮、宮本コンビ！！」

舞姫「あの二人なら当然ですね」

翼「ああ、極東最強コンビだからな」

この交流戦極東と英国２勝１敗で極東の勝ち越しだ

アーサー「これで、よくて引き分け最悪負けだな」

斉藤「それでは、最終戦を３０分後に始めます」

医務室

天理「あら来たのね」

翼「元気そうだな天理」

俺たちは最終戦を前に負傷した天理と先ほど医務室に運ばれた二人の見舞いに来た

暁「やあキング、しっかりとつなげたよ」

雅「私たちのバトンしっかりと受け取ってよね」

翼「お前ら、、」

この二人は俺が勝つことを信じて、、、

翼「参宮さんさ、そんなクサイ子と言うキャラだっけ？」

雅「ちょっ！笑うなし！」

舞姫「でも、大丈夫です翼君は勝ちますよ」

天理「そうね、どうせあの王様は出てこないんだろうから私を負かしたあいつが来るわ」

俺は、俺の事を信じてくれるこいつらの為に何ができるんだろうか、、、

翼「ああ、お前らの想いは受け取っている、、じゃあ行ってくる」

天理「翼！！」

天理に呼び止められ足を止める

天理「信じてる、、、、だから何も言わないわ」

舞姫「ええ、私もです英国に負けないと」

暁「うん、僕らのキングは君だ」

雅「たまには見せてよねあんたの本気」

俺がみんなの為に、、、できること、、、

翼「お前らの想いは無駄にしねえよ、だから待ってろ」

覚悟は決まった、俺は俺のできることを、、、

会場

斉藤「それでは、交流戦最終試合を開始します」

相手は、やはり初戦で天理を倒したトリスタンか

トリスタン「貴方は私をどれほど楽しませてくれますかね？」

こいつ、、、楽しませるだと？

翼「今からお前らの王様に負けた時の言い訳を考えとくんだな」

斉藤「それでは、最終戦開始！！」

俺が、あいつらの為にできることそれは

トリスタン「お前も！あの女と同じようにくたばれ！！！」

翼「俺は、俺の力を皆の想いの為に戦う！！」

その身は雷光と化し、目にも止まらぬ速さでトリスタンに肉薄する

トリスタン「ば、バカな！？こ、こんなこんなことが！！！」

トリスタンから発せられるホーミング弾をすべて置き去りにする速さ

翼「お前の技はもう見飽きた」

そして、神速の一撃をすれ違いざまに浴びせる

雅「つ、強い」

暁「あ～あ、僕がやりたかったなあ」

その強さは、圧倒的そして翼はまだ刀を抜いていない

舞姫「これが、翼君の本当の力、、」

天理「まだまだ、こんなもんじゃないわ」

輝夜「そうだね、本気のつー君はもっと強いよ～」

そこえ輝夜がやってくる

雅「会長！？なんでここに！？」

天理「あら、きたのね」

輝夜「もちろん、天理ちゃんの仇はつー君がとってくれるよ」

そうね、と返し試合に注目する

トリスタン「お、俺は、、、円卓の騎士だぞ、、」

翼「だったらどうした、お前は俺より弱い負けを認めろ」

トリスタン「ふざけんな！！俺は極東の猿に負けるわけねえだろおおお！！」

トリスタンの弓に魔力が凝縮されていく

翼「トリスタン！！」

トリスタン「くたばれ！！七発の魔弾セブンバレット！」

七発の一発一発が必殺の魔弾が放たれる

翼「愚かな、村正お前が俺の心を喰らう妖刀なら俺の心に応えろ！！」

天理「翼なら、きっと村正を」

輝夜「制御できる！」

翼「一刀流居合一閃イッセン」

その一撃が七つの魔弾全てを切り裂く

トリスタン「そんな！？一撃で！！？？」

その直後トリスタンの首筋に剣が添えられる

翼「俺の勝ちだトリスタン」

トリスタン「クソおおおお！！」

斉藤「しょ、勝者！！極東鳴神！！！」

天理「圧倒的だったわね」

舞姫「凄かった」

暁「それでこそ僕らのキングだ」

雅「それにしても、相手はこれで黙っているのかしら」

そういって、視線を英国陣営に移す

アーサー「面白いなあの男」

ランスロット「我らの敗北です」

アーサー「だが、これでは本国に示しが付かんだろうよ」

そうさ、それに個人的にあの男に興味がわいたぞ

アーサー「雷の妖刀使いか、、」

お前は俺の獲物にしてやる