異世界でバイオハザード

チーズフォンデュ

旅立ちの日

「よし、行くか…。」

僕は必要最低限のものを持ってB.F.Wたちと共に洞穴を出た。今いるのはZ−8号のバーサークと同じくバーサークである10号、11号、12号とZ−9号のイージスを連れて僕は東の魔族の集落へと向かう。ちなみにZ−10号、11号、12号は9号のイージスを作った後に作った《朱雀》と呼ばれる冒険者をZ−ウイルスを打ち込んで変異させたB.F.Wだ。巨大な男であったガメルと呼ばれていた男は10号になり、その大きさなんと5メートルと巨人となっている。身体には至るところに硬質化した皮膚が覆っており、黒っぽい色をしている。ステータスはこれだ。

Z−10号

種族 バーサーク
年齢 ???
体力 6308
魔力 0
筋力 3980
耐力 5793
速力 201
知力 63

このステータスを見るかぎりではやはりZ−ウイルスを打つ前の個体によって変異の仕方が若干変わるようだ。大まかに見ればバーサークでは在るもののステータスは異なっており、それぞれの個性を持っているのだ。

そして次にZ−11号は《朱雀》のリーダーを務めていたパーシェイスにZ−ウイルスを注入したB.F.Wで見た目はバーサークの特徴である血管が大きく浮かんでおり、白い眼球に狂ったような表情をしている。胸には心臓が大きく肥大化しており、盛り上がって大きく浮かび上がっている。そしてなんといってもこの個体の特徴は両手の爪が大きく肥大化そして鋭利になっており五本の爪でどんなものでも切り裂けそうだ。ステータスはこれだ。

Z−11号

種族 バーサーク
年齢 ???
体力 5690
魔力 0
筋力 6703
耐力 3088
速力 279
知力 65

となっている。この個体では筋力が大幅に高い特徴のあるバーサークだ。

そして最後に女のアルとかいう僕にめちゃくちゃ文句を言っていた印象に残ってる冒険者にZ−ウイルスを注入したB.F.Wだがこのバーサークはほかのバーサークと違い胸が残っており、体格も女らしい。しかしそれでも筋肉は男をベースに作ったB.F.Wより盛り上がってないだけでかなり発達している。他のバーサークは肥大化しすぎたせいで服が破れて脱げてしまったがこの個体では少ししか肥大化しておらず、背丈は百八十センチほどで服が残っているため大事なところはポロリしていない。よかった…。イージスは全身が半透明のすべすべの肌でなんというか皮膚という感じはせず、まるで灰色のガラスのような見た目で乳首やヘソなどはなくなっているのだ。
Z−12号のステータスはこれ。

Z−12号

種族 バーサーク
年齢 ???
体力 4890
魔力 0
筋力 4637
耐力 4072
速力 429
知力 60

と、なっており、まあ速力が高いくらいであとは大したことはない。

ギロッ!

!?あれ?今なんかZ−12号に睨まれたような…。いや気のせいに違いない。Z−ウイルスを打ち込まれB.F.Wに記憶なんて残っているわけがないんだから…。……え?大丈夫だよね?

このB.F.Wに囲まれたなか、僕は東にある魔族の村になぜ向かうかというと一つは僕の洞穴が冒険者に目をつけられているからだ。しかし冒険者たちがゴブリンキングの巣と勘違いしている間に逃げ出そうということだ。研究書類や実験道具はだいたいB.F.Wに破壊させ、大事なものや、代用のできないものは持ち出した。例えば黄金の果実の培養したものやZ−ウイルスなどである。
そして二つ目は魔族は様々な種類が存在しており、例えばヴァンパイアや巨人族などであるが僕のB.F.Wも魔族と言えば無事に村の中に侵入できると思ったからだ。

しかし魔族と言えばこの世界では強者に分類されている。伝説の魔族などは世界の数パーセントを収めているとかなんとか…。そしてこの世界にはファンタジーお馴染みの魔王が存在する。しかも何人も!なぜなら魔族たちは多数の土地を収める王が存在しており、その王こそが魔王と呼ばれているからだ。《輝石》というパーティーの女冒険者に吐かせた情報によると今は六人の魔王が存在しており、それぞれが全ての魔王の土地を奪い天下統一を目指し、大魔王を目指せているらしい。

そして今回行く魔族の村は六大魔王のうちの《毒蛇の魔王》と呼ばれるメニキスという魔王が収めている領土に行く。ここでは主にルネート族と呼ばれる魔族が住んでいる場所で特徴は頭に2本の角が生えており、高い魔力を持っていると言うことだ。逆に言えば他は人間と一緒でステータスも同じ程度の魔族の中では弱い部類らしい…。

最後に3つ目の理由は魔族をZ-ウイルスを注入したらどんなB.F.Wが生まれるか楽しみで仕方がない。

「行くか…。そういや、どれくらいかかるか
聞いてなかったな…。ま、気ままに行くとしよう。」

あ、いい忘れてたけど《輝石》と名乗るパーティーはそのまま放置してきた。なぜなら黄金の果実の培養にも時間はかかり、1ヶ月に一個手に入るくらいの頻度なのでもう一度バーサーク級のB.F.Wを作るには黄金の果実を最低でも3個くらいは欲しいため、あえなく断念してきた。今まで見てきた中で1番強い人間だったため、もしB.F.Wになっていたなら最高傑作になっていたかもしれない…。

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