恋に運ばれて

アオハチ

観覧車

 みんなと合流しまだ行ってない店やアトラクションに乗ったりしているうちに太陽も低い位置になってきた。すると......

 「最後に観覧車乗らね?」と渚が提案し、皆も合意したが渚の提案はまだ終わっていなかった。「待て待てまだ話は終わってない。ここには男女3人ずついるだろ、だからさ男女1人ずつで乗ろうぜ。そっちの方が楽しそうだし仲も深まるだろ」
 賛否の結果は賛成が2人、反対が1人、どちらでもいいが1人、1人で乗りたいが1人となり多数決で決行になった。
 そして、男女別々でグーチョキパーを決め、同じ人同士が乗ることになった。

 「なんでお前なんだよ」「知らないよ。運なんだからしょうがないじゃん」こいつと2人になるといつも言い合いをしている気がする。「出来れば木下がよかったな......」「......えっ!?もしかして......好き?」こいつの頭はどうなってんだか「アホか、たいして関わってないのに好きになるわけないだろ。ただあいつもインドア派だろうから気が合うかもって思ってただけだし」すると冷めたようにつまんないと言った。そしてすぐに話題は変わった。「見て見て!夕日キレイだよ」一応外を見てみる。「すげぇ高ぇ」
とだけこぼれた。

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