140文字のお話

みず

『おやつのじかん』

その柔らかなボディにとっては絨毯すらも固すぎた。

べちゃっと悲しい音を立て、僕のプリンは四方に散った。


ニヤニヤと僕を見つめる小さな悪魔。

こいつは人の不幸が大好物なんだ。


僕の周りをクルクル回ると、フォークに絡まった灰色の何かをうまそうに啜った。

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