スピリッツウィッチ~ダンジョン攻略がんばります~
第六十七話 指名依頼 3
村に来てすぐにモンスターとの戦闘になった。目の前に居るモンスターはイノシシ型。
こちらに気づいていない様子で畑の作物をあさろうとしている。
数は五体。余裕かな? などと思いながら、
「ウインディー憑依」
風の精霊と融合する。火の精霊フレイでは畑の作物に被害を出してしまう可能性がある。土に雷、他の精霊でも被害を出す可能があるため今回はウインディーと融合した。
まだこちらにも気づいていない様子のモンスター達。
「ウインドエッジ!」
風の刃を数発飛ばす。それは一体のモンスターへと命中した。三つに切断されて崩れ落ちる。それにより他のモンスターがこちらに気づいた。作物を荒らすのをやめてモンスター達の視線がこちらに集る。
「ミレイ様!」
横からフレイの声が聞こえてくる。
「どうしたの?」
モンスター達から視線を外さずに返事を返す。
「モンスターがこちらを見ています」
「分かってる。でも今はこちらを見ているだけだよ」
だが。一体のモンスターが勢いを付けてこちらへと突進してこようとしている。後ろ足で地面を何回も蹴っている。
「ウインドアロー」
風魔法の一つであるこの魔法は、風の弓矢で的を射貫く魔法。真っ正面から突進してくる相手に凄く楽に当てられる。
私の放った魔法は一直線にモンスターの脳天を貫通して行く。
「二体目! 後三匹ね」
私が一気にけりを付けようと考えたそのとき、三匹の中で一番大きいモンスターが声を上げた。それと同時に他の二体が別々の行動を取り始める。一体は右にもう一体は左に動く。
「挟み撃ちかな?」
思った通り左右からモンスター二体が突っ込んでくる。
私は、二体めがけて、
「ウインドエッジ」
風の刃を左右から向ってくるモンスターに向って放つ。それにより真っ二つになる二体のモンスター。
最後に残るのはボスと思しきモンスターのみ。
「どう倒そうかな?」
などと頭をかしげながら考えていると真っ正面から攻めてくる。このモンスターはこれしかやれることはないのかと思ってしまう。
「ウインドショット」
風の弾を一発放つ。それにより最後のモンスターも討伐完了。
あっさりと終ってしまったモンスター討伐。
私は、モンスター達からドロップした宝石を異空間収納にしまい村長の家へと戻っていた。
「もう、討伐なされてのですか!」
村長の家へと戻り先程の討伐の事を話すともの凄く驚かれた。
「まだ一日も経ってませんぬぞ」
聞かれたので、ギルドカードの討伐したモンスターが記載されている部分だけを見せて納得してもらった。
それから依頼書に完了印を貰い、私達は村を出て街へと戻っていった。
こちらに気づいていない様子で畑の作物をあさろうとしている。
数は五体。余裕かな? などと思いながら、
「ウインディー憑依」
風の精霊と融合する。火の精霊フレイでは畑の作物に被害を出してしまう可能性がある。土に雷、他の精霊でも被害を出す可能があるため今回はウインディーと融合した。
まだこちらにも気づいていない様子のモンスター達。
「ウインドエッジ!」
風の刃を数発飛ばす。それは一体のモンスターへと命中した。三つに切断されて崩れ落ちる。それにより他のモンスターがこちらに気づいた。作物を荒らすのをやめてモンスター達の視線がこちらに集る。
「ミレイ様!」
横からフレイの声が聞こえてくる。
「どうしたの?」
モンスター達から視線を外さずに返事を返す。
「モンスターがこちらを見ています」
「分かってる。でも今はこちらを見ているだけだよ」
だが。一体のモンスターが勢いを付けてこちらへと突進してこようとしている。後ろ足で地面を何回も蹴っている。
「ウインドアロー」
風魔法の一つであるこの魔法は、風の弓矢で的を射貫く魔法。真っ正面から突進してくる相手に凄く楽に当てられる。
私の放った魔法は一直線にモンスターの脳天を貫通して行く。
「二体目! 後三匹ね」
私が一気にけりを付けようと考えたそのとき、三匹の中で一番大きいモンスターが声を上げた。それと同時に他の二体が別々の行動を取り始める。一体は右にもう一体は左に動く。
「挟み撃ちかな?」
思った通り左右からモンスター二体が突っ込んでくる。
私は、二体めがけて、
「ウインドエッジ」
風の刃を左右から向ってくるモンスターに向って放つ。それにより真っ二つになる二体のモンスター。
最後に残るのはボスと思しきモンスターのみ。
「どう倒そうかな?」
などと頭をかしげながら考えていると真っ正面から攻めてくる。このモンスターはこれしかやれることはないのかと思ってしまう。
「ウインドショット」
風の弾を一発放つ。それにより最後のモンスターも討伐完了。
あっさりと終ってしまったモンスター討伐。
私は、モンスター達からドロップした宝石を異空間収納にしまい村長の家へと戻っていた。
「もう、討伐なされてのですか!」
村長の家へと戻り先程の討伐の事を話すともの凄く驚かれた。
「まだ一日も経ってませんぬぞ」
聞かれたので、ギルドカードの討伐したモンスターが記載されている部分だけを見せて納得してもらった。
それから依頼書に完了印を貰い、私達は村を出て街へと戻っていった。
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