異世界にいったったwwwww

あれ

二十二

 「正義」とはなにか?


 些か、無知な翻訳者(筆者のこと)は思う。日本語で正義と言われてもその実、どうも輸入品という感が否めない。まだ、バランスやルールという言葉のほうが日本語として定着しているとも思える。あくまで、私見である。


 では、漢字でも書かれた「正義」が何故そう思えるのか? その一つに概念に思われる。というのも、日本の古譚では、古来、日本武尊などは正義というよりも悲劇に日本人の琴線が触れることが大きいと思われる。それは、例えば外国のベーオウルフにも言える。




 例えば近現代において、正義について語るJ・ロールズなどが原理として明確に提示している。


 あるいは、人間の集団組織として分析したマズローなども援用すればあるいは、正義という根本にぶち当たるのだろうか?






 しかし、残念ながらこの大陸(異世界)では、まだそのような社会科学は発展しえない。代わりに、かの有名なホメロスのような時代の原始的人間たちの躍動が今だ尚、息づいている。とはいえ、それは人間集団の社会科学的見地に開かれようとしている丁度分かれ目であった――。




 大陸歴1300年代。




 人々は、神を、そして自然を恐れずに〝文明”を着実に構築し始めた。








 

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