異世界の錬金術

cicada

第二話 あと一時間寝ても朝飯食わなかったら間に合う

俺の名前は鳥飼英二。まあ今はアークっていう名前で赤ちゃんやってんすけどね~。まさか、0才からスタートとは思ってもみなかったぜぇ。

赤ちゃんライフはそれなりの快適生活だ。母ちゃんのおっぱいはうまいし、寝ているだけの毎日。まさに俺が目指していたぐうたらライフ。

だが暇だ!することがない!まるで牢獄だ!

というわけで、最近のマイブームは筋力トレーニングだ。毎日手をにぎにぎしたり、赤ちゃんベッドの柵をつかんで体を動かしたりをへとへとになるまでやってから、母さんにおっぱいをもらってぐっすりの生活をもう約一年ちょっと続けている。

発見もあった、転生のときにスーツ姿のお姉さんが言っていた強力なスキルとやらが気になってどうにか調べようとしたのだ。テンプレだとステータスプレート的なやつがあってそこで自分のステータスが確認できるのだが、どうやって出すのかわからず試行錯誤していたある日、父親がどっかの教会かなんかの牧師さま的な人を連れてきたのだ。

おいおい、この家は宗教に入っているのかぁ?まずいなぁ神なんて俺は信じれねぇぞ。存在自体は転生とかしちゃったわけだから信じてもいいが、よくわからないものは信用できん!

なんてことを考えていると、牧師様(仮)が何かをつぶやき手をかざしたかと思うと、

ブオンッ!!!

どっかのライトセーバーみたいな音を出して光の板が出現した。

うおおおお、これはまさしくステータスプレート!!!なるほど!ステータス確認はステータス魔法を使わなければならなかったのか!!!いや俺使えへんやん。

と、思っていたんですがねぇ。結構できるもんですなぁこれが。ステータス魔法は簡単にできた。

で俺のステータスはこれ。

名前 アーク
種族 人間
性別 男
Lv 0
経験値 0/1
HP 3/3
MP 4/5
力  1
防御 2
魔力 1
敏捷 2
器用 5

スキル
錬金


よぉわぁい。弱すぎる!!!

この世界の赤ちゃんはこんなものなのか?だがおかしい、力1はおかしい俺の日々のトレーニングは無駄だったのだろうか。まあ無駄だったところで暇だからやめないのだが。

ちなみにステータス魔法が使えることは両親には秘密だ。まあ不自然だからなぁ。ステータス魔法は一回開くためにMPを1消費するらしいので5回開いたらMP切れになる。

よし!!やってやるぜぇ!!ステータス!ステータス!ステータス!ステータス!、、、、。

パタ、、、、、。

もうお分かりだろう、鳥飼英二はバカである。

いやぁ、魔力切れで死にかけるとは、転生して秒でゲームオーバーになるとこだったぜ。MP0は死にかけるからMP1残しでトレーニングすることにしよう。

とりあえず、今はトレーニングかなぁやることないし。あと言語習得、どうしよう日本語が邪魔して習得が遅れたら。

まぁ、どうにかなるか!あはははははは。

鳥飼英二はバカである。



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