〜転生した少年は、この世界を生きる〜 〔勇者もめんどくさくなったので、ただの冒険者始よっかな〜〕
#8 とあるお茶の席で
朝ごはんを食べ終わったら、今日も魔法の訓練だ。
『じゃあ、今から回復魔法について、教えます!』
「『お願いします!』」
まず回復魔法だが、回復魔法だけ使う人によって適性があるらしい。
俺は、もちろんと言って良いのかあった。
由莉も、適性があった。
そして、回復魔法には、ランクがあるらしい。
MPの量が高いほど、ランクも高くなる。
まぁ、ありきたりな感じだな〜
『じゃあ、実践してみましょうか!真斗さん、手をちょっと切ってもらえますか?』
「…え?今なんて?」
『手を切ってもらえますか?』
「手、ですか…  切り傷だけですよね?」
『すいません…切り落としてください!大丈夫ですよ!私、回復魔法は得意ですから〜えへへ〜』
「『はぁぁぁぁぁぁぁあああ!?』」
そのあとは、ご想像にお任せします…
まぁ、城に悲鳴が響き渡ったのは、言うまでもない…
訓練も終わり…
「そういえば、アリーシアさんとお茶の約束してたな」
ゾクっ!!!!!
さっきの思い出して寒気と吐き気が…
落ち着け〜落ち着け〜
フゥ〜
『真斗さん〜!』
ゾクっ!!!!!
「あ、あ、アリーシアさん!ど、どうしたんですか?」
『さっきはすいませんでした!』
「……ほ、ほんとですよ!今でも寒気が…」
『すいません……私、回復魔法のことになるとつい…』
彼女は俯いて反省しているみたいだった。
まぁ、反省しているみたいだし…
「わかりました。大丈夫ですよ?」
『ほんとにすみません…』
「まぁ、せっかくだからお茶でもしましょうよ」
『そ、そうですね!では、私についてきてください!』
そう言ったアリーシアさんについていくと、外に出て白の裏手にある山へと入っていった。
「あの〜どこまでいくんですか?」
『もうちょっとです!』
すると俺たちの目の前に、可愛らしいくらい小さいログハウスが現れた。
『あ、そこに座ってください。今、紅茶淹れてきますので』
「あ、はい。」
ちょっと待てよ、
これって結構やばいんじゃないか?
護衛もいないし、というかここ女子の部屋じゃねーか!?
ヤバイヤバイ!
こんなのバレたら俺、殺されるんじゃないか?
『お茶入りましたけど…真斗さん?』
「は、はい!?」
『どしたんですか?そんなに慌てて?』
「い、いや、そんなことないですよ〜」
『むぅ〜?何か隠してますね?隠さずに言ってください!』
「じ、じゃあ…この状況、王様とかにバレたらやばいんじゃないですか?」
『………』
「あ、アリーシアさん?」
『………フフ…』
「え?」
『アハハ!ウフフ!そ、そんなこと心配しなくて大丈夫ですよ?もしバレてもやましいことなんてないんですから』
「そ、そうですよね〜アハハ〜」
よかった〜
『じゃあ、お茶しましょうか!』
「『いただきます』」
ズズズ〜
「お、美味しい!」
『ほんとですか!嬉しいです。これも食べてみてください!』
すると、アリーシアさんがクッキーを出してきた。
『今日の為に、作ってみたんですよ〜どうぞどうぞ!』
「じゃあ遠慮なく。」
パク
パクパク
「美味しいです!」
『どんどん食べてください!』
そんな楽しいお茶の時間は、一瞬で過ぎていった。
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