日常

そんなこんなで僕は毎日一人で生活している。仕事をするわけでもなく、ただ毎日をぼーーっと過ごしながら。そんな僕がなぜ生活ができるかと言うとこの国から、毎月お金がもらえるのだ。なぜかはわからないけど。

それもかなりの金額。

ぶっちゃけ言うと仕事しなくていいくらい。まぁしなくていいから今遊んでるんだけど

なぜ僕にはくれるのかと兵士さんに聞いても答えてくれない。ただ感じるのはどこかみんな怯えている様な感じがするだけ。

「今日は買い物にでも行こうかなぁ」

と、言うことで市場にやってきた。毎日休みなく賑わっているこの都市の顔とも言える場所。都市の北門から約1キロぐらいずっと店があるのだ。

「今日の夜ご飯どれにしようかなぁ〜」

そう言いながら市場をうろうろと歩いていると、突然後ろから誰かに押された。

「うわぁぁっっ」

と言い前に転げ落ちる。何だと思って振り返ってみると、
10代前半の僕と同じくらいの年齢に見える少女が立っていた。髪は銀髪、身長は僕と同じくらい。緋色の目をしていてとりあえず美少女

「ごめんなさいっ！お怪我はありませんか？」
「大丈夫大丈夫。心配しないで」
「そっか！ならよかった！ごめんね。私急いでるから」

と言うと足早に行ってしまった。

「どうしたんだろうあの子」

ただ急な用事があるだけかもしれないのに何故かついていこうと思ってしまった。

ここから主人公ラウムの人生か変わっていった。

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