時空の調停者
始まりの始まり
 自分は誰よりも不運だ。とまではいかないと思うけどすごく、いやかなり、いやとてつもなく不運だと思う。なぜならこの僕たちのいる世界では、一人一つの何かしらの能力を持って生まれてくるのに僕は何の能力も持っていない。
「能力出てきてくれないかなぁ」
誰もいない家で独り言を言ってみる。
親は早くに亡くした。というのもうちの家は代々続く冒険者の家系なのだ。僕らの住んでいる都市はダンジョン都市と言われていて名を「レジェンダ」という。そして冒険者らはそのダンジョンに現れる魔物を倒して生計を立てている。
 
何でそんな話をしたかというと親はそのダンジョンでなんかすごい魔物と戦って死んでしまったらしい。
何でそんなにあやふやかって?実を言うと全く覚えてない。昔の記憶が所々あやふやなんだ。ダンジョンで親を亡くした時はもちろんのこと、それまでの話や親の顔でさえ思い出せない。
ただ一つ。亡き肉親が言っていた言葉で鮮明に覚えていることがある。
「貴方の能力は世界をも壊せる力を持つ」
「能力出てきてくれないかなぁ」
誰もいない家で独り言を言ってみる。
親は早くに亡くした。というのもうちの家は代々続く冒険者の家系なのだ。僕らの住んでいる都市はダンジョン都市と言われていて名を「レジェンダ」という。そして冒険者らはそのダンジョンに現れる魔物を倒して生計を立てている。
 
何でそんな話をしたかというと親はそのダンジョンでなんかすごい魔物と戦って死んでしまったらしい。
何でそんなにあやふやかって?実を言うと全く覚えてない。昔の記憶が所々あやふやなんだ。ダンジョンで親を亡くした時はもちろんのこと、それまでの話や親の顔でさえ思い出せない。
ただ一つ。亡き肉親が言っていた言葉で鮮明に覚えていることがある。
「貴方の能力は世界をも壊せる力を持つ」
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