コネクト  創造する世界

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創造する世界 幸運の置物2

「1億2千万だと」


「ヒュー」


リーダー2人の驚愕している。優男はまぁ指笛を鳴らす。


「当然その金額のコスト帯を使います」


「あぁ、だから最初3になりそうだったのね。1だと確実に千万越えるからコスト幅が上がるからなぁ」


それで1がでたら上限の100倍までいかれたら溜まったものではない。結果100倍以降にも振れたサイコロを10倍として120倍まで上がってしまった。


「・・・今から15分後に、新たな島ができます。場所は・・・ここでいいですかね」


「時間はどうなるんじゃ。後1時間30しかないぞ」


「時間はそのままです。【1時間でクリアできるように調整します】」


本当は80分ぐらいにしたかったが・・・


「ヒュ~」


優男が時間をかけて【20分程消費してきた】一挙一動に時間をかけて・・・


結果こちらは時間をかけられないものが増えた。単純に言えば【パズルのようなギミックはできなくなった】


ギミックのようなものは時間かかる前提に作っている。だから時間が短いゲームで使うことを禁止になっている。相手側が有利になるからだ。


なので迷路のようなダンジョン系の物は短時間物には作れなくなっている。これも1時間以上あれば作ってもよいが。【必ず最適解以外でも時間内にクリアできるように調整しないといけなくなってる】できなきゃ罰金だ。


無論罰金は100倍。すぐさまやるなんていう度胸はない。だからこちらはできる手は絞られてくる。


「さて、ここで選択肢を与えます。【ハイリスク。ハイリターン】か【ローリスク・ローリターン】か」


「今更、ハイリスクなんてしないわ。ローリスクでいかせて貰う」


さてここまでは規定路線。というか、ここでハイリスクなんてされてもできることが少なすぎて困る。


「私はハイリスクでも構いませんよ」


おいおい、まじでやるつもりか。考えてもないぞ


「取れなかった分をお前から回収するぞ」


「・・・」


数秒の沈黙の後。


「流石に失敗が怖いのでローリスクで」


優男は折れた。


「お前もハイリスクでもいいんだぞ。ほたんができるならな」


「ふん、折半してくれるならどちらでもいい。今よりも金が手に入るならな」


どうやらローリスクで終わりそうだ。


「ではローリスクということで作成します。ローなので【3つの宝箱を用意します】」


宝箱には【最低総額の1割】を入れなければならない。


「私も全部は渡したくないので【2つは防衛します】」


「ほう、では1つはただでくれると?」


「えぇ、【歩くだけで】宝箱が手に入るようにしますよ」


ただし、同じ通路を時間ギリギリまで歩いてもらうようには設定するが。


「他の2つはGM自ら?」


「いや、私は1つだけ守ります。もう1つはギミックです」


昔のバラエティ番組にあるような、滅茶苦茶なギミックにしてやるから行くなら覚悟しとけよ。


「なら、リスクがないのは1『あぁ、勿論』」


「歩くだけの所は最低3割行って貰いますよ。ただで手に入るんです。当然人員は割いてもらいます」


勿論他のも3割以上は割かないとクリアできない用設定する。


「当然、私の方に来るなら,半分は割いて貰います」


そして足止めして、タイムオーバーまで粘る。それが作戦だ。


「むぅ」


「まぁ、3、5、2で挑めばいいじゃないですが、さてこちらも戻って作戦会議しましょうか」


「お主は何も話さずにブラブラしてるだけだろう」


「置物ですよ私は」


「ふん、わかってる。おいお主もこい、仲間を引き連れてな」


「もうそっちに行くように連絡している」


ここから15分。作戦会議の時間が始まる。


「と言っても今回は1人か」


ならなるようにするか。


時間がかかる場所に1箱を、数かもしくは、力がないと取れない場所に1箱。どちらも予め作って置いたものを調整するだけ。


そして最後に自分居る宝箱に関しては念入りに・・・と言っても。この規模の金額でも、時間がなければ凝ったものは使用できず。パズル要素も作れず。


かといって、身体能力等は数の暴力となり負けてしまう。


だから手は限られる。【1対1の状況を作り】かつ、【自分が負けない限りは開けられない仕様にしないといけない】


宝箱に鍵はつけられるが、敵にあいつらが居る以上開けられるものと見なした方がよい。かといって宝箱を出さないのはシステム上できない。


ついでに開けられない設定はできない。常に瞬間移動する宝箱や取れない位置に置いてある宝箱は設定できない。


「うーん」


どうするのが吉か、開けられないのは意味がないし、置場所は変えられないし。


「場所と外身は変えられないから・・・変えられるのは?」






・・・ 


数分使い回答が導き出される。


「中身か」


 自分の中から内容が構築されていく。


「・・・になるから調整して・・・、こういう形にすれば」


そうして、自分の考えがどんどん形となっていく。草原だった場所は床ができ、換気扇が回りだし。椅子が置いてあるこじんまりの部屋になった。


「ここはこうして、設定はこうすれば1対1にできるから」


「後2分です」


もう2分かそろそろ確定しとくか。


「・・・これでよしと」


「30、29、28」


あぁ、最後に可変のあれいれとくか。


「あとこれ」


「これより、第3勢力が開始いたします」



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