コネクト 創造する世界
仮想と現実 3日目 次への企み
「何か言いたいことは?」
昨日もいった例の洋食屋に入った途端包囲された。
「飲食店で暴れるのはどうかと思うぞ」
「そこは謝ろう、で他には」
「あぁ、わかってるわかってる。わざわざ謝罪しに来てくれたんだろ。誠意は認めるがだからといって状況が改善するとは考えない方がいいぞ」
「・・・」
まぁ茶化すのはこのぐらいか。
「まぁ、内容聞いてわかってると思うけど。緊急時の対応だし、しょうがないだろ」
「謝る気はないと」
「非はないからな……それでわかってると思うが、あれどうするんだ?上の指示なんだろ」
「おい、何ドアの前で食っちゃっべっておるのじゃ」
あぁ、金剛は安定してるよな。
「とりあえず食いながらでいいか」
「いいが?彼らはどうするんだ」
「んなもん【巻き込む一択だ】」
「何か相当嫌な予感がするんだけど」
安心しろ、もう逃げられないから。
「気にするな、厄ネタが1つ増えただけだ」
「ちなみに、今のところいくつ抱えているんじゃ」
えーと【記憶の保管】だろ、んで【再構築】【特化AI】、【体感時間の変動】に【精神共有及び記憶共有のデータ】、あと【先程博士から貰ったデータ】に【電脳の政府関係モロモロ】あぁ、【夢島】もか、だから・・・
「でかいのが、4個。今回レベルのが2つ、小さいのも2つか」
「・・・」
「絶句してるところ悪いが、でかいのはそこの奴以外関わらせる気ない から安心していいぞ」
「俺は巻き込まれるのが確定なのか?」
まぁ、巻き込まれる可能性があるって感じだな。
「まぁ、君達が馬鹿な真似しないで普通に監視してる分には何にも問題ないと思うぞ」
「それができるなら、ここには来てない……はぁ。納豆スパ1つ」
「たまには王道の・・・、ナマコの酢漬け1つ」
「王道はどうした王道は」
「あると食いたくなるのが性分なんだ、爺さんは?」
ムムムとメニューを睨めつけながら。
「エスカルゴとワインをボトルで頼む」
「あいよー」
店主、いや対象の掛け声が聞こえる。絶対に洋食屋の雰囲気じゃないよなここ。メニューもあれだし。
「さて、話を戻すが。現状俺達は動くことができない」
知ってる。ついでに【動いたところでとかげの足切りで終わることも知ってる】
「知ってる。とりあえず【標的】にならないようにしてくれれば現段階では問題ない。恐らくどちらかは上がってるんだろ」
「どちらかって……わしも入っているのか」
「……」
黙秘は肯定だぞ。
「まぁ、いい。遅かれ早かれこうなることは予想してた」
「なら、対抗策も?」
「それはない、しかし、調整はできる。まぁそれには色んな奴を巻き込むことになるが・・・まぁしょうがないだろ」
「ちょっと待て」
後ろの隊員達が待ったをかける。
「なんだ、菊地隊員」
「はっ、今の話の内容だと足切りしないで証拠を掴めると聞こえますが」
「そういってるが」
「いやいや」
なんだその大袈裟なジェスチャーは、お笑い芸人かお前らは。
「そんなのどうやれば出来るんだよ、相手の尻尾なんて内部にいても掴めないのに」
「 なぁに、煽ってやればいい。しまいにゃ無理やり頭を出す」
ブーと吹き出す音が聞こえる。
「おまっ、それはないだろ」
「それができるようになったんだよなぁ。今回のせいで」
「クク、何かはわからんが。どうやら楽しい話をしているようじゃな」
「あぁ、大好きな花火の話さ。今回のはでかいぞ、前回のが小さく見えるほどに」
「クク、そうかそうか」
爺さんもいい感じにスイッチが入ったか。
「やりとりは簡単、俺と爺さんで煽っていくから、隊員達はこれまでと同様あらを探していけばいい。なぁに、勝手に自滅するからその時はちゃんと止めさせるようにしとけばいい」
「特定の奴だけで行けるのか」
「【食らう場所を特定すればいい】そいつが何処に噛んでるか知ってらなら、【そこだけ】を潰せば怒って出てくるはずさ」
勿論、今の自分は場所は知らないが……
「それぐらいの情報は手に入れられるよな?」
「あぁ、持ってるが・・・良いのか?」
「何が?」
「今よりも更に狙われることになるぞ、最悪俺達が間に合わないほどに、周囲にも・・・『今更かよ』」
そんなことは今更だ、それを言っていいのはガキの頃にAIを渡した時の馬鹿位だ。他に言う資格はない。
「今更そんなことを言っても無駄だ、あの時いっただろう?」
「いや、そこら辺は聞いたことないが?」
「そうだっけ?まぁいいや。別にどうでもいい話だ。それよりも・・・だ」
金剛の方をちらりと見て。
「今回の騒動とこれからの騒動でどれだけ癒着できるかだ。あぁ俺の分は全部爺さんに回せ。俺は爺さんから貰う」
「……具体的には」
「先程も言っただろ。【新規事業に俺達も噛ませろ】具体的には着手してる、政治家を何人か呼べる手筈は整えろ。勿論こちらにリスクなしの状態で」
隊員達は苦笑する。
「流石にきついな」
「いいや案外楽に行けるのさ、俺と金剛のおかげでな」
Padから資料を取り出す。
「これ見てみろ」
「どれどれ」
資料に目を通す。
「へぇ、純利益3億か中々すごいじゃないか」
「・・・」
内容を見て異常さに気づくのは金剛のみだった。
「小僧、これはなんだ」
「収益表ですが」
「ほう、あれだけの縛りがあるなかで。この金額を叩きだせると」
それは俺も驚いてる。
「経営者からもそう見えますよね」
「・・・もしや予想外か?」
「知ってます?、これ広告料ほぼ0なんですよ」
「・・・」
流石の金剛もこうなるか。
「馬鹿な、広告も何も無しで、リピータ率ほぼ百パーセントで半月の利益3億だと、いったい何をやったお主、薬か?やばいのに手を出したか?」
その言葉に周りも異常性に気づく。
「うわ、ほんとだ半月しか経ってねぇ」
「リピータ98%って……てか病院2%ってなんだよ」
「答えはこれです」
れいのあれを見せる。
「なんだこれ[【飯マズが】コネクトお料理教室が神な件について【鉄人に】]掲示板?」
「それが広告です、口コミで半月でここまで行きました」
まぁ、1月前ぐらいから宣伝はしてたが。
「お料理教室?ゲーセンとかなんかの大会とかじゃなくて?」
「お料理教室です」
「リピーター率98%?」
「もっというなら、実験室のゲーム全体がこのおかげで賑わってます」
まぁ、色々あったが。そんなことはどうでも良く。
「まぁ、細かいことは置いといて。見なきゃいけないのは【金額】と利率です。これは十分に【蜜】に値する」
「つまりはあれか・・・【こいつを餌に場を作れと】」
「その通り」
「あいも変わらずお前は・・・わかっているのか。これは食って行ける内容だぞ」
食って行ける案件?そんなことはわかってる。
「そうですね、まともに運営すればそれだけでひと財産気づけるかもしれません。【だからこそ価値がある】だからこそ【テーブルにつけるんだ】それとわかってないな俺は・・・」
  
「プレイヤーであり、GMではないと」
「わかっているじゃないか。俺は【遊ぶのが目的】金稼ぎならまぁ別のところでやるさ」
「そのくせ、金には執着を持っていると言う・・・はぁわかったわい」
こういうところが、恐らくお互いに気に入っている点なんだろう。何をするか言わなくても、とてもめんどくさそうなことになっても、自分の理想通り動いて貰える。
「あぁ、今回は【金剛の名に少しいれといてくれ】それを使って圧力もかけるから」
「ふん、好きにしろ。おい、飯が遅いぞまだ待たせるのか」
「あいよ」
昨日と同様、掛け声と共に、飯が運ばれてくる。
「全く、ワシは現役を引退したんじゃぞ・・・なんでわざわざ魔窟に入りこまにゃあかん」
愚痴をこぼしながら、来た料理と酒を飲食する。
「愚痴は飯が不味くなるぞ」
「誰のせいじゃ誰の」
「まぁまぁ、その分の報酬は払うって」
夢島で貰ったデータを渡す。
「次はなんじゃ」
飲食をしながらデータをみて。
「ブー」
食事を吹き出す。まぁお約束だな。
「ガハッ、小僧いったいどうやって毎回こんな情報を持ってくる」
「さて、どうやってだろうな」
ナマコの酢漬けを食べる・・・
「おっちゃん、オムライス追加で、あとついでに納豆オムレツ」
「あいよ」
金剛の方は・・・あぁもう、データの方に夢中になりこちらの話に入ってくる気配はない。
「それで、俺達はそれを餌にテーブルを用意しろと」
「ついでに潰す相手の敵対者が好ましいな」
「穏当にすませると言う選択肢はないのか」
おいおい、冗談だろ。
「なんで情けをかける必要があるんだ」
「曲がりなりにも相手は、国のトップの人間なんだが」
「おう、こっちは日本のトップの企業の代表だぞ、どうしてなったかわからないが」
「はぁ、時々思うんだがな」
「なんだ、パスタを箸で食う奴にマナーとか言われたかねぇぞ」
おまけにズズーと音たてるし、そばかそれは。
「・・・どうやったらそこまで波瀾万丈な人生を送れるんだ」
「あっ、そんなもん簡単な話だろ」
酢が垂れてる箸をあいつに向け。
「我を通せる程度に鍛えて我を通せば、誰だってそういう人生を送れるさ」
「・・・さすがに酢をテーブルにわざわざ垂らすのはどうかと思うぞ。指じゃダメだったのか?」
「うるせー」
昨日もいった例の洋食屋に入った途端包囲された。
「飲食店で暴れるのはどうかと思うぞ」
「そこは謝ろう、で他には」
「あぁ、わかってるわかってる。わざわざ謝罪しに来てくれたんだろ。誠意は認めるがだからといって状況が改善するとは考えない方がいいぞ」
「・・・」
まぁ茶化すのはこのぐらいか。
「まぁ、内容聞いてわかってると思うけど。緊急時の対応だし、しょうがないだろ」
「謝る気はないと」
「非はないからな……それでわかってると思うが、あれどうするんだ?上の指示なんだろ」
「おい、何ドアの前で食っちゃっべっておるのじゃ」
あぁ、金剛は安定してるよな。
「とりあえず食いながらでいいか」
「いいが?彼らはどうするんだ」
「んなもん【巻き込む一択だ】」
「何か相当嫌な予感がするんだけど」
安心しろ、もう逃げられないから。
「気にするな、厄ネタが1つ増えただけだ」
「ちなみに、今のところいくつ抱えているんじゃ」
えーと【記憶の保管】だろ、んで【再構築】【特化AI】、【体感時間の変動】に【精神共有及び記憶共有のデータ】、あと【先程博士から貰ったデータ】に【電脳の政府関係モロモロ】あぁ、【夢島】もか、だから・・・
「でかいのが、4個。今回レベルのが2つ、小さいのも2つか」
「・・・」
「絶句してるところ悪いが、でかいのはそこの奴以外関わらせる気ない から安心していいぞ」
「俺は巻き込まれるのが確定なのか?」
まぁ、巻き込まれる可能性があるって感じだな。
「まぁ、君達が馬鹿な真似しないで普通に監視してる分には何にも問題ないと思うぞ」
「それができるなら、ここには来てない……はぁ。納豆スパ1つ」
「たまには王道の・・・、ナマコの酢漬け1つ」
「王道はどうした王道は」
「あると食いたくなるのが性分なんだ、爺さんは?」
ムムムとメニューを睨めつけながら。
「エスカルゴとワインをボトルで頼む」
「あいよー」
店主、いや対象の掛け声が聞こえる。絶対に洋食屋の雰囲気じゃないよなここ。メニューもあれだし。
「さて、話を戻すが。現状俺達は動くことができない」
知ってる。ついでに【動いたところでとかげの足切りで終わることも知ってる】
「知ってる。とりあえず【標的】にならないようにしてくれれば現段階では問題ない。恐らくどちらかは上がってるんだろ」
「どちらかって……わしも入っているのか」
「……」
黙秘は肯定だぞ。
「まぁ、いい。遅かれ早かれこうなることは予想してた」
「なら、対抗策も?」
「それはない、しかし、調整はできる。まぁそれには色んな奴を巻き込むことになるが・・・まぁしょうがないだろ」
「ちょっと待て」
後ろの隊員達が待ったをかける。
「なんだ、菊地隊員」
「はっ、今の話の内容だと足切りしないで証拠を掴めると聞こえますが」
「そういってるが」
「いやいや」
なんだその大袈裟なジェスチャーは、お笑い芸人かお前らは。
「そんなのどうやれば出来るんだよ、相手の尻尾なんて内部にいても掴めないのに」
「 なぁに、煽ってやればいい。しまいにゃ無理やり頭を出す」
ブーと吹き出す音が聞こえる。
「おまっ、それはないだろ」
「それができるようになったんだよなぁ。今回のせいで」
「クク、何かはわからんが。どうやら楽しい話をしているようじゃな」
「あぁ、大好きな花火の話さ。今回のはでかいぞ、前回のが小さく見えるほどに」
「クク、そうかそうか」
爺さんもいい感じにスイッチが入ったか。
「やりとりは簡単、俺と爺さんで煽っていくから、隊員達はこれまでと同様あらを探していけばいい。なぁに、勝手に自滅するからその時はちゃんと止めさせるようにしとけばいい」
「特定の奴だけで行けるのか」
「【食らう場所を特定すればいい】そいつが何処に噛んでるか知ってらなら、【そこだけ】を潰せば怒って出てくるはずさ」
勿論、今の自分は場所は知らないが……
「それぐらいの情報は手に入れられるよな?」
「あぁ、持ってるが・・・良いのか?」
「何が?」
「今よりも更に狙われることになるぞ、最悪俺達が間に合わないほどに、周囲にも・・・『今更かよ』」
そんなことは今更だ、それを言っていいのはガキの頃にAIを渡した時の馬鹿位だ。他に言う資格はない。
「今更そんなことを言っても無駄だ、あの時いっただろう?」
「いや、そこら辺は聞いたことないが?」
「そうだっけ?まぁいいや。別にどうでもいい話だ。それよりも・・・だ」
金剛の方をちらりと見て。
「今回の騒動とこれからの騒動でどれだけ癒着できるかだ。あぁ俺の分は全部爺さんに回せ。俺は爺さんから貰う」
「……具体的には」
「先程も言っただろ。【新規事業に俺達も噛ませろ】具体的には着手してる、政治家を何人か呼べる手筈は整えろ。勿論こちらにリスクなしの状態で」
隊員達は苦笑する。
「流石にきついな」
「いいや案外楽に行けるのさ、俺と金剛のおかげでな」
Padから資料を取り出す。
「これ見てみろ」
「どれどれ」
資料に目を通す。
「へぇ、純利益3億か中々すごいじゃないか」
「・・・」
内容を見て異常さに気づくのは金剛のみだった。
「小僧、これはなんだ」
「収益表ですが」
「ほう、あれだけの縛りがあるなかで。この金額を叩きだせると」
それは俺も驚いてる。
「経営者からもそう見えますよね」
「・・・もしや予想外か?」
「知ってます?、これ広告料ほぼ0なんですよ」
「・・・」
流石の金剛もこうなるか。
「馬鹿な、広告も何も無しで、リピータ率ほぼ百パーセントで半月の利益3億だと、いったい何をやったお主、薬か?やばいのに手を出したか?」
その言葉に周りも異常性に気づく。
「うわ、ほんとだ半月しか経ってねぇ」
「リピータ98%って……てか病院2%ってなんだよ」
「答えはこれです」
れいのあれを見せる。
「なんだこれ[【飯マズが】コネクトお料理教室が神な件について【鉄人に】]掲示板?」
「それが広告です、口コミで半月でここまで行きました」
まぁ、1月前ぐらいから宣伝はしてたが。
「お料理教室?ゲーセンとかなんかの大会とかじゃなくて?」
「お料理教室です」
「リピーター率98%?」
「もっというなら、実験室のゲーム全体がこのおかげで賑わってます」
まぁ、色々あったが。そんなことはどうでも良く。
「まぁ、細かいことは置いといて。見なきゃいけないのは【金額】と利率です。これは十分に【蜜】に値する」
「つまりはあれか・・・【こいつを餌に場を作れと】」
「その通り」
「あいも変わらずお前は・・・わかっているのか。これは食って行ける内容だぞ」
食って行ける案件?そんなことはわかってる。
「そうですね、まともに運営すればそれだけでひと財産気づけるかもしれません。【だからこそ価値がある】だからこそ【テーブルにつけるんだ】それとわかってないな俺は・・・」
  
「プレイヤーであり、GMではないと」
「わかっているじゃないか。俺は【遊ぶのが目的】金稼ぎならまぁ別のところでやるさ」
「そのくせ、金には執着を持っていると言う・・・はぁわかったわい」
こういうところが、恐らくお互いに気に入っている点なんだろう。何をするか言わなくても、とてもめんどくさそうなことになっても、自分の理想通り動いて貰える。
「あぁ、今回は【金剛の名に少しいれといてくれ】それを使って圧力もかけるから」
「ふん、好きにしろ。おい、飯が遅いぞまだ待たせるのか」
「あいよ」
昨日と同様、掛け声と共に、飯が運ばれてくる。
「全く、ワシは現役を引退したんじゃぞ・・・なんでわざわざ魔窟に入りこまにゃあかん」
愚痴をこぼしながら、来た料理と酒を飲食する。
「愚痴は飯が不味くなるぞ」
「誰のせいじゃ誰の」
「まぁまぁ、その分の報酬は払うって」
夢島で貰ったデータを渡す。
「次はなんじゃ」
飲食をしながらデータをみて。
「ブー」
食事を吹き出す。まぁお約束だな。
「ガハッ、小僧いったいどうやって毎回こんな情報を持ってくる」
「さて、どうやってだろうな」
ナマコの酢漬けを食べる・・・
「おっちゃん、オムライス追加で、あとついでに納豆オムレツ」
「あいよ」
金剛の方は・・・あぁもう、データの方に夢中になりこちらの話に入ってくる気配はない。
「それで、俺達はそれを餌にテーブルを用意しろと」
「ついでに潰す相手の敵対者が好ましいな」
「穏当にすませると言う選択肢はないのか」
おいおい、冗談だろ。
「なんで情けをかける必要があるんだ」
「曲がりなりにも相手は、国のトップの人間なんだが」
「おう、こっちは日本のトップの企業の代表だぞ、どうしてなったかわからないが」
「はぁ、時々思うんだがな」
「なんだ、パスタを箸で食う奴にマナーとか言われたかねぇぞ」
おまけにズズーと音たてるし、そばかそれは。
「・・・どうやったらそこまで波瀾万丈な人生を送れるんだ」
「あっ、そんなもん簡単な話だろ」
酢が垂れてる箸をあいつに向け。
「我を通せる程度に鍛えて我を通せば、誰だってそういう人生を送れるさ」
「・・・さすがに酢をテーブルにわざわざ垂らすのはどうかと思うぞ。指じゃダメだったのか?」
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