コネクト 創造する世界
仮想と現実 3日目 熱戦 4
「まずは、これからだ」
自分の体に何かが起こる。これは……
「泥か・・やってくれたな」
【召喚を上書きされた】自分のメインが泥の何かに変わった。おまけにこいつは、【自分を狙って攻撃してくる】
相手の力を使い、相手を倒す。
「与える?違うだろ、これは【擦り付ける】っていうんだよ」
「はん、私にとって【与えてるんだよ】それに、そんなに嫌ならけせばいいじゃないか」
「はっ、そしたら緊急時に壁役で召喚されるんだろ。そもそも無理やり戻すのにもリソースを使うんだ、再召喚を無理やりねじ込まれれば、それだけで分が悪くなるだろ」
現にこれならまだ行ける。まだ回復量が勝っている。
持久戦の為に手に入れたのは量ではなく質だ。100の量があったら、すぐさま70回復する。その分量自体は少ない。これは今みたいに相手からの無理やりの贈り物対策でもある。量に入らなきゃ問題はない。こいつみたいに不定形で詰め込まれるとどうしようもないが。
「それなら、こいもプレゼントだ。そら、受け取りな」
彼女から【最大限のバフ】が付与される。
「三幸。てめぇ」
「これが【私の戦い方さ】そら次はもうわかってるんだろ」
距離をとる。しかし泥は話してくれない。こちらのリソース等考えずにバカスカとこちらを攻撃してくる。
「そら、こいつらとも遊びな」
恐らく、人形を放ってくる。いったん泥を消そうにも【それを泥が拒む】バフによって一時的に上に立たれた。おまけに消費量も増えた。
目の前には害しかないお邪魔虫、数秒後にはこちらの行動を制限する人形ども。
さて弱ったな、あれら≪デイメア・ファントムヒーロー≫は不正用だし、できる手は限られるか。
「全く、切り札を先に切るとな」
これ以降は、博打札しか無くなるが。もう考えてる暇はない。
「ナイトメア・・・起動」
自分の器から離れる。
「本体が分離したのを確認・・・自動迎撃に入ります」
「現状維持、及び目につく全てを敵とし迎撃。なお味方はいない、撤退しながら生き延びよ」
「割り込み命令認証・・・修正をし迎撃に入ります」
さて、これで数分は稼げる。今のうちに【こちらの領域で戦わせてもらう】
「あぁ、そうさこの進みは間違っちゃいない」
AIにしたことで、選択肢の問題は解決される。しかしそれでも多対一の関係ができてしまう。それが決まらないことがわかったらすぐさま妨害要員として利用してる。
泥の召喚との同化を開始する。じっくりやってる暇などない、拒絶反応が起きようが無理やり同化する。
泥の動きが変化する。攻撃というより捕縛のような形をとり、こちらに接触することを目的とする。
「お前が与えられたものだと言うのなら」
自分の糧になるように動け。
……
侵食は当然拒絶させる。幾つかのデータが飛ばされる。修復してる暇はない。
やってることは統一ゲームに近い、相手を塗りつぶせればこちらの勝ち、塗りつぶす前に自分が消えたらこっちの負け。現在徹底抗戦している器が消えても、データが消えてもこちらの負け。まぁデータが消えた場合は、現実も不味いことになるが、そんなこと考えてたら先には進めない。
相手は侵食したデータを切り離し、侵食を抑えてる。こっちはそんなことしている暇もなく、侵食や破壊される場所を逸らし、使わないデータからどんどん破壊され侵食を行っていく。
器の方など見てる暇はない、早くしないとこっちが消えて・・・
「ねぇ」
おいおい、ここまで用意するか?あぁそうか、【同化】に関してはあっちも認識はしていたか。
侵食が止まってしまう。ここで止まったら再侵食は難しい。侵食部分を切り離されたら、また最初からやり直しだ。相手はデータだ、切り離し修復なんて数秒で終わってしまう。こちらも戻せるが、【器のほうが持たない】二度もこっちに専念して持たせられるほどの技量はない、所詮あれはサポート役だ。瞬間には強いが持久戦ならこちらでいくつか動かす必要がある。
何かないのか、ここを乗り切れる突破策は……
「あなたは」
探せ、こんなあっけなく終わっていいものではない。あいつはまだ余力が残ってる。こちらもこんな感じだ不完全燃焼だ。
「私のこと」
なにかあるはずだ、ああ時間が足りない。話が終わってしまう。あぁこんなことなら・・・
「す」
【時を遅くしておけばよかった】
「」
おかしい、最後の言葉が聞こえない。おまけにいきなり頭痛が起きる。
あぁ、糞、色んな事をしなきゃならないのに、この痛みは邪魔だ。
まぁいい、考えを・・・考え
脳がこんがらがる、頭の痛み以外にもよくわからない情景が記憶に焼き付きそれが脳裏から離れない、こいつは……今やってる戦闘か。
なるほど、よくわからないが、ようは、AIが自分の願いを聞き入れて、反応を無理やり上げてそれをこちらに流し込んできたのか、全く……
常人ならパンクするような方法で送ってきやがって。
しかしあれだ、これのおかげで
「余裕はできたか」
だが状況は絶体絶命、おまけに頭痛でろくに考え事もできない。
「たくっ、もう少しなんとかし・・・」
あぁそうか、それなら行けるか。【繋がっているなら】いけるはずだ。
「オッケー、腹はくくった。いつも通りの作戦だ」
自分の意識に反応して、時間が戻る。
「き」
最後の言葉を放つ、少し待たせすぎてしまったかもな。
「同じことを言わせるな」
泥の侵食した部分が切り離される。
「嫌いだ」
そうして修復が始まる。
「そう」
少女はそういい残しここから消える。消えるまでこちらも動けない。まぁ今更再侵食しても、もう間に合わない。とりあえずデータ上の体なんて上半身しか残ってないの元の状態に修復をする。
修復中に、器側の修正を行う。
「毒で自壊しろ、なお迎撃は続けろ。自壊しながら戦え」
「割り込み命令認証・・・修正をし迎撃に入ります」
さて、こちらもデータが修復できたことだし、始めてくか。
器と意識を共有する。毒の激痛が、体の軋みがこちらに伝わってくる。
「ああぁぁぁぁ」
メチャクチャ痛い、このイベントをやってる間毎回、激痛と戦ってる気がするぞ。
視界が霞む。激痛すら和らいでいく。しかしまだここで終わりじゃない。意識を保ちをながら時を待つ。
「・・・」
もはや声もあがらない、長い時間だ。しかしそのかいあって、あいつが来てくれる。
よう、あいたかったぜ。泥
なに考えれば、簡単なことだった、初日の再現をすればよかったのだ。
【拒絶するなら、拒絶すらできない状態を作り出せば良い】
あぁ、そうだ初日にやっていたじゃないか。
器に泥が馴染む。自分が消えないようにと受け入れられる。あいつの泥じゃないから、感情などは一切入っていない、しいて言えば命令されたデータだけだ。負荷は無い。
泥さえ何とかなれば、この状況など問題にもならない。むしろ泥が持っていたものが丸ごとこちらにきたんだ。始まりよりも出力は上がる。
「制御を変わる、ムムは不可避攻撃の対処を」
「割り込み命令認証・・・修正します」
さて、ここまでかかったが。とりあえずは持ったか。
元いた場所に戻る。速度は……せっかく与えてもらったんだ最大加速で行ってやる。
「最初から全力できやがって、これは高くつくぞ」
そうして、元の場所の戻っていく……
……
「あぁ、お前ならそうくるよな」
あんだけ【時間を使わせたんだ】そりゃあ仕込むよな。
「ここまでは【時間稼ぎだったと】空間まで歪めて」
目の前に広がるのは、ここにくる時に入ってきた渦だった。あの時と違うのは、視界一面に広がる大量の渦だ。
「全く、NPCじゃないんだから逃げるんじゃねぇよ」
自分の体に何かが起こる。これは……
「泥か・・やってくれたな」
【召喚を上書きされた】自分のメインが泥の何かに変わった。おまけにこいつは、【自分を狙って攻撃してくる】
相手の力を使い、相手を倒す。
「与える?違うだろ、これは【擦り付ける】っていうんだよ」
「はん、私にとって【与えてるんだよ】それに、そんなに嫌ならけせばいいじゃないか」
「はっ、そしたら緊急時に壁役で召喚されるんだろ。そもそも無理やり戻すのにもリソースを使うんだ、再召喚を無理やりねじ込まれれば、それだけで分が悪くなるだろ」
現にこれならまだ行ける。まだ回復量が勝っている。
持久戦の為に手に入れたのは量ではなく質だ。100の量があったら、すぐさま70回復する。その分量自体は少ない。これは今みたいに相手からの無理やりの贈り物対策でもある。量に入らなきゃ問題はない。こいつみたいに不定形で詰め込まれるとどうしようもないが。
「それなら、こいもプレゼントだ。そら、受け取りな」
彼女から【最大限のバフ】が付与される。
「三幸。てめぇ」
「これが【私の戦い方さ】そら次はもうわかってるんだろ」
距離をとる。しかし泥は話してくれない。こちらのリソース等考えずにバカスカとこちらを攻撃してくる。
「そら、こいつらとも遊びな」
恐らく、人形を放ってくる。いったん泥を消そうにも【それを泥が拒む】バフによって一時的に上に立たれた。おまけに消費量も増えた。
目の前には害しかないお邪魔虫、数秒後にはこちらの行動を制限する人形ども。
さて弱ったな、あれら≪デイメア・ファントムヒーロー≫は不正用だし、できる手は限られるか。
「全く、切り札を先に切るとな」
これ以降は、博打札しか無くなるが。もう考えてる暇はない。
「ナイトメア・・・起動」
自分の器から離れる。
「本体が分離したのを確認・・・自動迎撃に入ります」
「現状維持、及び目につく全てを敵とし迎撃。なお味方はいない、撤退しながら生き延びよ」
「割り込み命令認証・・・修正をし迎撃に入ります」
さて、これで数分は稼げる。今のうちに【こちらの領域で戦わせてもらう】
「あぁ、そうさこの進みは間違っちゃいない」
AIにしたことで、選択肢の問題は解決される。しかしそれでも多対一の関係ができてしまう。それが決まらないことがわかったらすぐさま妨害要員として利用してる。
泥の召喚との同化を開始する。じっくりやってる暇などない、拒絶反応が起きようが無理やり同化する。
泥の動きが変化する。攻撃というより捕縛のような形をとり、こちらに接触することを目的とする。
「お前が与えられたものだと言うのなら」
自分の糧になるように動け。
……
侵食は当然拒絶させる。幾つかのデータが飛ばされる。修復してる暇はない。
やってることは統一ゲームに近い、相手を塗りつぶせればこちらの勝ち、塗りつぶす前に自分が消えたらこっちの負け。現在徹底抗戦している器が消えても、データが消えてもこちらの負け。まぁデータが消えた場合は、現実も不味いことになるが、そんなこと考えてたら先には進めない。
相手は侵食したデータを切り離し、侵食を抑えてる。こっちはそんなことしている暇もなく、侵食や破壊される場所を逸らし、使わないデータからどんどん破壊され侵食を行っていく。
器の方など見てる暇はない、早くしないとこっちが消えて・・・
「ねぇ」
おいおい、ここまで用意するか?あぁそうか、【同化】に関してはあっちも認識はしていたか。
侵食が止まってしまう。ここで止まったら再侵食は難しい。侵食部分を切り離されたら、また最初からやり直しだ。相手はデータだ、切り離し修復なんて数秒で終わってしまう。こちらも戻せるが、【器のほうが持たない】二度もこっちに専念して持たせられるほどの技量はない、所詮あれはサポート役だ。瞬間には強いが持久戦ならこちらでいくつか動かす必要がある。
何かないのか、ここを乗り切れる突破策は……
「あなたは」
探せ、こんなあっけなく終わっていいものではない。あいつはまだ余力が残ってる。こちらもこんな感じだ不完全燃焼だ。
「私のこと」
なにかあるはずだ、ああ時間が足りない。話が終わってしまう。あぁこんなことなら・・・
「す」
【時を遅くしておけばよかった】
「」
おかしい、最後の言葉が聞こえない。おまけにいきなり頭痛が起きる。
あぁ、糞、色んな事をしなきゃならないのに、この痛みは邪魔だ。
まぁいい、考えを・・・考え
脳がこんがらがる、頭の痛み以外にもよくわからない情景が記憶に焼き付きそれが脳裏から離れない、こいつは……今やってる戦闘か。
なるほど、よくわからないが、ようは、AIが自分の願いを聞き入れて、反応を無理やり上げてそれをこちらに流し込んできたのか、全く……
常人ならパンクするような方法で送ってきやがって。
しかしあれだ、これのおかげで
「余裕はできたか」
だが状況は絶体絶命、おまけに頭痛でろくに考え事もできない。
「たくっ、もう少しなんとかし・・・」
あぁそうか、それなら行けるか。【繋がっているなら】いけるはずだ。
「オッケー、腹はくくった。いつも通りの作戦だ」
自分の意識に反応して、時間が戻る。
「き」
最後の言葉を放つ、少し待たせすぎてしまったかもな。
「同じことを言わせるな」
泥の侵食した部分が切り離される。
「嫌いだ」
そうして修復が始まる。
「そう」
少女はそういい残しここから消える。消えるまでこちらも動けない。まぁ今更再侵食しても、もう間に合わない。とりあえずデータ上の体なんて上半身しか残ってないの元の状態に修復をする。
修復中に、器側の修正を行う。
「毒で自壊しろ、なお迎撃は続けろ。自壊しながら戦え」
「割り込み命令認証・・・修正をし迎撃に入ります」
さて、こちらもデータが修復できたことだし、始めてくか。
器と意識を共有する。毒の激痛が、体の軋みがこちらに伝わってくる。
「ああぁぁぁぁ」
メチャクチャ痛い、このイベントをやってる間毎回、激痛と戦ってる気がするぞ。
視界が霞む。激痛すら和らいでいく。しかしまだここで終わりじゃない。意識を保ちをながら時を待つ。
「・・・」
もはや声もあがらない、長い時間だ。しかしそのかいあって、あいつが来てくれる。
よう、あいたかったぜ。泥
なに考えれば、簡単なことだった、初日の再現をすればよかったのだ。
【拒絶するなら、拒絶すらできない状態を作り出せば良い】
あぁ、そうだ初日にやっていたじゃないか。
器に泥が馴染む。自分が消えないようにと受け入れられる。あいつの泥じゃないから、感情などは一切入っていない、しいて言えば命令されたデータだけだ。負荷は無い。
泥さえ何とかなれば、この状況など問題にもならない。むしろ泥が持っていたものが丸ごとこちらにきたんだ。始まりよりも出力は上がる。
「制御を変わる、ムムは不可避攻撃の対処を」
「割り込み命令認証・・・修正します」
さて、ここまでかかったが。とりあえずは持ったか。
元いた場所に戻る。速度は……せっかく与えてもらったんだ最大加速で行ってやる。
「最初から全力できやがって、これは高くつくぞ」
そうして、元の場所の戻っていく……
……
「あぁ、お前ならそうくるよな」
あんだけ【時間を使わせたんだ】そりゃあ仕込むよな。
「ここまでは【時間稼ぎだったと】空間まで歪めて」
目の前に広がるのは、ここにくる時に入ってきた渦だった。あの時と違うのは、視界一面に広がる大量の渦だ。
「全く、NPCじゃないんだから逃げるんじゃねぇよ」
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