コネクト  創造する世界

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データの残骸 契約書1

戦闘が終わったのでモニターには何も映らなくなる。


放送番組もやってるらしいが残念ながら何でやってるかはわからない。


そもこの状態じゃTVの動かし方もわからないし。




途方にくれてると、唐突に画面が画面が変わった。


きょろきょろをあたりを見渡したら、車椅子の彼女がいた。どうやら画面をみて変えてくれたらしい。


「私を見ないで画面を見たほうがいいじゃないの」


怒っているようにも見える。そういえば先ほどのから戦闘に夢中で蔑ろにしてたっけ、その前は……その前はなんだっけ?。


「覚えてないならいいわ。もう一度言うけど画面を見たら?結構凄いことになってるわよ」


そういい目線が画面の方に向かう。注視していないから周りの音は聞こえないが、いったいどうなっているのか。












……


「でそれで終わりか」


そう記者に言い放つ。洗脳して味方を裏切らせて潰したなど言っているが。そんなもの【このゲームの醍醐味の1つだろう】


「重ねて言うが、このゲームは18禁指定の殆ど何でもありのゲームだ。従来ゲームと違い【プレイヤーのみのPVP戦闘だが】何でも有の戦闘だから自由度は高いと思うぞ。敷居は高いからな。最も何にも見てないお前にとっては寝耳に水かもしれんが」


一向に記者は頭を抱えてぶつくさ言っている。まぁ、開始前の動きを見ていれば、嵌めて無理やり信用度を下げて有無を言わせぬようにして判定負けって感じにしたいんだと思うが。


「であるから、【お前が中断したことはゲームとして推奨している遊び型なのだが】なんでわざわざわしはいちゃもんつけられているんだ」


「それは……」


俺を嵌めるため。しかしそれは言えないよな、今言ったところで【俺がやった理由にはならない】


最初の千人の招集の時点で、内通者は入れておいた。理由は当然、ゲームの役柄説明ではなく【こういったいちゃもんの対処のためだ】当然こちらも監視はしている。【金額の一部を渡せば簡単に行ってくれる】そもVRという環境において諜報活動や煽動活動はかなり難しい。


相手はゲームのプレイヤーだ。そも【それをやるには潜り抜けなきゃ行けないものが多すぎる】


周囲の目、運営の目、そこから諜報するプレイヤーのスキルを潜り抜け、さらに生還。その後盗んだ事に気づかれないように行動……そんなことをするぐらいなら【自分の型】に嵌めるのが早い。


「そも、【推奨通りの動きなのに】何故脅しとかして洗脳させなくちゃいけないのだ。それに【そのキャラクターはわしの放ったキャラクターではないし】おいどうなんじゃ、司会者。あれは【誰が放った者なんだ】監視はしとるんだろう」


「当然残っている」


「ならば、その情報を出せ。わしがじき『ちょっと待ってくれ』」


当然、記者はそれを止める。この記者、自作自演がばれるのが不味いと考えていると思うが実際は【先の事を考えるとさっさと認めたほうがいいんだがな】


「そんなことよりも、三回戦に言ったほうがいいんじゃないか」


「何だその言い草は、元はお主が言ってきた問題だ。【スカイアースが不正を行っていると】まぁ内容はなんてことない【仕様】だったが」


「た、確かにそうは言ったが」


「それともあれか、【お主自身が仕組んだから】有耶無耶にしたい。つまりわしを嵌めるつもりが簡単に抜け出されて自分に火の粉がかかるから抜け出したいと」


「そんな事はない」


慌ててる。慌ててる。取り繕っても【スキルが無ければ筒抜けだぞ】ここはそういう世界だからな。感情は隠すこともできるし、印象操作もできる。ただしそれには【スキルが必要だ】リアルの力があったところで仮想には適合できない。そこの適応がうまい奴が上位にいる奴らだ。少なくともまだそう思っている。最も【仮想に全振りした奴はどうなるかはわからないが】


「何を慌てておる」


「慌ててなどいない」


「だったら隠蔽スキルでも使うんだな。感情駄々漏れじゃぞ。【ばれたらおしまい】とかな」


最もそんな思考を覗くスキルなんて持ってないし、持っていてもここでは使えない。しかし相手はそのことすら知らない記者だ。現実ではうまくいったからここでもうまくいく。そんな【慢心】で動いた人間だ。当然ここのシステムもわかっていないだろう。


「……」


「どうした、あぁそうか【私の実験室で悪質なことをしていたのか】それはばれたくなかっただろうな」


勿論思考など、読んでいない。ただ考えているであろう行動を言ってるだけだ。【情報は全部持っている】後はやったことを当てはめるだけでいい。


「どうした?顔が青くなってるぞ。まぁ何度も言うが【そんなことは些細な事だ】これから起こることに比べたらな」


そろそろ着くはずだからな。それで、今回はしまいだ。


「えぇ、はい。わかりました」


突如画面が用意され、会議室が映し出される。席に座っているのは、見慣れないメンバー年代から言って重役の方々なのだろう。


「伊井坂……専務?伊井坂専務」


これには記者も驚いているようだ。まぁこれから起きることの方がやばいんだが。


「さて、そっちの面子も揃ったようだから始めようか。【傲慢に踏み込んだことを後悔すればいい】始めろ金剛」


「クク、了解じゃ。それでは真社の清算を始めようか。まずは今現在のお主らに発生した支払い金だ」


「その前にひとついいか」


先に話しておかないと後がこじれる。


「なんじゃ」


「額が額だ。放送は辞めて貰いたい」


「なんだ、そんなことか。ならば早く三戦『その必要は無い』」


そんなもの必要は無い。というか【やろうと思ってもできない】


「雌雄は決まった、以降は蛇足でしかない」


「では勝負はしないとな」


「もはや【勝利の報酬の価値はなくなったからな】安心しろ。【規定値しか貰わん】後は好きにしろ」


若干訝しげるが


「まぁいいだろ、お主がそういうなら」


パチンと音をならし。


「これで落ちたはずじゃ、確認せい」


「……、幾つか映っているが」


「それは証明用だ、不特定多数に見せるものではないわい」


「了解した」


「クク、納得したかでは、改めて始めようか。清算を」

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