コネクト 創造する世界
データの残骸 病室にて 2
テレビには知らない人たちが映っていた。その中に特徴あるものが一人居る。
黒く、顔もわからない人物、いや人なのか?何かのキャラクターなのか、それともプレイヤーなのかそれすらわからなかった。
「ふむ、あれが情報規制スキルか」
情報規制スキル?
「何でも、百億もの金が動くからコネクト社のほうでそういう規制スキルを渡したみたいだ」
「百億」
そんな人間が居るのか。
「あまり、驚かないね」
「VRの紙幣価値換算をしたのじゃろう。現実世界に居なかったからな。ファンタジー世界じゃ武器一本にその値段がつくこともある」
「そんな高いのは数本しかありませんよ」
武器以外にも、防具やアクセサリー色々あるし。
「ふむその感じだと、中々良いものを持ってたみたいじゃの」
「えぇ、一応世界で100以内に入る装備は一通り揃いました。あとはアイテムですね全回復の薬とかは高いですがあると買ってしまいますし」
あれたかいんだよなぁ、そういえば自分が今まで手に入れた装備品ってどうなっているのだろう。
「安心せぇ、お主の情報は全て残っておる、いやまだゲームもあるため成長できる。……」
「どうしました」
「いやつくづくもっとるなと思って」
何の事だろう。
「なに、じきにわかる。【自分の異常性をな】……さて、あっちはどうなったかな」
視線がテレビのほうに向く。かなり大きなサイズのテレビだ。うちに置けられるかな。
TVの内容を注視すれば、音が聞こえてくる。逆に注視しなければ音が聞こえてこない。使いやすいのか使いづらいのか良くわからない。
「幾らなんでもそれは」
「客にだって選ぶ権利はあるのだよ。私を招待したいのならばせめてその程度はしてもらいたい」
「それでも、【プレイヤー1,000人での模擬戦】を今すぐに行うなんて難しい事だと思うけど」
途中からの話なんでよくわからないが、黒い奴が吹っかけていることはわかる。
「たかだが全プレイヤーの0.01%を集めてデモンストレーションを行うそれでいいと言ってるのだが。それとも【そんな人数も集まらないほどのゲームなのかい】」
「むかつきますね」
その仕草、その口調、どれも他の人から言われたら、顔に出す程度だが、こいつからは何故か口に出してしまう。
「ほう、なんで。理屈は問題ないはずだが」
「なんていうんですかね、単純に合わないんですよ。理論とかは抜きにして本能が嫌ってる感じです」
「ほぅ」
金剛がこっちを向いてくる。その顔は笑顔であったが醜悪な顔をしていた。まぁ画面越しのあいつよりかはましだが。
「クク、なるほど。やはり面白いのうお主は。さてあちらはどうやって落とし込むのか」
視線はTVの方に移る。
「さてどうしたものか」
TV越しでは司会っぽい人たちは思い悩んでいる。
「何か方法は無いんですか」
視界を金剛氏に向かしてもらい、話をする。
「方法はある。あれは待っているんだ」
「待ってる?何を」
「多分もうそろそろでてくるはずなんじゃが……。おお始まった始まった」
そういって、またTVに視線が戻る。
「私は反対です。危険すぎる」
「ですが、そうしないと企画自体が頓挫しますよね」
「では貴方方が責任を取ってくれるのですね」
どういう状況なのだろう。
「何、責任の押し付ける奴を決めているだけだ」
気づけば視線が金剛氏に変更されている。
「責任の押し付け合い?」
「スカイアースの噂は聞いておる……、いやお主はその時いなかったのか。まぁ簡単に話せば【あやつは自己責任を理由に何人か愚かな奴を再起不能にしておる】お主にやったようにな」
「……」
絶句である、確かに【自己責任に関しては知っている】というか、自己責任の話が無かったら僕の精神はもっといびつになっていただろう。
「まぁ、あくまでも愚か者だけだ。【力量もなく、吼えているものにしか使わん】最も今回の場合なら躊躇無く潰しにかかる。だから力量も無くただ吼える者が必要だった」
「では、今回のは」
「【作為的だな】さてここから、わし達の本領発揮じゃな。よく発言を聞いておけ。でないとひっかかるぞわしらにな」
TVに視線に移されまた会話が聞こえてくる。
「それは、貴方方が負うものでしょう」
「何をおっしゃいますか、【我々は危険だと制止している】だというのに、貴方方が煽動してその危険飛び込もうとしている。ならば責任は貴方方が負うべきだ」
「我々は番組『ならばこの話はこれで終了だ』」
二人の会話に割って入る。あいつだ。
「くだらない、話に付き合ってる暇は無い。わしは最初に述べたはずだ【ままごとに付き合ってる暇は無い】喧嘩ならわしが帰ったあと勝手にやってくれ」
「元々はあんたが【あっ】」
視線が見えないのに、こちらを向いているように見える。それは凄みをおびていた。
「いい加減にせんと、【番組ごと壊すぞ】何、ここにいる奴らを全員壊せばいいんじゃろ【数分でおわる簡単なことじゃ】」
「聞こえましたか、こいつはこういう奴なんです。戦わせようとするならば選抜した先鋭を用意すべきです。そしてまだ先鋭は数十名規模でしか作れていません。【私が責任を持てるのは彼らだけです】」
「そしてわしはそれを拒む。何故わしがそんな【ちっぽけな戦い】に参加しなければいけないのか」
「よくいう。問題なのは……だろうに」
視界に入っている。金剛氏が何かを言っている。
「なんて言ったのですか」
「【畏怖】だ。あやつはこれに乗じてスカイアースという人物の格をあげたいんじゃ」
「格?」
「簡単に言えば、【烏合の衆を遠ざけたいのだよ】それには【圧倒的な力の差が示す必要がある】つまり」
今回の状況でその圧倒的に見せる。つまり言い換えれば。【僕以上の酷い行為を数千人に行う】ということになる。
「ようは千人は犠牲なんですね」
「ついでにわし達にも言いように進めるために、責任を負う奴から毟れるだけ毟るつもりだ」
「そういえば、金剛氏は運営の一員なのですか」
「いや違うわし達はな」
クク、と邪悪な笑みを浮かべながらこういう。
「運営からGMを任されたプレイヤーなのだよ。まぁ一部のゲームだけだがな」
権限を持つ、プレイヤー……自分には到底思いつかないものだった。
「ん、お主もわしらのメンバーなのだからそうなるんだぞ」
「僕が、GMに」
「そうじゃ、だから良く見ておけこれからの戦いを【管理者として見て見ると違ったものがみえるぞ】」
黒く、顔もわからない人物、いや人なのか?何かのキャラクターなのか、それともプレイヤーなのかそれすらわからなかった。
「ふむ、あれが情報規制スキルか」
情報規制スキル?
「何でも、百億もの金が動くからコネクト社のほうでそういう規制スキルを渡したみたいだ」
「百億」
そんな人間が居るのか。
「あまり、驚かないね」
「VRの紙幣価値換算をしたのじゃろう。現実世界に居なかったからな。ファンタジー世界じゃ武器一本にその値段がつくこともある」
「そんな高いのは数本しかありませんよ」
武器以外にも、防具やアクセサリー色々あるし。
「ふむその感じだと、中々良いものを持ってたみたいじゃの」
「えぇ、一応世界で100以内に入る装備は一通り揃いました。あとはアイテムですね全回復の薬とかは高いですがあると買ってしまいますし」
あれたかいんだよなぁ、そういえば自分が今まで手に入れた装備品ってどうなっているのだろう。
「安心せぇ、お主の情報は全て残っておる、いやまだゲームもあるため成長できる。……」
「どうしました」
「いやつくづくもっとるなと思って」
何の事だろう。
「なに、じきにわかる。【自分の異常性をな】……さて、あっちはどうなったかな」
視線がテレビのほうに向く。かなり大きなサイズのテレビだ。うちに置けられるかな。
TVの内容を注視すれば、音が聞こえてくる。逆に注視しなければ音が聞こえてこない。使いやすいのか使いづらいのか良くわからない。
「幾らなんでもそれは」
「客にだって選ぶ権利はあるのだよ。私を招待したいのならばせめてその程度はしてもらいたい」
「それでも、【プレイヤー1,000人での模擬戦】を今すぐに行うなんて難しい事だと思うけど」
途中からの話なんでよくわからないが、黒い奴が吹っかけていることはわかる。
「たかだが全プレイヤーの0.01%を集めてデモンストレーションを行うそれでいいと言ってるのだが。それとも【そんな人数も集まらないほどのゲームなのかい】」
「むかつきますね」
その仕草、その口調、どれも他の人から言われたら、顔に出す程度だが、こいつからは何故か口に出してしまう。
「ほう、なんで。理屈は問題ないはずだが」
「なんていうんですかね、単純に合わないんですよ。理論とかは抜きにして本能が嫌ってる感じです」
「ほぅ」
金剛がこっちを向いてくる。その顔は笑顔であったが醜悪な顔をしていた。まぁ画面越しのあいつよりかはましだが。
「クク、なるほど。やはり面白いのうお主は。さてあちらはどうやって落とし込むのか」
視線はTVの方に移る。
「さてどうしたものか」
TV越しでは司会っぽい人たちは思い悩んでいる。
「何か方法は無いんですか」
視界を金剛氏に向かしてもらい、話をする。
「方法はある。あれは待っているんだ」
「待ってる?何を」
「多分もうそろそろでてくるはずなんじゃが……。おお始まった始まった」
そういって、またTVに視線が戻る。
「私は反対です。危険すぎる」
「ですが、そうしないと企画自体が頓挫しますよね」
「では貴方方が責任を取ってくれるのですね」
どういう状況なのだろう。
「何、責任の押し付ける奴を決めているだけだ」
気づけば視線が金剛氏に変更されている。
「責任の押し付け合い?」
「スカイアースの噂は聞いておる……、いやお主はその時いなかったのか。まぁ簡単に話せば【あやつは自己責任を理由に何人か愚かな奴を再起不能にしておる】お主にやったようにな」
「……」
絶句である、確かに【自己責任に関しては知っている】というか、自己責任の話が無かったら僕の精神はもっといびつになっていただろう。
「まぁ、あくまでも愚か者だけだ。【力量もなく、吼えているものにしか使わん】最も今回の場合なら躊躇無く潰しにかかる。だから力量も無くただ吼える者が必要だった」
「では、今回のは」
「【作為的だな】さてここから、わし達の本領発揮じゃな。よく発言を聞いておけ。でないとひっかかるぞわしらにな」
TVに視線に移されまた会話が聞こえてくる。
「それは、貴方方が負うものでしょう」
「何をおっしゃいますか、【我々は危険だと制止している】だというのに、貴方方が煽動してその危険飛び込もうとしている。ならば責任は貴方方が負うべきだ」
「我々は番組『ならばこの話はこれで終了だ』」
二人の会話に割って入る。あいつだ。
「くだらない、話に付き合ってる暇は無い。わしは最初に述べたはずだ【ままごとに付き合ってる暇は無い】喧嘩ならわしが帰ったあと勝手にやってくれ」
「元々はあんたが【あっ】」
視線が見えないのに、こちらを向いているように見える。それは凄みをおびていた。
「いい加減にせんと、【番組ごと壊すぞ】何、ここにいる奴らを全員壊せばいいんじゃろ【数分でおわる簡単なことじゃ】」
「聞こえましたか、こいつはこういう奴なんです。戦わせようとするならば選抜した先鋭を用意すべきです。そしてまだ先鋭は数十名規模でしか作れていません。【私が責任を持てるのは彼らだけです】」
「そしてわしはそれを拒む。何故わしがそんな【ちっぽけな戦い】に参加しなければいけないのか」
「よくいう。問題なのは……だろうに」
視界に入っている。金剛氏が何かを言っている。
「なんて言ったのですか」
「【畏怖】だ。あやつはこれに乗じてスカイアースという人物の格をあげたいんじゃ」
「格?」
「簡単に言えば、【烏合の衆を遠ざけたいのだよ】それには【圧倒的な力の差が示す必要がある】つまり」
今回の状況でその圧倒的に見せる。つまり言い換えれば。【僕以上の酷い行為を数千人に行う】ということになる。
「ようは千人は犠牲なんですね」
「ついでにわし達にも言いように進めるために、責任を負う奴から毟れるだけ毟るつもりだ」
「そういえば、金剛氏は運営の一員なのですか」
「いや違うわし達はな」
クク、と邪悪な笑みを浮かべながらこういう。
「運営からGMを任されたプレイヤーなのだよ。まぁ一部のゲームだけだがな」
権限を持つ、プレイヤー……自分には到底思いつかないものだった。
「ん、お主もわしらのメンバーなのだからそうなるんだぞ」
「僕が、GMに」
「そうじゃ、だから良く見ておけこれからの戦いを【管理者として見て見ると違ったものがみえるぞ】」
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