コネクト  創造する世界

AAA

データの残骸 ???4

勝てない。


頭には、常にそれが巡っている。魔法だかなんだがはわからない。いつ食らったのかもわからない。ダメージを受けたとも思えないし、受けたきもしていない。しかし頭だけは警告を発する。


【当たるな】それだけが頭に響いている。結果として、【自分でもよく分からない黒い何か】が攻撃を吸収し事なきをえている。


相手はどこにいるかわからない。目では終えないし、目線が会えば幻覚が襲ってくる。かといってこちらが攻撃しようとしても、【魔法やらはキャンセル】され、射撃武器は持ってきてないのでなにもすることは出来ない。ただ、相手の攻撃をたえるのみだった。


どうすれば勝てるのか、そんな子とを考えようとすれば攻撃が飛んでくる。次第に集中力が下がり、黒い何かが削られていく。しかし攻撃を使用とすれば、【行動を誘導され】思うような行動が出来ない。そして相手は均一化速度ででたらめに動いている?


何もかもが足りてない、同一の力を手にいれたところで【使いこなせる自信がない】経験も足りなければ知識も足りない。ステータスもない。反応速度を変えても補足できない。というより、恐らく反応速度や移動スピードは僕の方が早い。今までなら普通に補足できていた。しかし相手は【補足されてのを前提で動いている】対策している。


なんで削られているのか?何で攻撃されているのか補足できるはずなのにそれすらわからない。一回も食らってないが、一回でも倉ったらやられるイメージがある。


それでも、諦めずに攻撃を当てようと相手を補足する。そして、【攻撃は明後日の方に行く】ちゃんと狙い補足したはずなのだが、【攻撃は補足した場所に届くことはなかった】


どうすれば勝てる、どうすればいい、どうすれば


考えろ、考えろ、感覚で動いても意味がない。だから考えろ、考えろ、考えろ。


そうして、一方的な戦いを何分か続けた後。相手の攻撃が止まった。


粘り勝った、そう思った。そう思いたかった。


しかし現実は非常で、目の前には無数の尖ったものが全方位に広がっている。何時から?恐らく戦ってる最中に増やし続けていたんだ。そうして、床を見れば今度は足元が光っている場所が複数ある。いや【何処を見渡しても見えるからこれも準備していたのだろう】


空には尖った何か、床には魔方陣。そして、相手自信も装備が変わっている。


「なんだ、つまり」


【相手はまるで本気ではなかったのだ】今までのはいわば準備体操、当たろうが避けようが、どうでも良かったのだ。


「……」


相手は何も言わない。


「ああぁぁぁ」


急に痛みが襲ってくる。足元を見れば……【何も見えない】


何も見えない。周りを見渡しても何も見えない。視界が、奪われた?しかし足の痛みが襲ってくる。激痛で声が出る。


「あぁぁぁぁ」


痛い、痛い。しかし叫んだところで痛みは痛みの箇所が増えていく、肩、腹、膝、箇所はどんどん増えてるように感じる。そして、体からは何かが垂れている、他にも体に触れられている何かと租借音も聞こえる。


無理にでも体を動かそうとすれば、体の一部が反応がないのを感じる。


恐らく、彼の戦い方何だろう。相手の行動を封じ、叩く状態を作る。きっとそうに違いない、そうでなくてはならない。


何ができるか、わからないがとりあえず体を動かしていく。痛みも感覚が無くなったところでは感じなくなり。徐々に動かすことに集中することができた。そうして、【利き腕以外は動かせなくなった時】ようやく、視界が、開けた。いや違う。正確には【無理やり視界に光景が広がっていった】


様々な景色が、広がっていく。辺りを見渡しても光景が変わらなく、今がどんな状態か見ることはできなかった。やがて視界は映像に変わっていき。光景もどんどん陰惨に変わっていく。


目の前で死ぬ人を見た。


なにもできずに犯される人を見た。


血を見た、叫ぶ人を見た。形のない物を見た。


不快な音を聞いた。壊れるほどの音を聞いた。頭に残る声を聞いた。


生暖かい感触がする。冷たい感触がする。溶けるような感触がする。


血の味がする、肉の味がする。プチっと何かを潰すおとが聞こえる。


硝煙の臭いがした。鉄の臭いがした。腐った臭いがした。


ただ繰り返される。その光景が、その動作が、その音が。もはや考えることも出来ないくらいに永遠と……。


自分はどうなっているのか、戦闘は?あいつは?そんな事を考えることもできず。ただなすがままに流されていく。


「成る程、逸材だな」


不意にループが止まり、目の前に一人のピエロが現れる。


「しゃべるか?」


「……?」


喋ると体を動かそうとしても、思ったように体は動いてはくれない。


「……まぁ、そこまでは無理か」


「……」


何を知ってるんだこのピエロは


「なに、じきにわかる。お主の考えてることはわかるからな、聞きたいことがあるのなら、思考しろ」


では、あいつ勝てたの僕は


「ん、ボロ負けだぞ勝負は」


そうか、ボロ負けか


「いや、悲観する必要はないぞ、何せお主はあいつの策をことごとく潰しだからな。むしろ誇るべきじゃ。なんせ【奴は目的を果たせかなったんじゃからな】」


……、なにがなんだがさっぱりわからない。


「まぁとりあえず、今日はもう休め。明日に解説してやろう」


クックとファンタジーの魔女みたいな声を上げ老人は笑い始める。


僕はその声を聞きながら、ゆっくりと眠りに落ちていくのだった。











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