コネクト  創造する世界

AAA

因果と収束 クエスト6

レイストップの開発会社【ピカロ】は異色を放っていた。ユーザーに媚びず、しかしユーザーの意見を受け入れるその姿勢は一部のユーザーにうけ。ピカロ信者と呼ばれるようになっている。


ピカロの姿勢は簡単だ【ユーザーの発言を紳士に受け止め、その後の責任は負わない】最も、警告はする。しかし大半は自分の意見を取り込んでくれるんだ、意見をいうだろう。その結果【自己責任というなのゲーム崩壊が多々起きた】そのゲームのひとつとして、モンスターブリーダー2というゲームがある。1の方は【モンスターのみの戦闘】で好評をうけ、2ではユーザーも戦闘に参加できる。おおいに期待できる内容だった、β版でも解くに問題がなく進んだ。


問題があったのは【正式版開始までにあった。モンスター募集コーナー】運営の公式の発表で、【一部採用か全部採用】かで、ユーザーが全部採用を選んで投稿をし続けた……。


その結果、【ユーザーモンスターが強すぎてまともにゲームができなくなってしまった】無論ユーザー達は抗議を行ったが。


「我々はユーザーの意向にしたがっただけだ」


と一蹴、結果わずか半日でゲームが無くなった。勿論【失敗したゲームの続編が出るわけもなく】以降ピカロから、ブリーダーメインのゲームは消え去った。最も別ゲームでどうシステムを流用してるのはあるらしいが。


さて目の前の状況を考えよう。【これはテストプレイといってもいい】多分真のクエストクリア条件は【極ニュートラルをコネクト接続で行った場合】だぅたんだろう。そして、【内部では町が破壊されて】【外ではこの半々の奴と戦うことになる】当然内部の状況はわからず。結果として【ゲームが崩壊してゲームエンド】これが【ユーザー】最悪の想定だろう。運営は【成功しようが失敗しようがどちらでもいい】失敗したらしたらで新しいのを作ればいいし。成功したらしたらで。


【コネクト接続の接続調整に使えばいい】相手も【イベント用のラスボスだ】勝っても負けてもピカロは痛くも痒くもない。


これの利点は【winーwinの関係であることだ】運営はデータをとれ、ユーザーは情報を公開される。どちらも問題ないし。【報酬も貰っている】ただてを抜いたりしたら、互いに情報がでないから。


「やるなら、徹底的に、やらないなら即座に撤退か」


マイナーゲームだ。あっちは、本気で潰しにかかってる。ならばこちらも全力で倒す。


目には目を歯には歯を理不尽には理不尽にを。


「さて、やりますか」


機体に乗り、起動させる。相手は動かない。【データが欲しいから】


足の動作を確認する。右、左。ブーストを吹き足の確認を行う。回避はこの戦闘においての生命線とも言える。


ブーストをし、背後に回る。


肩のキャノン砲で攻撃する。……相手は無傷だ。普通に攻撃するくらいでは効かないのだろう。


翼から羽が飛んでくる。一枚一枚が攻撃になっている。


ブーストで回避していく。羽からの攻撃だけでなく。手やら口やらから魔法も飛んでくる。


避ける避ける避ける。百いや千に届きそうな攻撃を……回避できるスペースは無く。シールドを張りながら対処を行う。壊されようになったら安全圏まで避けて、そこから近づいて攻撃する。そうやって、少しずつ、少しずつではあるが【安全圏は消えていった】相手の物量が多すぎる。恐らく【その程度でダメージを受けるのは戦うに値しないだろう】勿論こちらも【それ相応の機体でくれば問題はなかっただろう】しかし現実は非常で一つ一つが小型ミサイル並みのダメージでシールドが損傷している。


今回、コネクト接続するつもりはなかった。本来なら内部にいる相手に使う予定だった機体で戦っている。勿論システムはTRPGのマニュアルだ。でなければ【羽が誘導しこちらに襲ってくる】あくまで生き残っているのは、相手がファンブル【致命的な失敗】扱いになって攻撃が避けていることになっているからで、実際だったら数秒も持たずに沈んでいるだろう。それくらい相手は強く、こちらは弱い……だから


轟音と共に現れる、機体、機体、機体。先ほど連絡を入れた。鉄塊のフレンドが集まる。ウルフ、ビー、ダンサー


「ロックは?」


「読み込みに時間がかかるってさ、多分十分かかると思う」


「十分かわかった。こっちはあいつに一矢報いてからログアウトして【それようの奴を持ってくる】」


「あれに一矢報いるって、その貧相なのではダメージすら与えられないだろう」


「何、フェアでいこう」


安全圏で機体から降り。システムやクラスをレイストップに戻す。


「何をする気」


「見てればわかるさ。ちょっと狂気を振りまくからそこで見といた方がいいぞ」


そういって、巨大な敵の前に歩いていく。


巨大な魔法の玉くる、羽が導かれたかのように自分へと向かってくる。痛みが襲ってくる。黒い羽から呪詛めいた呪いが襲い、白い羽から蝕んだ精神ごと浄化していく。勿論激痛つきで、焼けるような痛さや感電のような痛みが両方襲ってくる。皮膚は爛れ、目は色を映さず、体は動くことを拒絶する。


しかし体は相手の方に向かっていく。脳が命令しようが周りが止めようが関係ない。これは【そういう呪いなのだから】


歩く歩く歩く……何千との羽を体に受け、何百発の魔法の玉に当たっても歩みは止まらない。


業を煮やしたのか。魔法の玉がレーザー上の何かに変わり。それを照射し続ける。


「この程度か」


温い、その一言に尽きる。【自分が浴びたことのある痛み】を呼び起こしてる時点でこの勝負の勝敗は決していた。この程度の痛み等、【あの時の訓練に比べてばはるかに優しい】


一歩一歩進んでいく。歩くスピードは変えられない。また【気絶しなければ体力は1残る】これはそういう攻撃だ。【相手から受けた攻撃をそっくりそのまま返す】それがユニーク技【受けた恨み】だ。


(さて、随分と攻撃してくれたな)


口に出していいたいが生憎、喋ることができないくらいにボロボロになっている。


(まぁ、お互い言いたいことがあるかもしれないが、まぁ)


自分の頭上に大きな玉が現れる。赤黒く、スパークを放ち。玉の付近は黒く歪み、気持ちを暗くする。


(とりあえずくらっとけや)



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