コネクト  創造する世界

AAA

因果と収束 クエスト5

「んっ」


PCでの管理を行ってる最中、一つの連絡がくる。


「ほぅ、あの仕掛けが動いたか」


確か夏に強制発動だったか?まぁユーザーとしては早いに越したことはないが。っとそうだ忘れるところだった。確か今回は協同運営にしたんだった。連絡して教えてやらないと。


「こちら、レイストップ運営の田中だ……、あぁ、そうフラグを撃ち抜いた。……あぁ、ではそれで頼むよ【金剛氏】」


さて電話も終わったことだし。


「このゲームを終わらせた奴の面でも拝みにいきますか」


















・・・・・・・・


「やりすぎだろこれは」


目に映るのは、巨大な固まり。そうだな、一般に城と思われる大きさのナメクジを想像してほしい。多分それが1.5倍気持ち悪くしたのがこいつだ。


「あぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ」


叫び出す。ただうるさいだけでなく。精神異常をきたす攻撃だ。そして振動で身体の一部が飛び散り、そいつが町の中で暴れてる。まぁ野次馬によって除去されているが。


さて状況を考えよう。双子は【混じったと思ったら消えていった】今存在してるのは【ライトとダークの混合物だ】土から物質かしなんとか形を作ってる存在。それがやつらだ。野次馬達も戸惑っている。


一つは敵の固さだ。扱いが【神】扱いになるため硬くなる。それも腐ってもカルマの神だ高いカルマ値の奴らは、【攻撃をすることすらできない】


二つ目は……、そう二つ目が問題だ。


【このモンスターを倒しても旨味がない】


倒しても出るのはただの土だけ。【しかもドロップすらしない】


経験値はイベントのせいか、【1】しか貰えない。いやこれは別の理由かもしれない。


さてこの状況どうするのがいいか……


考えている最中に戦闘音が終わった。


「なんだ、時限式のイベントが入ったのか」


「まぁ、ある意味正解である意味では不正解だな」


「誰ですか」


「このゲームの製作者だよ、まずはおめでとう諸君。君達は【ゲームをクリアした】報酬としてこれをあげよう。私からの褒美だ」


フレンドコード 田中結城たなかゆうき


製作者のフレンドか確かに普通なら嬉しいが。何かいやな予感がするんだよなぁ。


「さて報酬も渡し終えたし、本題へ入ろう。まずはクリアの意味だ」


そうそれだ、クリアとは何だ……?。まずは。


設定を変える。メインをTRPGにサブにレイストップを置く。そして【いつでもコネクト接続できるようにする】想定は最悪に近い状態に移行して言ってる。


「…、…」


「ロック聞こえるか」


「あぁ、聞こえとるよ。【何人で向かえばいい】」


「できるだけ大勢で、それとフル装備で頼む。恐らく最悪に向かってる」


さてこっちはできた、それでこっちは。


「だから、私はこう考える【いくつかのVRを組み合わせたゲームがあってもいいと】」


話の内容はわからないが。コネクトによる接続ではなく【アカウントの連動させる方法】か、まぁ考えてはいる企業もあったが。システムの面倒さからやってるゲームは少なくともRPGでは見たことが無いな。


「であるならば、【最初に倒すべき敵は見せとくべきではないか】つまり、レイストップとはこれから始まる連動VRゲーム、そうだな冒険者でもいいが、君達からすれば」


空から音が聞こえる。気づけば空は赤く染まっていた。そこに空間がさけ黒い空間が生まれる。そこに文字がかかる【Fool(愚者)】と。


「君達にぴったりだろ、自由に遊ぶ愚者ども。まぁ楽しんでくれたまえ……さてここで一つの疑問がでるだろう。【ラスボスがどれくらい強いのか】」


あぁ確かに、それは気になる。


「なので最初に言っておこう。ラスボスであるニュートラルは【想定よりもはるかに弱くなっている】理由は【早期クエストの解決だ】本来ならば後二ヶ月は持つつもりだったんだが」


ちらりとこちらのほうに向いた気がした。


「まぁこういうイレギュラーもいいことだ。それでも【ゲームが終了しない程度の強さ】になっただけだ」


一呼吸おけば、パーティ内も動ける程度には回復している。


「大丈夫か?」


「やられた本人にいわれるとなざけないな、……あぁ大丈夫だよ」


どうやら、パーティ全員無事らしい。


「良かった、じゃあ今のうちにリーダー権を発足に変えとくから、後は任せた」


「ちょっと、なんだいそれは」


発足にリーダーを移して、こちらも【接続側に移動する】


そこには、わかっていたとおり。【あちら同様強大な塊があった】ただ違う点を上げるとすれば。


【体が天使と悪魔の半神をした顔が二つある生物だったということ】


「ははは」


「ひひひ」


「さて、メインキャストも登場したところで、今回のクエストを話そう」


目の前には話している田中がいる。どうやらこっち側にいたらしい。


「【ログアウトしろ】一人でもできたらクエストクリアだ」


つまり本来は【ログアウトすらできない状態になったのか】


「しかし、私も【ここで何処までやれるかは興味がある】なので、一定値までニュートラルをダメージを与えることができるのなら……」


いったん間を置く。番組もそうだがどうもこの間を送ってのはよろしくない。【相手に考える時間を与えてるようだ】


まずは買いだめしていた回復薬を【使い切る】勿論オートでだ。次に強化薬。使えるだけ使っておく。


「コネクトで私たちに協力してくれる【黒幕】の一人を紹介しよう」


……10%は確定か。後は【全力でやるだけだ】


札を出す。やるのはサブクラスの召還士、呼び寄せるのは鉄の塊。


対峙するは、【幾つかのゲームの終着点】対してこちらは【行く年も戦ってきた熟練機体……】


「では、始めよう」
「さぁ、やろうか」


ここに一つのゲームの終着点【レイストップ】が始まった。

「コネクト  創造する世界」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「SF」の人気作品

コメント

コメントを書く