コネクト 創造する世界
闘技場 不正者1 忍者
「やっかいだな」
相手の強さは今までと変わらないくらいの強さ、驚異ではないが普通に強いくらい。
基本はクナイの投擲と、刀による近距離攻撃。その他忍術を、少々使うくらいで奇想天外なスキルや威力はない。……つまり、検知してるのは攻撃面ではない。となると防御面と言うことになるが……
「まぁ、どう見てもあれだな」
忍者が開始早々使った、自分の体に霧を纏わせる方法。クールタイムも短く。ほとんどが霧に包まれてる状態であった。
「さて、こっちも弾なんて概念はないから撃ち放題だがどうするか」
今まで、霧が晴れたさいに当てた攻撃はあるが、どうやら回復忍術も使えるらしく。クールダウンにいくころには体力は全回復している。かといって接近したところで攻撃が当たるという見込みはない……それに
「こっちだ小僧」
上に飛ぶ。勿論銃で推進力をつけて。
「また、それか」
「あいにくと、これが一番自信があるので」
「確かにな、よく避けられてると思う」
この忍者は隙を掴むのがうまい。霧に隠れているからか。体が見えないかはわからないが。【移動後にも霧が残留する】ことと、【気配が感じられない】のが合わさって。相手の居場所の特定が困難になる。おまけに【声をおいていってる】霧で体が映らない状況での、揺さぶりは効果が高い。現に何発か貰っちまってる。そして、霧が晴れた後も。
「『それで、【勝算はついたかな】』」
何人もの忍者が話しかけてくる。何人かは【実体を持った分身体】で何人かは【実体なき陽炎】、分身体は爆発し。陽炎は閃光を発し視界を奪う。
銃を撃ち、分身体を倒す。本体にも当たればいいのだが。本体は隠れていて見えない。発見するタイミングは【霧を張り始めた時のみ】それ以外に対処してると、とりまきにやられてしまう。
そして分身体を処理し終えるときは何人かの陽炎と霧を纏ってる忍者の登場だ。なるほど、全体攻撃を持っていない敵には効果的だ。
「解析を終えました。情報を提供します」
「読み上げてくれ」
「不正はスキル、高運と判断。効果は回避性能が増加するスキルの上昇値を【自分が装備品の最低取得確立】を係数にして上昇させるスキルです。確立が低いほど【回避性能を上昇します】」
不正じゃなくて、オリジナルスキルだな。この時点で【確殺】する必要がないので、ジョーカーは切らないことが確定した。
「それで、今の係数は何だ。あの刀か」
今見える中では、あの赤く光っている刀が一番レア装備にみえるが。
「違います、あの武器も【0.5%】のドロップですが、それよりも低い装備があります」
「その装備品は」
ムムの回答を聞き、そこの忍者がこちら側の人間だということを再度認識させられた。
「ごめん、もう一度言って」
「スキル、高運の係数は【不壊の腕輪】です。鍛冶に成功するか5回以上失敗した際に稀につく機能です」
「効果は」
「破壊されません。それだけです」
「推定係数は」
「低級なので、失敗3割、装備品が残る可能性8割。それを5回以上繰り返し、稀を成功するには。50%としても、24%を【70回】運よく5回で成功させても0.07%なので上昇率は不明。現在、命中判定の値が小さすぎて【絶対回避状態】となってる可能性あり」
絶対回避とは、簡単に言えば無敵の回避版である。本来無敵というのは装備の揃えたプレイヤーが自分よりも数段劣る敵と戦った際に、ダメージが通らない事現象のことをいっていた。ダメージを食らわないので、AI等のボットに任せて仕事や寝ている間に狩りを行う際に使っていた言葉である。無敵同様絶対回避も回避が高すぎる為、命中の判定が0となり全ての攻撃がミスとなる。
「さて、となると手は限られてくるな」
不正じゃないので。不正対策は使いたくないし、しかし絶対回避になるほどのステータスとなると。
「ムム、相手の推定回避ステータスはどれくらいだ」
「予測回避値【350】」
350……、俺が普通に撃つ時は25+3D6だから……一割以内に入ればそこそこのダメージが入るとして。最低でも50回は連ちゃんしないといけないわけか。
この回避値というのはあくまでも、TRPGのシステムを利用した場合の数値である。【マニュアルで当たるのであれば】必要ないが。今回は相手がスキルで覆われているため。【直撃】させることができない。そうなれば必然的に、命中の達成値で当てるしかない。最大値がでればもう一回触れるので。最大値を50回出せればダメージは与えられるだろう。一撃を狙うならば60回だせばいけるだろう。まぁ確率的には現実で壁抜けが成功するぐらいの可能性はあるんじゃないか。まぁなんにしても……
「やるしか……ないか」
「そろそろ、観念したかね」
「いいや、むしろこれからさ」
「多分、種は割れた思うが、【当てられるのかね】」
銃を壊れてもいい銃に持ち替えて、操作をマニュアルからオートに変更。
「あぁ、とっておきをみせてやるよ」
相手の強さは今までと変わらないくらいの強さ、驚異ではないが普通に強いくらい。
基本はクナイの投擲と、刀による近距離攻撃。その他忍術を、少々使うくらいで奇想天外なスキルや威力はない。……つまり、検知してるのは攻撃面ではない。となると防御面と言うことになるが……
「まぁ、どう見てもあれだな」
忍者が開始早々使った、自分の体に霧を纏わせる方法。クールタイムも短く。ほとんどが霧に包まれてる状態であった。
「さて、こっちも弾なんて概念はないから撃ち放題だがどうするか」
今まで、霧が晴れたさいに当てた攻撃はあるが、どうやら回復忍術も使えるらしく。クールダウンにいくころには体力は全回復している。かといって接近したところで攻撃が当たるという見込みはない……それに
「こっちだ小僧」
上に飛ぶ。勿論銃で推進力をつけて。
「また、それか」
「あいにくと、これが一番自信があるので」
「確かにな、よく避けられてると思う」
この忍者は隙を掴むのがうまい。霧に隠れているからか。体が見えないかはわからないが。【移動後にも霧が残留する】ことと、【気配が感じられない】のが合わさって。相手の居場所の特定が困難になる。おまけに【声をおいていってる】霧で体が映らない状況での、揺さぶりは効果が高い。現に何発か貰っちまってる。そして、霧が晴れた後も。
「『それで、【勝算はついたかな】』」
何人もの忍者が話しかけてくる。何人かは【実体を持った分身体】で何人かは【実体なき陽炎】、分身体は爆発し。陽炎は閃光を発し視界を奪う。
銃を撃ち、分身体を倒す。本体にも当たればいいのだが。本体は隠れていて見えない。発見するタイミングは【霧を張り始めた時のみ】それ以外に対処してると、とりまきにやられてしまう。
そして分身体を処理し終えるときは何人かの陽炎と霧を纏ってる忍者の登場だ。なるほど、全体攻撃を持っていない敵には効果的だ。
「解析を終えました。情報を提供します」
「読み上げてくれ」
「不正はスキル、高運と判断。効果は回避性能が増加するスキルの上昇値を【自分が装備品の最低取得確立】を係数にして上昇させるスキルです。確立が低いほど【回避性能を上昇します】」
不正じゃなくて、オリジナルスキルだな。この時点で【確殺】する必要がないので、ジョーカーは切らないことが確定した。
「それで、今の係数は何だ。あの刀か」
今見える中では、あの赤く光っている刀が一番レア装備にみえるが。
「違います、あの武器も【0.5%】のドロップですが、それよりも低い装備があります」
「その装備品は」
ムムの回答を聞き、そこの忍者がこちら側の人間だということを再度認識させられた。
「ごめん、もう一度言って」
「スキル、高運の係数は【不壊の腕輪】です。鍛冶に成功するか5回以上失敗した際に稀につく機能です」
「効果は」
「破壊されません。それだけです」
「推定係数は」
「低級なので、失敗3割、装備品が残る可能性8割。それを5回以上繰り返し、稀を成功するには。50%としても、24%を【70回】運よく5回で成功させても0.07%なので上昇率は不明。現在、命中判定の値が小さすぎて【絶対回避状態】となってる可能性あり」
絶対回避とは、簡単に言えば無敵の回避版である。本来無敵というのは装備の揃えたプレイヤーが自分よりも数段劣る敵と戦った際に、ダメージが通らない事現象のことをいっていた。ダメージを食らわないので、AI等のボットに任せて仕事や寝ている間に狩りを行う際に使っていた言葉である。無敵同様絶対回避も回避が高すぎる為、命中の判定が0となり全ての攻撃がミスとなる。
「さて、となると手は限られてくるな」
不正じゃないので。不正対策は使いたくないし、しかし絶対回避になるほどのステータスとなると。
「ムム、相手の推定回避ステータスはどれくらいだ」
「予測回避値【350】」
350……、俺が普通に撃つ時は25+3D6だから……一割以内に入ればそこそこのダメージが入るとして。最低でも50回は連ちゃんしないといけないわけか。
この回避値というのはあくまでも、TRPGのシステムを利用した場合の数値である。【マニュアルで当たるのであれば】必要ないが。今回は相手がスキルで覆われているため。【直撃】させることができない。そうなれば必然的に、命中の達成値で当てるしかない。最大値がでればもう一回触れるので。最大値を50回出せればダメージは与えられるだろう。一撃を狙うならば60回だせばいけるだろう。まぁ確率的には現実で壁抜けが成功するぐらいの可能性はあるんじゃないか。まぁなんにしても……
「やるしか……ないか」
「そろそろ、観念したかね」
「いいや、むしろこれからさ」
「多分、種は割れた思うが、【当てられるのかね】」
銃を壊れてもいい銃に持ち替えて、操作をマニュアルからオートに変更。
「あぁ、とっておきをみせてやるよ」
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