コネクト 創造する世界
正式版開始 祭りの後 報酬2
「それで、君は何を望むんだい」
それを聞くまでに聞いておかなきゃいけないことがある。
「その前に、まずは……ロックはいくらぐらいほしい? 」
「ふむ、金か要らんぞワシは」
まぁ、そういうとは思ってたが、現実に言われると面食らうな。
「いらないのか、それなら5億かな。まずは現金はそれだけ貰おう。それくらい払えるでしょ。一応分割でお願いします」
「払えるが……、なんで5億なんだい? それと分割は僕達がいう言葉じゃないのか」
「東藤さんの契約金が三億と、後は現メンバーの卒業までの学費と遊ぶ金かな 」
「……遊ぶ金って」
「重要なことだよ、必要以上に金を持つとそれはそれで狙われるからね」
宝くじ当たって人生不幸になった人だってたくさんいるしね。
「だから、一人当たり二百万位くれればそれでいいよ、与えすぎるとそれはそれで価値観狂うし」
「なるほど、しかし二億も必要なのかね」
「修士までの六年間で一人1200万、確か11人位いたから1.3億でしょ。夏期休暇とか遊びにいって海外とかいくなら1000万くらい飛ぶでしょ。それを年1でやったら6000万。ほら二億になったでしょ」
まぁ先輩たちも卒業するしそこまでいらないと思うけどね。
「……わかった。金の方はそれでなんとかしよう、それで本題はなんなんだい」
「本題は、【六年間、私たちのゲーム開発費を0にしてもらいかつ優先的に開発者を寄越して貰う】これが私が求めるものです」
「開発費と開発者の優遇か……確かに【そこは決めてなかったね】」
「えぇ、という訳で私が卒業するまでただでお願いします」
「それは、いいんだが、何故学生期間までなんだい? 別に半永久でもいいじゃないか」
「いったでしょ、あくまで【一人当たり1000万】での換算です。半永久なんていりません」
というか、そんなのめりこめる環境をくれるなんて困る。【期限が決まってるから必死で考えるんだ】いつでもいいのと、締め切りが決まってるのではモチベーションが変わってくる。
「そうか、それならそれでいいんだ。元より即座に100億だから困る訳で、時間があるなら余裕で払えるからね」
「あぁ、後今回使ったシステムは【コネクト社】に譲ります。次回からこれ使って不正者潰してください」
「……、ごめん聞こえなかった。もう一度いってくれない」 
「? 今回使った【強制転移のシステム】をまるごとコネクト社のTRPG部署に渡すので、不正者対策として使ってください」
社長は呆れてものが言えなくなってる。
「お主はそれでいいのか? はっきり言って、このシステムがあれば半永久でコネクト社から搾取できるぞ」
爺さんからそんな言葉があがってくる。
「いや、だから手放すんでしょ。【無限に金が沸いてくるシステムなんて厄ネタにしかならない】いずれそれをめぐってウチゲバが発生することなんてわかってる。だったら、【システムを手放す変わりにかなりの優遇権を得た】とした方がまわりは納得するでしょ」
「そうか、だから【わざわざ1000万なんて単価にしたのか】それを貰ったやつが拡散することを見越して」
「つまり、君は【初めから手放すつもりでこのシステムを開発したのかい】」
「正確には……これから起きることを見越して手放したと言った方がいいね」
そう……これから起きることのね。
「これから起きること? 」
「それについては僕が説明するよ」
緑色のポリゴンが表れる。
「久しぶり、因みに僕の報酬はいくら位なのかな」
「いくらほしいの」
「うーん、まぁ僕も三億位ほしいけど。君と一緒でいいや」
「では、奮発して8000万追加で、それくらい払えるでしょ社長」
「払えるけど、先に内容を教えてくれないかな」
「あっ、そんなにくれるの。いってみるもんだね」
顔はわからないが嬉しそうにしてるのは口調でわかる。
「内容をお願いするよ」
「あぁ、それなんだけど。■■■■、あれ、名前もう制限してるんだ、さすがだね。ではスカイアース。おぉ、こっちなら言えるね。じゃあ結論からいうけどスカイアースはハッキングされていて、【ログアウトコマンドで強制転移することになってる】」
「なんだって、なんで解除しないんだ」
「なんでって、内容がわかってるからさ。先が見えてて対策までしてるんだから解除する必要なんてないよね」
「はっ? 」
「仕掛けたハッカーは、清水国光。仕掛けた理由は逆恨み。どうやら昔スカイアースに喧嘩を売って返り討ちにあったらしい。だから今度は自分がはめようって魂胆だってさ。自分のブログに犯行予告書くとか馬鹿だよね。このご時世何処から足つくかわからないのにさ。ちなみに、転移先は先程までハッカーを送り込んでた先だね。あと何処かのコミュニティサイトで生放送枠もとってるね結構人入ってるよ十万人位かな。」
十万か、よく集めたな、まぁ実際来たら減るけどな。奴らは【金剛に潰された事を忘れてないはずだ】
「ちなみに、こちらもアーケード版から生放送が確定してます。今回はなんとかまわりに周知することで格ゲーマー達が集まってくれました。いい実況になるでしょう」
「……、君はいったい何をするつもりなんだい」
「なに、ゲームのタイトルに合うように実験するんですよ。実験をね。それでは、祭り最後のクライマックスイベントをはじめましょうか」
そういって、ログアウトボタンを押した。最後の悪意と対峙するために……
それを聞くまでに聞いておかなきゃいけないことがある。
「その前に、まずは……ロックはいくらぐらいほしい? 」
「ふむ、金か要らんぞワシは」
まぁ、そういうとは思ってたが、現実に言われると面食らうな。
「いらないのか、それなら5億かな。まずは現金はそれだけ貰おう。それくらい払えるでしょ。一応分割でお願いします」
「払えるが……、なんで5億なんだい? それと分割は僕達がいう言葉じゃないのか」
「東藤さんの契約金が三億と、後は現メンバーの卒業までの学費と遊ぶ金かな 」
「……遊ぶ金って」
「重要なことだよ、必要以上に金を持つとそれはそれで狙われるからね」
宝くじ当たって人生不幸になった人だってたくさんいるしね。
「だから、一人当たり二百万位くれればそれでいいよ、与えすぎるとそれはそれで価値観狂うし」
「なるほど、しかし二億も必要なのかね」
「修士までの六年間で一人1200万、確か11人位いたから1.3億でしょ。夏期休暇とか遊びにいって海外とかいくなら1000万くらい飛ぶでしょ。それを年1でやったら6000万。ほら二億になったでしょ」
まぁ先輩たちも卒業するしそこまでいらないと思うけどね。
「……わかった。金の方はそれでなんとかしよう、それで本題はなんなんだい」
「本題は、【六年間、私たちのゲーム開発費を0にしてもらいかつ優先的に開発者を寄越して貰う】これが私が求めるものです」
「開発費と開発者の優遇か……確かに【そこは決めてなかったね】」
「えぇ、という訳で私が卒業するまでただでお願いします」
「それは、いいんだが、何故学生期間までなんだい? 別に半永久でもいいじゃないか」
「いったでしょ、あくまで【一人当たり1000万】での換算です。半永久なんていりません」
というか、そんなのめりこめる環境をくれるなんて困る。【期限が決まってるから必死で考えるんだ】いつでもいいのと、締め切りが決まってるのではモチベーションが変わってくる。
「そうか、それならそれでいいんだ。元より即座に100億だから困る訳で、時間があるなら余裕で払えるからね」
「あぁ、後今回使ったシステムは【コネクト社】に譲ります。次回からこれ使って不正者潰してください」
「……、ごめん聞こえなかった。もう一度いってくれない」 
「? 今回使った【強制転移のシステム】をまるごとコネクト社のTRPG部署に渡すので、不正者対策として使ってください」
社長は呆れてものが言えなくなってる。
「お主はそれでいいのか? はっきり言って、このシステムがあれば半永久でコネクト社から搾取できるぞ」
爺さんからそんな言葉があがってくる。
「いや、だから手放すんでしょ。【無限に金が沸いてくるシステムなんて厄ネタにしかならない】いずれそれをめぐってウチゲバが発生することなんてわかってる。だったら、【システムを手放す変わりにかなりの優遇権を得た】とした方がまわりは納得するでしょ」
「そうか、だから【わざわざ1000万なんて単価にしたのか】それを貰ったやつが拡散することを見越して」
「つまり、君は【初めから手放すつもりでこのシステムを開発したのかい】」
「正確には……これから起きることを見越して手放したと言った方がいいね」
そう……これから起きることのね。
「これから起きること? 」
「それについては僕が説明するよ」
緑色のポリゴンが表れる。
「久しぶり、因みに僕の報酬はいくら位なのかな」
「いくらほしいの」
「うーん、まぁ僕も三億位ほしいけど。君と一緒でいいや」
「では、奮発して8000万追加で、それくらい払えるでしょ社長」
「払えるけど、先に内容を教えてくれないかな」
「あっ、そんなにくれるの。いってみるもんだね」
顔はわからないが嬉しそうにしてるのは口調でわかる。
「内容をお願いするよ」
「あぁ、それなんだけど。■■■■、あれ、名前もう制限してるんだ、さすがだね。ではスカイアース。おぉ、こっちなら言えるね。じゃあ結論からいうけどスカイアースはハッキングされていて、【ログアウトコマンドで強制転移することになってる】」
「なんだって、なんで解除しないんだ」
「なんでって、内容がわかってるからさ。先が見えてて対策までしてるんだから解除する必要なんてないよね」
「はっ? 」
「仕掛けたハッカーは、清水国光。仕掛けた理由は逆恨み。どうやら昔スカイアースに喧嘩を売って返り討ちにあったらしい。だから今度は自分がはめようって魂胆だってさ。自分のブログに犯行予告書くとか馬鹿だよね。このご時世何処から足つくかわからないのにさ。ちなみに、転移先は先程までハッカーを送り込んでた先だね。あと何処かのコミュニティサイトで生放送枠もとってるね結構人入ってるよ十万人位かな。」
十万か、よく集めたな、まぁ実際来たら減るけどな。奴らは【金剛に潰された事を忘れてないはずだ】
「ちなみに、こちらもアーケード版から生放送が確定してます。今回はなんとかまわりに周知することで格ゲーマー達が集まってくれました。いい実況になるでしょう」
「……、君はいったい何をするつもりなんだい」
「なに、ゲームのタイトルに合うように実験するんですよ。実験をね。それでは、祭り最後のクライマックスイベントをはじめましょうか」
そういって、ログアウトボタンを押した。最後の悪意と対峙するために……
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