コネクト 創造する世界
マイナーゲーム 未来
イベント後一日目、目立った騒動なし。VRに長居する時間が多かったので現実世界での調整を行う。
二日目、昨日見なかったメール欄を見る。VRサークルには事前に説明しといたが、やりすぎだと思われたのか心配するメールが来てる。明日現状の説明に行くとメールを返信。ついでにTRPGもやりたいのでできないかの相談。雛形兄了承。また開発者のフレンド登録が来てる。必要なものだけ登録し、開発者へ連絡。格闘ゲームの開発者が来ないため。奥の手を使うを使うため林さんに連絡。まだ調整が足りないので現実での調整を行う。また実弾射撃場を探すが近くにないため、ガスガンに重りをつけて射撃訓練を行う。
三日目、VRサークルに行き。現状の説明。とりあえず各々にはTRPGのモンスターを考えて貰いながら、TRPGを行う。モンスターというPVPのゲームだったが、コネクトのセキュリティにも使えそうなヤバイモンスターばっかり作って面白かった。帰り道メールを確認すると。開発者からそろそろ打ち合わせしたいから中に入ってくれとの連絡あり。明日には入るとの連絡。しかし林さんからの連絡があったため。ズレコム可能性があることを連絡し。翌日に望む。
そして四日目。コネクト社にて。
「よくきたでアール」
地角博士との奥の手についての会話が始まった。
「先に言っとくと我輩は【今回の作品にはあまり乗り気ではない】理由はわかっているであろう」
「わかっていますよ。今回提案したのは、【ゲーム(コネクト)でやるようなことではない】ことぐらい」
「わかっているなら、結構。では質問にするでアール。【何故これを復活させる】」
その目は冷酷な目だ、遊び抜きの質問。最初から認める気がない。
「答えは簡単で、【責任をとってもらう】ただそれだけです」
「ほぅ。責任でアールか。いったいわが社がなんの責任をとらなくちゃいけないのでアール」
「それは当然【VRゲームを作った責任ですの】」
「ハハハ、面白いことをいう。それの何が責任なんだ」
じょじょに口調(遊び)がなくなってきてる。ひとつでも間違えば失敗。
「当然【VRゲームのせいで消えていったゲームの責任】ですよ」
「んん、VRによる弊害。それはおかしい。我々は【ちゃんと支援した】消えたのは支援ですら解決できなかった駄目会社だけでアール」
「確かに支援しましたね【VRゲーム】に関しては」
「ほぅ、ほぅ、ほぅ。VRゲーム以外にも支援しないといけないのかね。【時代錯誤のゲームなんて必要ないだろ】」
「えぇ、だから。【私達が拾うっていってるんですよ。時代錯誤をね】」
「フーム、意味がわからないでアール。【そもそも、それをする意味がわからん】ちゃんと納得いく答えを持ってきてからそういうことはいうのでアール」
それに関してはちゃんと準備している。
「意味ならありますよ」
「ほぅほぅ、それに意味があると。では答えを貰おうかいったい何故、【ビデオゲームをコネクトでやるのか】」
「……、【原点回帰】ですよ」
「【原点回帰】なるほど、意味がわからん。下らん話してる暇があったらとっとと結論を述べろ」
「簡単に言いますと。【いつか飽きがくるんだから、飽きさせないように別の策も作っとけ】という話です」
「ほぅ。【廃れたゲームに再ブームがくるとでも】」
痛いところをついてくるなぁ。しかしまだ反論はできる。
「きます、間違いなく。そもそも根本が間違っているんです」
「ほぅ」
「廃れたっていうから悪いんです。【飽きがきた】だけです。時がたてばまたブームがきます」
「ブームがくる。言うのは簡単だ。しかし【それをどうやって証明する】」
証明…、証明ときたか。現段階では証明するのは難しいんだよな。
「どうしたボーイ、答えがないならこれで終了でアールか」
考えろ、証明するにはどうすればよいのか。【未来ではブームになるにはどうすればよいのか】そもそも【どうやって火をつける】いつかはつくと思うが意図的につけるには……
「話は単純で、【人口が多いから減らす方向で国が動いておる】ただそれだけじゃ、そのため【ロボットが増えておるじゃろ最近】」
人口の低下……、仮想への依存。居心地の良さ。つまり仮説をたてるのならば。
「どうやら、終了のようでアール」
「待った。【ブームの起こし方がわかった】」
歩き出した角地博士を止める。
「では、とっとと言うでアール、ハリィ、ハリィ、ハリィ」
「答えは【勝手にブームが起きるだ】」
さすがにこれには、博士も怒ったようで
「何度言ったらわかる。意味不明だそれでは」
とまじめ口調で返されてしまった。しかしこれは前までの奴とは違う。
「いいや、意味不明じゃない。だって知ってるんだろ【国策】を」
ピクっと体が一瞬反応する。どうやら仮説は正しいらしい。
「ここで、一つの仮説をたてます。よくある【陰謀論】です。内容は【政府はVRで人口調整を行おうとしている】ようは【現実よりも仮想の居心地をよくし】現実の興味を無くす。人口が欲しい場合は現実の居心地をよくする。今は人口過多だから前者で動く。つまり【国はVRの居心地をよくするために動く】そう仮説を立てます」
「なるほど、よくある【陰謀論】だ。しかしそれと今の話になんの関係性がある」
「ノスタルジアという概念があります。日本語いえば懐古主義です」
「……」
「内容はいったて簡単で、過去の特定の時期や空間を懐かしむことです」
「それがいったい『わかってるでしょう』」
話を遮る。もう答えはお互いでてるはずだ。
「VRならば【その空間を作ることができる】インベーダゲームが流行った時代、格闘ゲーム全盛期、どれもこれも【今じゃできない】また【現実じゃできない】【VRだからその空間を提供できる】」
「……」
「ならば起こせるはずだ。【相手はやることもなくなった爺さん、婆さんです】【時間と金ならたっぷりあります】火がつかないとは言わせません」
「ふむ、見事」
パチパチと手を叩かれる。
「良く、【一週間】でここまで飛躍させた。素直に賞賛しよう」
「ありがとうございます、拍手もきたことですし合格って事でいいですか」
「無論、【合格】でいい。ただ質問に答えてもらおう」
「……、内容は未来について? 」
「あぁ、短くなくていい。むしろ長く話してくれ」
未来の話しねぇ。まぁうまく型にはまったことを想定して。
「では、口調変えますね。疲れるんですよね。丁寧語とか。さてまず、最初は人口の減少からだな。だから暫くはVRを発展させる。多分【AIが人間並みになってからが本番だな】その前に【重要人物の人格等はコピーが始まると思うが】」
第一段階だなこれが、【居場所がないから減らす】そして【減った分はロボットが補う】
「そして人口が減ってきたなら。【選民】を行い区分けする」
「ふむ、方法は」
「簡単さ、一部の絶対者とその他の区分けにして。上位階級を【VRの上位者にする】前提条件は【クローン技術の完成】つまり、【仮想に居る人物にはもう肉体がなく】【それに何も疑問を抱いていない状態】まで思想を進めておく」
「方法は」
「居心地を良くしてあげればいい。救済を求めるなら神様を作り。闘争を求めるなら敵を作り。孤独がいやなら友を作る。【VR上でAIと人間の違いがなくなればそうなる】いや【今までのやっていたデータを元に人格を作ればいずれはそうなるだろう】これで現実者、めんどくさいな。リアリストとロマンティストに分けられた。ここで重要なのが【ロマンティストは現実に興味がない点だ】さらにいえば仮想の特典をあげれば、【リアリストが嫌がる仕事もやってくれることだ】ロマンティストにとっては【リアルは現実でないからな】そうやって、【二つの世界で均衡とってやっていく】これが【自分の考えた未来】だ」
「……」
おしゃべり好きな博士が黙ってる、飛躍させすぎたか。
「クク、ダーハッハハ。実に良い線いってるぞ、大空大地。だがもう少しの飛躍が足りんな」
あれで、飛躍が足りんのかよ。
「では、博士はどう考えで」
「我輩の答えはこうだ【現実も仮想である】」
あぁ、まぁそう考えるよなじゃないと【罪悪感で押しつぶされる】と思うし。
「この考えの良い所は今までにある神話や御伽噺が全てが【起きた事象】として処理できる点である。勿論宗教関係も全部解決だ」
「では恐竜が滅んだとかはどう解釈するんですか」
「なに、【調整だったんだろう】初めに強いのから出していき。【この世界に合わせて調整して言った】これなら現代に生きる物が弱いのにも理由がつく」
「では原子力やらがある理由は」
「つまらなかったとか、神様視点で語るのもいいが個人としては【リソース不足】に一票入れたい」
「リソース不足ですか。ですが毎年人口は増えていったと思いますよ」
「なに、【アップグレード】したんだろう。【戦争でリソースを減らして】」
「じゃあ、今戦争が起きない理由は」
「【AIの学習機能であろう】だから【新たな方法でのリソース低下に打って出た】」
「……、自然現象ですか」
「いかにも、【リソースの削減に自然現象を起こす】それにも対応するのであれば」
「人を電子化して、【リソースを減らしていく】ですか」
参ったな。現状、狂気の思考だが【反論できないぞ】
「これはな大空大地、仮想と現実の勝負なんだよ」
「勝負?」
「そう勝負。【仮想で満足する人民を作成】が先か【宇宙で我々が生きれる星を見つける】のが先かの勝負だ。【私は宇宙を背景と見なしてるぞ】だから【いくら探しても星にはたどり着けない】逆に【AIの発展が出来なければ我々の勝利はない】だからなボーイ、【コネクトという存在は未来への分岐点なんだ】」
目が輝いてる。恐らく【本気でそう思ってるのだろう】狂気染みた考えを
「……、ともうこんな時間か、我輩はそろそろいかせて貰うでアール。申請の方は通しておくから、後は自分で頑張ってやるのでアール」
「了解しました」
「それではまたでアール、次に会う時はアシストの方も終わらせておくでアール」
すたすたと歩いていく。色々あったがギリギリ終わったらしい。
「あぁ、そうそう一ついい忘れてたでアール」
振り返り、博士が悪そうな顔で言ってくる。
「ボーイともう一人の事件を受け、【ユーザーアシストの復活が決定した】のでアール」
「なっ」
正気かコネクト社は【ロスト事件の原因】を復活させるなんて。
「【進化したアシスト機能】を楽しみに待っているのでアール」
そうして、角地博士は再び歩き出した。
「……未来か、正式版はどうなっちまうのかねぇ。とりあえず今は……」
やるべき事をやろう。そう言い聞かし歩き出した。
二日目、昨日見なかったメール欄を見る。VRサークルには事前に説明しといたが、やりすぎだと思われたのか心配するメールが来てる。明日現状の説明に行くとメールを返信。ついでにTRPGもやりたいのでできないかの相談。雛形兄了承。また開発者のフレンド登録が来てる。必要なものだけ登録し、開発者へ連絡。格闘ゲームの開発者が来ないため。奥の手を使うを使うため林さんに連絡。まだ調整が足りないので現実での調整を行う。また実弾射撃場を探すが近くにないため、ガスガンに重りをつけて射撃訓練を行う。
三日目、VRサークルに行き。現状の説明。とりあえず各々にはTRPGのモンスターを考えて貰いながら、TRPGを行う。モンスターというPVPのゲームだったが、コネクトのセキュリティにも使えそうなヤバイモンスターばっかり作って面白かった。帰り道メールを確認すると。開発者からそろそろ打ち合わせしたいから中に入ってくれとの連絡あり。明日には入るとの連絡。しかし林さんからの連絡があったため。ズレコム可能性があることを連絡し。翌日に望む。
そして四日目。コネクト社にて。
「よくきたでアール」
地角博士との奥の手についての会話が始まった。
「先に言っとくと我輩は【今回の作品にはあまり乗り気ではない】理由はわかっているであろう」
「わかっていますよ。今回提案したのは、【ゲーム(コネクト)でやるようなことではない】ことぐらい」
「わかっているなら、結構。では質問にするでアール。【何故これを復活させる】」
その目は冷酷な目だ、遊び抜きの質問。最初から認める気がない。
「答えは簡単で、【責任をとってもらう】ただそれだけです」
「ほぅ。責任でアールか。いったいわが社がなんの責任をとらなくちゃいけないのでアール」
「それは当然【VRゲームを作った責任ですの】」
「ハハハ、面白いことをいう。それの何が責任なんだ」
じょじょに口調(遊び)がなくなってきてる。ひとつでも間違えば失敗。
「当然【VRゲームのせいで消えていったゲームの責任】ですよ」
「んん、VRによる弊害。それはおかしい。我々は【ちゃんと支援した】消えたのは支援ですら解決できなかった駄目会社だけでアール」
「確かに支援しましたね【VRゲーム】に関しては」
「ほぅ、ほぅ、ほぅ。VRゲーム以外にも支援しないといけないのかね。【時代錯誤のゲームなんて必要ないだろ】」
「えぇ、だから。【私達が拾うっていってるんですよ。時代錯誤をね】」
「フーム、意味がわからないでアール。【そもそも、それをする意味がわからん】ちゃんと納得いく答えを持ってきてからそういうことはいうのでアール」
それに関してはちゃんと準備している。
「意味ならありますよ」
「ほぅほぅ、それに意味があると。では答えを貰おうかいったい何故、【ビデオゲームをコネクトでやるのか】」
「……、【原点回帰】ですよ」
「【原点回帰】なるほど、意味がわからん。下らん話してる暇があったらとっとと結論を述べろ」
「簡単に言いますと。【いつか飽きがくるんだから、飽きさせないように別の策も作っとけ】という話です」
「ほぅ。【廃れたゲームに再ブームがくるとでも】」
痛いところをついてくるなぁ。しかしまだ反論はできる。
「きます、間違いなく。そもそも根本が間違っているんです」
「ほぅ」
「廃れたっていうから悪いんです。【飽きがきた】だけです。時がたてばまたブームがきます」
「ブームがくる。言うのは簡単だ。しかし【それをどうやって証明する】」
証明…、証明ときたか。現段階では証明するのは難しいんだよな。
「どうしたボーイ、答えがないならこれで終了でアールか」
考えろ、証明するにはどうすればよいのか。【未来ではブームになるにはどうすればよいのか】そもそも【どうやって火をつける】いつかはつくと思うが意図的につけるには……
「話は単純で、【人口が多いから減らす方向で国が動いておる】ただそれだけじゃ、そのため【ロボットが増えておるじゃろ最近】」
人口の低下……、仮想への依存。居心地の良さ。つまり仮説をたてるのならば。
「どうやら、終了のようでアール」
「待った。【ブームの起こし方がわかった】」
歩き出した角地博士を止める。
「では、とっとと言うでアール、ハリィ、ハリィ、ハリィ」
「答えは【勝手にブームが起きるだ】」
さすがにこれには、博士も怒ったようで
「何度言ったらわかる。意味不明だそれでは」
とまじめ口調で返されてしまった。しかしこれは前までの奴とは違う。
「いいや、意味不明じゃない。だって知ってるんだろ【国策】を」
ピクっと体が一瞬反応する。どうやら仮説は正しいらしい。
「ここで、一つの仮説をたてます。よくある【陰謀論】です。内容は【政府はVRで人口調整を行おうとしている】ようは【現実よりも仮想の居心地をよくし】現実の興味を無くす。人口が欲しい場合は現実の居心地をよくする。今は人口過多だから前者で動く。つまり【国はVRの居心地をよくするために動く】そう仮説を立てます」
「なるほど、よくある【陰謀論】だ。しかしそれと今の話になんの関係性がある」
「ノスタルジアという概念があります。日本語いえば懐古主義です」
「……」
「内容はいったて簡単で、過去の特定の時期や空間を懐かしむことです」
「それがいったい『わかってるでしょう』」
話を遮る。もう答えはお互いでてるはずだ。
「VRならば【その空間を作ることができる】インベーダゲームが流行った時代、格闘ゲーム全盛期、どれもこれも【今じゃできない】また【現実じゃできない】【VRだからその空間を提供できる】」
「……」
「ならば起こせるはずだ。【相手はやることもなくなった爺さん、婆さんです】【時間と金ならたっぷりあります】火がつかないとは言わせません」
「ふむ、見事」
パチパチと手を叩かれる。
「良く、【一週間】でここまで飛躍させた。素直に賞賛しよう」
「ありがとうございます、拍手もきたことですし合格って事でいいですか」
「無論、【合格】でいい。ただ質問に答えてもらおう」
「……、内容は未来について? 」
「あぁ、短くなくていい。むしろ長く話してくれ」
未来の話しねぇ。まぁうまく型にはまったことを想定して。
「では、口調変えますね。疲れるんですよね。丁寧語とか。さてまず、最初は人口の減少からだな。だから暫くはVRを発展させる。多分【AIが人間並みになってからが本番だな】その前に【重要人物の人格等はコピーが始まると思うが】」
第一段階だなこれが、【居場所がないから減らす】そして【減った分はロボットが補う】
「そして人口が減ってきたなら。【選民】を行い区分けする」
「ふむ、方法は」
「簡単さ、一部の絶対者とその他の区分けにして。上位階級を【VRの上位者にする】前提条件は【クローン技術の完成】つまり、【仮想に居る人物にはもう肉体がなく】【それに何も疑問を抱いていない状態】まで思想を進めておく」
「方法は」
「居心地を良くしてあげればいい。救済を求めるなら神様を作り。闘争を求めるなら敵を作り。孤独がいやなら友を作る。【VR上でAIと人間の違いがなくなればそうなる】いや【今までのやっていたデータを元に人格を作ればいずれはそうなるだろう】これで現実者、めんどくさいな。リアリストとロマンティストに分けられた。ここで重要なのが【ロマンティストは現実に興味がない点だ】さらにいえば仮想の特典をあげれば、【リアリストが嫌がる仕事もやってくれることだ】ロマンティストにとっては【リアルは現実でないからな】そうやって、【二つの世界で均衡とってやっていく】これが【自分の考えた未来】だ」
「……」
おしゃべり好きな博士が黙ってる、飛躍させすぎたか。
「クク、ダーハッハハ。実に良い線いってるぞ、大空大地。だがもう少しの飛躍が足りんな」
あれで、飛躍が足りんのかよ。
「では、博士はどう考えで」
「我輩の答えはこうだ【現実も仮想である】」
あぁ、まぁそう考えるよなじゃないと【罪悪感で押しつぶされる】と思うし。
「この考えの良い所は今までにある神話や御伽噺が全てが【起きた事象】として処理できる点である。勿論宗教関係も全部解決だ」
「では恐竜が滅んだとかはどう解釈するんですか」
「なに、【調整だったんだろう】初めに強いのから出していき。【この世界に合わせて調整して言った】これなら現代に生きる物が弱いのにも理由がつく」
「では原子力やらがある理由は」
「つまらなかったとか、神様視点で語るのもいいが個人としては【リソース不足】に一票入れたい」
「リソース不足ですか。ですが毎年人口は増えていったと思いますよ」
「なに、【アップグレード】したんだろう。【戦争でリソースを減らして】」
「じゃあ、今戦争が起きない理由は」
「【AIの学習機能であろう】だから【新たな方法でのリソース低下に打って出た】」
「……、自然現象ですか」
「いかにも、【リソースの削減に自然現象を起こす】それにも対応するのであれば」
「人を電子化して、【リソースを減らしていく】ですか」
参ったな。現状、狂気の思考だが【反論できないぞ】
「これはな大空大地、仮想と現実の勝負なんだよ」
「勝負?」
「そう勝負。【仮想で満足する人民を作成】が先か【宇宙で我々が生きれる星を見つける】のが先かの勝負だ。【私は宇宙を背景と見なしてるぞ】だから【いくら探しても星にはたどり着けない】逆に【AIの発展が出来なければ我々の勝利はない】だからなボーイ、【コネクトという存在は未来への分岐点なんだ】」
目が輝いてる。恐らく【本気でそう思ってるのだろう】狂気染みた考えを
「……、ともうこんな時間か、我輩はそろそろいかせて貰うでアール。申請の方は通しておくから、後は自分で頑張ってやるのでアール」
「了解しました」
「それではまたでアール、次に会う時はアシストの方も終わらせておくでアール」
すたすたと歩いていく。色々あったがギリギリ終わったらしい。
「あぁ、そうそう一ついい忘れてたでアール」
振り返り、博士が悪そうな顔で言ってくる。
「ボーイともう一人の事件を受け、【ユーザーアシストの復活が決定した】のでアール」
「なっ」
正気かコネクト社は【ロスト事件の原因】を復活させるなんて。
「【進化したアシスト機能】を楽しみに待っているのでアール」
そうして、角地博士は再び歩き出した。
「……未来か、正式版はどうなっちまうのかねぇ。とりあえず今は……」
やるべき事をやろう。そう言い聞かし歩き出した。
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