コネクト 創造する世界
最初の三日間 勘違い
「こちらです」
先ほど同様、同じように案内してもらう。ただ違うのは空気。最初の時と違い笑顔を作る余裕すらない。
角を曲がり、扉の前まで来ると、メガネの男性と、若い男性がいる。
「君か……。悪いことは言わない、入らないほうが良い」
体を震えさせ、立っているのもやっとの状態だ。
「そこの記者も私と同様席を外したよ、はっきりいって私は部屋が居られなかった。」
「記者はともかく、あなたはいなきゃいけないんじゃないんですか」
そうしないと、話が進まないだろうに。
「いや、私は必要ないかもしれない」
「? 。どういうことですか」
開発者が居なくても良くなった。あぁそうか。
「あの部屋ではね【金剛羅漢のゲームを潰す方向性で動いているのさ】」
なるほど、【一番やってはいけない】方向にいったか。電話で林さんにかける。
「……、もしもし林さん。【まずい状況】になってるから、回線繋ぎっぱで良い」
「どんくらいやばいの」
「【成立したゲームを棄却する】程度には」
「うん【上から二番目】か、準備が無駄にならなくて良かったね」
最初から、【悪意のあるゲーム】が作られる事なんて、コネクトの制作開始から予想はしていた。だから【それに対する対策】もある程度は作ってある。
開発者だけじゃないんだ、準備をしてきたんだ。じゃなければ【自分や爺さん(クラウンクラウン)がゲームを作れるがない】はじめから予想して、考案を作っといて、あえばそれを使う。勿論考案がいくつも用意する。【どれが合うかなんてわからないから】 そうやって少しずつ準備を行う。爺さんの方も一緒だろう。だから【一度通ったものを覆すことは許されない】 却下ならいい、それは自分が足りなかっただけだ。しかし、【システムには問題ないくせに気に食わない】からという理由で棄却なんかされてみろ。普通の人間なら……まして爺さんなら。
「とりあえず、入るぞ。そっちも準備お願いね」
「おい、待て」
扉を開けるとそこには、鬼のような顔した爺さんと。いまだ表情は変わらないが冷や汗ダラダラ流してるおっさんと、そして。
「何度いっても無駄だ、これは社長命令だ」
そういって威圧に耐えながら、馬鹿な事やってる社長が居た。
「全く、何馬鹿やってるんですか」
「おぉ、良い所に君からも言ってやってくれ」
まるで気がついてないんだなこいつ、【ここから出る際にいってやったのに】
「失礼、ここからは口が汚くなります」
「あぁ、大丈夫だ気にしなくていい」
そうか、ではお構いなく。
「じゃあ、言わしてもらいますがね。【経営者が何口出してるんだドアホ】」
「はっ」
「そもそも、てめぇにゃ。【ゲームの棄却権なんてねぇんだよ馬鹿が】」
「なん……じゃと」
鬼の形相が多少緩まる。
「そいつは真か小僧」
「ほんともほんと。【役員や取締役に棄却権はない】また【仮に出来たとしても、それは別の部署を通して調査される】」
「何故そうなる、私『昼間に言ったはずだドアホ』」
本当になんで数時間前の事を忘れてるんでしょうね、こいつは。
「金が動くんだよ、この遊戯は扱いは【競馬や競艇】と同じくくりなんだよ。今お前がしようとしてるのは【八百長】と一緒なんだよ理解しろ馬鹿か」
「なるほど、金が動く以上【一度決まったものは覆す事はできないんじゃな】」
冷静さを取り戻してきた爺さんが話しに加わる。
「そうだ、それを通すと【全てにおいて企業側の有利に働く】後から消せるんだ当然だろ」
「つまりわしのゲームは」
「あの博士に認められた時点で【確定だ】だれも覆せはしない」
「そんな……、馬鹿な」
「だいたい、この情報は【コネクト本社から送信されてる】ものだ、知らないなんてありえねぇぞ」
そう、この情報はコネクト本社より送信されている。【経営者はユーザーや開発者に介入しない】とね。読んでないのか【気づかずに動いてたのか】は知らないがまぁ知ってる奴から見れば【何いってんだこいつ】だな。
今頃になって電話で確認をとってる。全く【理念掲げるのはいいが】せめて準備してから動けよ。
「さて、馬鹿な話も終わったことだし。そろそろ始めようか」
「なんじゃ、話とは」
ゲームの棄却なくなり金剛羅観は【完全に冷静に戻った】
「最初に戻るだけだ。【開発したゲームの調整】を始める。俺の方は殆どいじくることないので独自性の確保だけで終わったが、爺さんのは違う。【無茶しようとしてんだ、縛りは受けてもらうぜ】最も、今回はそこの駄目人間達(社長とメガネ)と違い俺達が調整する」
「俺達……じゃと」
「あぁ、俺と」
「あっあー、テステス聞こえますかな」
自分の腕から声が出てくる。
「なんじゃお前さんは」
「僕は、林幸三といいまして。主にコネクトの法律関係を担当してます」
「つまりメガネの代わりがこの人だ、というわけで。金剛氏ゲーム説明をどうぞ」
催促され、金剛は戸惑う【無理もない、一度潰されてるんだから】
「いいのか、話しても」
「おいおい、【自分の作品だろ、自信は持てよ】それでも金剛グループの元代表か」
「ワッツ、羅漢が退任。そんな情報聞いてないですよ」
自分も聞かされてはいない。だけど記者会見の内容を見るとそうとしか見えない。
「推測したか、記者会見の情報で」
「まぁ、幾ら注ぎ込むかまではわからないけどな」
「本当に金剛グループ継ぐ気はないか。後継者として育ててやるぞ」
「それに関しては、【現実の話題を持ち込むな】で終了したはずだけど」
というか魑魅魍魎の会社なんて誰が好き好んで生きたいんだよ。
「勿体無いのぅ。お主が入れば我がグループも安泰だというのに」
「スタップ、スタップ」
おっさんが割り込んでくる。まぁ記者だしゃあないか。
「いったい、何について話てるのデースカ」
「はぁ、お前さんも普通に話していいぞ。その話し方も面倒じゃろ」
「そうでーすか、それでは」
おもむろにサングラスを取り出し、かける。
「仕事用に切り替えるか。あぁ室内でのサングラスは勘弁してくれ。これかけないとどうもスイッチが入らなくてね」
「はじめから、仕事すればよいじゃろ」
ちっちっちと指を動かし。
「仕事なんてものはねぇ、やらないほうがいいのさ。だって【やるって決めたからには結果を持ってこなくちゃいけないだろ】中途半端はいけないのさ。そうだからこれからは俺も仕事をする。【やるからには結果を貰うよ】お二人とも」
「俺からも貰うのかよ」
「【君にも1回質問できるからね】約束は保護にしちゃいけないよ」
あぁ、確かに1回ずつ記者に質問権与えたっけ。面倒なのにあげちゃったかな。
「ふん、まぁいいわい。それでさっさと話を進めようか」
「あぁ、仕事は早いほうがいいからね。さっさと済まそう。【金剛羅観はコネクトの為にグループを辞めまた、自分の資産をコネクトにつぎ込む気でいる】」
質問に羅漢は笑いながら答える。
「質問に回答しよう。【今月末、私は引退する】そして【引退後は生涯コネクトで遊ぶきでいる】」
「ヒュー、生涯かいいね。それで幾らつぎ込むきでいるんだい」
「ふん、幾らときたか。……なら答えてやろう。わしの総資産の二割、1500億。これがわしが使う予定の金じゃ」
「なっ」
1500億、少なくともゲームで使う額じゃないな。ということは。
「爺さん、あん『ちょっと、まて坊主』」
「これは、【俺の仕事】だ」
俺もわかってるから邪魔するなってか。
「わかったよ、【聞きたいことが被ってたら黙るよ】」
「それでいい、ものわかりのいい子供は好きだぜ。さて金剛氏【それは、あんたが生きてるうちに使い切る予定かな】」
「クク、ゲームにそこまで使えるわけなかろう。当然【ワシが死んでから効力を発揮するのが大半だ】」
「つまり、【金剛羅漢の遺産相続人にコネクトの人物が入っている。】それも全資産の一割が動くほどの大金が」
「そうじゃ、【相続手続きならもう行っておる。確認しても構わんよ】」
おっさんに一枚の名刺が渡される。多分相続人の名刺だろう。というか【二割も出すのかよ】本気だな爺さん。
「なるほど、なるほどなるほど。【金剛羅観。余生をコネクトに注ぐ】かこれだけで一代スクープですね」
「ふむ、他にもスクープはあるのかの」
「えぇ、勿論です。そこの彼がやってくれるのでしょう。【ユーザー開発のゲームの作り方】を」
グラサン(サングラスかけたおっさん)がこっちを見て催促する。どうやら後はこっちで進めていいらしい。
「んじゃ、やっとこさ話になるから。進めようか準備はいいか爺さん」
「クク、わしを誰だと思ってやがる。とその前に。……おいそこの馬鹿を退出させろ」
あぁ、確かに。この状況に馬鹿(社長)なんていらないわな。
「それも……そうだな。おいおっさん。そこの運び出しと後ジュース買ってきて。俺のはミルクティーでいいから」
「じゃあわしは……コーヒーもいいがお茶かの」
「わかった。買ってくるから。話進めてるんじゃねーぞ」
そう言い。社長を連れて外に出る。
「待ちたまえ、私はここの代表だぞ」
「はいはい、遊んでる暇があったら仕事しましょうねぇ」
「僕もそっちに行ったほうがいいかな」
静まり返っていたブレスレッドから声が出る。
「そうですね、こっちにきてください。多分こっちで聞いたほうが対策とりやすそうですし」
「了解、それじゃあそっちに向かうよ。……」
「ん、切らないんですか」
「いや、すまないと思ってね。貧乏くじ引かせちゃって」
「そう思うなら。あの博士に【善悪】を教えてください」
そうすれば少なくともまともなもの以外はでなくなるはずだ。まぁ……
「いや博士は【わかっててやってる】から」
だよなぁ。ほんといい感じにネジが飛んでるよ。どいつ(金剛)もこいつ(コネクト代表)も
「馬鹿は投げてきた」
「ドリンクも持ってきたよ」
二人で帰ってきた。
「ふむ、面子は揃ったみたいじゃの」
「そとにいた記者とメガネの人は」
「あぁ、あいつらはいらん。この場に必要ない」
「それでは、私はどうですか」
ドアの前には、呼びにきた沙原さんが居る。
「ふむ、お主か。……あやつ同様、仮面を外せばよいぞ」
「ご心配なく。もう準備はできてますから」
「クク、ならいい。でははじめようか。【金剛羅観作の侵略者の説明を】」
先ほど同様、同じように案内してもらう。ただ違うのは空気。最初の時と違い笑顔を作る余裕すらない。
角を曲がり、扉の前まで来ると、メガネの男性と、若い男性がいる。
「君か……。悪いことは言わない、入らないほうが良い」
体を震えさせ、立っているのもやっとの状態だ。
「そこの記者も私と同様席を外したよ、はっきりいって私は部屋が居られなかった。」
「記者はともかく、あなたはいなきゃいけないんじゃないんですか」
そうしないと、話が進まないだろうに。
「いや、私は必要ないかもしれない」
「? 。どういうことですか」
開発者が居なくても良くなった。あぁそうか。
「あの部屋ではね【金剛羅漢のゲームを潰す方向性で動いているのさ】」
なるほど、【一番やってはいけない】方向にいったか。電話で林さんにかける。
「……、もしもし林さん。【まずい状況】になってるから、回線繋ぎっぱで良い」
「どんくらいやばいの」
「【成立したゲームを棄却する】程度には」
「うん【上から二番目】か、準備が無駄にならなくて良かったね」
最初から、【悪意のあるゲーム】が作られる事なんて、コネクトの制作開始から予想はしていた。だから【それに対する対策】もある程度は作ってある。
開発者だけじゃないんだ、準備をしてきたんだ。じゃなければ【自分や爺さん(クラウンクラウン)がゲームを作れるがない】はじめから予想して、考案を作っといて、あえばそれを使う。勿論考案がいくつも用意する。【どれが合うかなんてわからないから】 そうやって少しずつ準備を行う。爺さんの方も一緒だろう。だから【一度通ったものを覆すことは許されない】 却下ならいい、それは自分が足りなかっただけだ。しかし、【システムには問題ないくせに気に食わない】からという理由で棄却なんかされてみろ。普通の人間なら……まして爺さんなら。
「とりあえず、入るぞ。そっちも準備お願いね」
「おい、待て」
扉を開けるとそこには、鬼のような顔した爺さんと。いまだ表情は変わらないが冷や汗ダラダラ流してるおっさんと、そして。
「何度いっても無駄だ、これは社長命令だ」
そういって威圧に耐えながら、馬鹿な事やってる社長が居た。
「全く、何馬鹿やってるんですか」
「おぉ、良い所に君からも言ってやってくれ」
まるで気がついてないんだなこいつ、【ここから出る際にいってやったのに】
「失礼、ここからは口が汚くなります」
「あぁ、大丈夫だ気にしなくていい」
そうか、ではお構いなく。
「じゃあ、言わしてもらいますがね。【経営者が何口出してるんだドアホ】」
「はっ」
「そもそも、てめぇにゃ。【ゲームの棄却権なんてねぇんだよ馬鹿が】」
「なん……じゃと」
鬼の形相が多少緩まる。
「そいつは真か小僧」
「ほんともほんと。【役員や取締役に棄却権はない】また【仮に出来たとしても、それは別の部署を通して調査される】」
「何故そうなる、私『昼間に言ったはずだドアホ』」
本当になんで数時間前の事を忘れてるんでしょうね、こいつは。
「金が動くんだよ、この遊戯は扱いは【競馬や競艇】と同じくくりなんだよ。今お前がしようとしてるのは【八百長】と一緒なんだよ理解しろ馬鹿か」
「なるほど、金が動く以上【一度決まったものは覆す事はできないんじゃな】」
冷静さを取り戻してきた爺さんが話しに加わる。
「そうだ、それを通すと【全てにおいて企業側の有利に働く】後から消せるんだ当然だろ」
「つまりわしのゲームは」
「あの博士に認められた時点で【確定だ】だれも覆せはしない」
「そんな……、馬鹿な」
「だいたい、この情報は【コネクト本社から送信されてる】ものだ、知らないなんてありえねぇぞ」
そう、この情報はコネクト本社より送信されている。【経営者はユーザーや開発者に介入しない】とね。読んでないのか【気づかずに動いてたのか】は知らないがまぁ知ってる奴から見れば【何いってんだこいつ】だな。
今頃になって電話で確認をとってる。全く【理念掲げるのはいいが】せめて準備してから動けよ。
「さて、馬鹿な話も終わったことだし。そろそろ始めようか」
「なんじゃ、話とは」
ゲームの棄却なくなり金剛羅観は【完全に冷静に戻った】
「最初に戻るだけだ。【開発したゲームの調整】を始める。俺の方は殆どいじくることないので独自性の確保だけで終わったが、爺さんのは違う。【無茶しようとしてんだ、縛りは受けてもらうぜ】最も、今回はそこの駄目人間達(社長とメガネ)と違い俺達が調整する」
「俺達……じゃと」
「あぁ、俺と」
「あっあー、テステス聞こえますかな」
自分の腕から声が出てくる。
「なんじゃお前さんは」
「僕は、林幸三といいまして。主にコネクトの法律関係を担当してます」
「つまりメガネの代わりがこの人だ、というわけで。金剛氏ゲーム説明をどうぞ」
催促され、金剛は戸惑う【無理もない、一度潰されてるんだから】
「いいのか、話しても」
「おいおい、【自分の作品だろ、自信は持てよ】それでも金剛グループの元代表か」
「ワッツ、羅漢が退任。そんな情報聞いてないですよ」
自分も聞かされてはいない。だけど記者会見の内容を見るとそうとしか見えない。
「推測したか、記者会見の情報で」
「まぁ、幾ら注ぎ込むかまではわからないけどな」
「本当に金剛グループ継ぐ気はないか。後継者として育ててやるぞ」
「それに関しては、【現実の話題を持ち込むな】で終了したはずだけど」
というか魑魅魍魎の会社なんて誰が好き好んで生きたいんだよ。
「勿体無いのぅ。お主が入れば我がグループも安泰だというのに」
「スタップ、スタップ」
おっさんが割り込んでくる。まぁ記者だしゃあないか。
「いったい、何について話てるのデースカ」
「はぁ、お前さんも普通に話していいぞ。その話し方も面倒じゃろ」
「そうでーすか、それでは」
おもむろにサングラスを取り出し、かける。
「仕事用に切り替えるか。あぁ室内でのサングラスは勘弁してくれ。これかけないとどうもスイッチが入らなくてね」
「はじめから、仕事すればよいじゃろ」
ちっちっちと指を動かし。
「仕事なんてものはねぇ、やらないほうがいいのさ。だって【やるって決めたからには結果を持ってこなくちゃいけないだろ】中途半端はいけないのさ。そうだからこれからは俺も仕事をする。【やるからには結果を貰うよ】お二人とも」
「俺からも貰うのかよ」
「【君にも1回質問できるからね】約束は保護にしちゃいけないよ」
あぁ、確かに1回ずつ記者に質問権与えたっけ。面倒なのにあげちゃったかな。
「ふん、まぁいいわい。それでさっさと話を進めようか」
「あぁ、仕事は早いほうがいいからね。さっさと済まそう。【金剛羅観はコネクトの為にグループを辞めまた、自分の資産をコネクトにつぎ込む気でいる】」
質問に羅漢は笑いながら答える。
「質問に回答しよう。【今月末、私は引退する】そして【引退後は生涯コネクトで遊ぶきでいる】」
「ヒュー、生涯かいいね。それで幾らつぎ込むきでいるんだい」
「ふん、幾らときたか。……なら答えてやろう。わしの総資産の二割、1500億。これがわしが使う予定の金じゃ」
「なっ」
1500億、少なくともゲームで使う額じゃないな。ということは。
「爺さん、あん『ちょっと、まて坊主』」
「これは、【俺の仕事】だ」
俺もわかってるから邪魔するなってか。
「わかったよ、【聞きたいことが被ってたら黙るよ】」
「それでいい、ものわかりのいい子供は好きだぜ。さて金剛氏【それは、あんたが生きてるうちに使い切る予定かな】」
「クク、ゲームにそこまで使えるわけなかろう。当然【ワシが死んでから効力を発揮するのが大半だ】」
「つまり、【金剛羅漢の遺産相続人にコネクトの人物が入っている。】それも全資産の一割が動くほどの大金が」
「そうじゃ、【相続手続きならもう行っておる。確認しても構わんよ】」
おっさんに一枚の名刺が渡される。多分相続人の名刺だろう。というか【二割も出すのかよ】本気だな爺さん。
「なるほど、なるほどなるほど。【金剛羅観。余生をコネクトに注ぐ】かこれだけで一代スクープですね」
「ふむ、他にもスクープはあるのかの」
「えぇ、勿論です。そこの彼がやってくれるのでしょう。【ユーザー開発のゲームの作り方】を」
グラサン(サングラスかけたおっさん)がこっちを見て催促する。どうやら後はこっちで進めていいらしい。
「んじゃ、やっとこさ話になるから。進めようか準備はいいか爺さん」
「クク、わしを誰だと思ってやがる。とその前に。……おいそこの馬鹿を退出させろ」
あぁ、確かに。この状況に馬鹿(社長)なんていらないわな。
「それも……そうだな。おいおっさん。そこの運び出しと後ジュース買ってきて。俺のはミルクティーでいいから」
「じゃあわしは……コーヒーもいいがお茶かの」
「わかった。買ってくるから。話進めてるんじゃねーぞ」
そう言い。社長を連れて外に出る。
「待ちたまえ、私はここの代表だぞ」
「はいはい、遊んでる暇があったら仕事しましょうねぇ」
「僕もそっちに行ったほうがいいかな」
静まり返っていたブレスレッドから声が出る。
「そうですね、こっちにきてください。多分こっちで聞いたほうが対策とりやすそうですし」
「了解、それじゃあそっちに向かうよ。……」
「ん、切らないんですか」
「いや、すまないと思ってね。貧乏くじ引かせちゃって」
「そう思うなら。あの博士に【善悪】を教えてください」
そうすれば少なくともまともなもの以外はでなくなるはずだ。まぁ……
「いや博士は【わかっててやってる】から」
だよなぁ。ほんといい感じにネジが飛んでるよ。どいつ(金剛)もこいつ(コネクト代表)も
「馬鹿は投げてきた」
「ドリンクも持ってきたよ」
二人で帰ってきた。
「ふむ、面子は揃ったみたいじゃの」
「そとにいた記者とメガネの人は」
「あぁ、あいつらはいらん。この場に必要ない」
「それでは、私はどうですか」
ドアの前には、呼びにきた沙原さんが居る。
「ふむ、お主か。……あやつ同様、仮面を外せばよいぞ」
「ご心配なく。もう準備はできてますから」
「クク、ならいい。でははじめようか。【金剛羅観作の侵略者の説明を】」
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