オタクと元ヤクザが結婚したら…

かのちゃん

18 ショートステイ問題②

私は、由ちゃんを抱っこして、おじいさんのところへ。

「おお。由香さん!」

こんにちは。

「由太郎、元気にしてたか?」

「う〜!」

「アハハ!だんだん、父ちゃんに似てきたなぁ。」

おじいさん、曾孫の前では機嫌がよくなってる。

「今、何ヶ月か?」

「3ヶ月です。」

「そうかぁ。」

……あのう、おじいさん。

「ん?」

「ショートステイのこと、お母さんから聞きました。」

「……。」

おじいさん、急に黙った。

「ショートステイ、そんなに嫌なんですか?」

「……ああ。あの馬鹿娘め。老いぼれを置いて、家を出ようとするとは!頭来るわ!」

おじいさんの介護が嫌いになったわけじゃありませんよ。

「えっ?」

「お父さんに今まで、迷惑をかけた分、努力したいから、働きに出るんです。お父さんは、仕事が忙しい時もあったけど、お義母さんのことを愛していた。感謝の想いを伝えたくて、お義母さんは仕事をすると選んだのです。」

「恵……。けど、わしはショートステイに行かんぞ!」

1回、体験してみてはどうですか?

「体験?」

やってみないと、楽しみがわからないですよ!
お義母さんが働きに行ったら、おじいさん、1人じゃ家にいられないですもん。

「……そうだな。よそ様に世話になるとは。」

「お父さん……。」





次の日。おじいさんはショートステイを体験しに行って、1か月後に入ることになりました。

「すっごく楽しんでたみたいよ!由香ちゃん、ありがとね!」

いえいえ〜。

「由香にはほんと、頭が上がらないなぁ。」

えへへへへ。

「お礼にお菓子、食べて!」

ありがとうございます!

「お義母さんもお仕事と介護、頑張ってくださいね!」

「ありがとね。」

お義母さんは、笑顔になった。よかった。

続く!

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