オタクと元ヤクザが結婚したら…

かのちゃん

17 ショートステイ問題①

「ったく、竜のやつめ。変な誕生日プレゼントを渡しやがって!調子に乗るのも程がある!」

遼ちゃん、まだ怒ってるし。
トゥゥゥゥル。
ん?遼ちゃんのスマホが鳴ってる。
テーブルに置いてあるスマホを手に取り。

「遼ちゃん。」

「ああん!?」

ス、スマホ、鳴ってるよ。

「貸せ!」

遼ちゃんは、ぱっとスマホを取った。

「さっきのこと、怒ってんぞ!許さん!」

「『遼太郎……?私だけど。』」

「……おふくろか。」

「『お誕生日おめでとう。』」

「……おう。」

遼ちゃん、照れてる♡かわいい♡

「……話はそれだけか?」

「『あ……明日、予定ある?』」

「今のところねぇけど……。」

「『よかった!それじゃあ、うちに来てくれない?話したいことがあるの!』」

「話したいこと……だと?」






次の日。私達は、車でお義母さんの家に行った。
ピンポーン。
インターホンを鳴らすと、ガラッと扉が開いて、お義母さんが、出てきた!

「こんにちは。」

「こんにちは。まあ!由太郎、すっかり大きくなって!」

「話は?」

「ちょっと来て。」

2階に上がり、私達は、書斎へ入った。
お義母さんがお茶を持ってきたところで、早速本題へ。

「……で、どうしたんだ?」

「実はね……私、働くことになったのよ。」

えっ!?

「そりゃあ、めでてぇけど……。」

「いつからですか?」

「来月からよ。」

おじいさんはどうするんですか?
すると、お義母さんは暗い顔になって。

「……ショートステイに入れようかなと思って。私が働いてる間、老人ホームで預けようとね。本人におととい、話したらすごく怒られたの。」

なんで?

「ショートステイには入りたくないって。父親が介護が必要な体になってるのに、貴様は街に出て働くのかってね。それから言い合いになって、一切口を効かないの。1人でできるから必要ないって。」

「頑固だなぁ。」

「困ったのよ。ヘルパーさんに来てもらうのも悪いし、ショートステイだったら、他の高齢者ともっと交流を深めると思って、そうしようとしたのに……。」

おじいさん、寂しい人だね……。
何かしてあげたいな……。

「由香……。」

……あ!そうだ!

続く!

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