オタクと元ヤクザが結婚したら…

かのちゃん

09 めいちゃんのヤキモチ

「うえーん、うえーん!」

ああ!由ちゃーん、おむつ替えようね〜。
わ!おむつはどこ〜?

「俺が取りに行く!」

「おじしゃーん、あそぼ……。」

「はい、おむつ。」

ありがとう、遼ちゃん!

「む〜!」




 
うふふ。由ちゃん、お父さんに抱っこしてもらって、すっかり寝ちゃって。

「ベッドに寝かせよう。」

遼ちゃんは、由ちゃんをそっとベッドに寝かした。

「さて、ゆっくり休むか。」

「私はスマホゲームしよ!今やってるイベント、さぼったら推しのURがもらえないからね!」

「お前は相変わらず好きだなあ。」

  「……。」

「スー、スー。」

「んーしょ、んーしょ!」

「あ!めい!なんばやりよっとね!」

「ひぃ!」

「うえーん!」

「由ちゃん、どうしたの?えっ?麦ちゃん、なんがあったと?」

「めいがベッドばひっくり返そうとしよったと。」

めいちゃん、なんで悪かことすっとね!

「……。」

めいちゃんは、黙ったまま、下向いてる。

「……!」

あ!めいちゃんが逃げた!

「待ちなさい!めい!」

どうしたんだろー。

「最近、由ちゃんが産まれてから、変ばい。不機嫌そうにしとるし。」

なんでやろーね……あ!
私達は、遼ちゃんの方を見た。

「な、なんだよ……。」






「めーいっ。」

「なん?」

「ちょっと、お話してもよか?」

「おはなし?」

「そう。遼太郎おじさんのことで。」

「めい、おじしゃんきらい!」

「ははーん。もしかして、ヤキモチやいとらん?」

「……ヤキモチ?」

「由ちゃんが産まれて、遼太郎さん、忙しくて遊ぶの減ったから、嫉妬しとるんやろ?めいの顔見ればわかる。」

「……おかあさんのいうとおり。めい、おじしゃんがめいのこと、きらいになってゆうちゃんばっかりやけんイライラして……ゆうちゃんにいたかめあわせようとして……けど、ゆうちゃんをこまらせてしまった……めい、ゆうちゃんとなかよくしようとしてたのに……うわーん!」

「いい?遼太郎さんはめいの物だけじゃない。みんなの遼太郎さんなんだから。独り占めされて悲しかったとね。けど、由ちゃんに怖か思いさせたのは許せんばい。後で謝りに行こう。」

「うん……。」






しばらくして、麦ちゃんがめいちゃんを連れてやってきた。

「ごめんなさい。」

めいちゃん、偉い偉ーい!よく謝ったね!

「いいぞ。」

「本っ当にごめんね〜。迷惑かけて。」

全然!気にせんでよかよ!

「ありがとう。」

すると、めいちゃんが由ちゃんのところへやってきて、頭を優しくなではじめた。

「ゆうちゃん、ごめんね。こんど、いっしょにあそぼ。」

うふふふふ。

「めい。」

「ん?」

「次はちゃーんと、遊んでやっから。その時、由太郎も入れてくれよな。」

遼ちゃんはめいちゃんの頭を優しく撫でた。

「うん!」

めいちゃん、嬉しそうでよかったあ。


続く!

「オタクと元ヤクザが結婚したら…」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く