東方 没義道録 紅魔郷編

クレイ G

美鈴の過去

ここは何処だ?
美鈴は周りを見る。
するとどうやら森の中にいるようだ。
「こんな所にいたのか美鈴」男の声が聞こえた。
美鈴は声の方を見る。
するとそこには高身長の男がいた。
男は黒色の男性用のチャイナ服をくている。
瞳は青色。
耳に羽の着いたピアスを付けている。
「どうした?美鈴。俺の顔に何か付いているのか?」
「え、あぁなんでもない」
そうだ私はここで修行している途中だったんだ。
「まぁいいや、修行の続きやろうぜ」
「いいだろう。掛かってきな」
美鈴は男と組手を交わす。
結果は美鈴の圧勝だ。
「くっそー、また負けた。【気】を使うのは反則だろ!」男は寝転がる。
「気を使えないあなたが悪いのよ」
「うるせ、俺はお前と違って【能力】を使えないんだよ」
「じゃもっと修行するんだね」
「そうだな修行するか」男は立ち上がる。
男は目を閉じ深呼吸し心を落ち着かせる。
風が吹き周りの音がよく聞こえる。
すると男の体が浮かびだした。
「これは!?」美鈴は驚く。
さっきまで何も出来なかったのに【気】を纏いだした?!
「ふぅー」男は目を開ける。
「どうよ美鈴!これが俺様の実力よ!」
 「全く貴方にはいつも驚かされるわ。【大龍たいろん】」
美鈴は目の前が真っ暗になり意識を失う。
そして目を覚ます。
 ここは?
美鈴はリクと戦闘をした場所で倒れていた。
私はさっきまで【大龍たいろん】と…
そうかあれは夢だったのか。
そうだよね。
だって【大龍たいろん】は…
夢を思い出していると屋敷の中から大きな【気】を感じ取った。
お嬢様!
「痛っ」リクとの戦闘で体が思うように動かない。
私はお嬢様をお守りするんだ。
美鈴は屋敷の中に入っていく。
なんだ?
屋敷の中からメイドさん達の【気】を感じられない。
まさか?!
とりあえずお嬢様の元へ急ごう。
美鈴は走る。
美鈴がドアを開けると部屋の隅にメイドが立っていた。 
メイドの顔には御札が貼ってある。
「昨夜さん!」美鈴は急いで昨夜の元へ向かう。
美鈴は御札を剥がす。
「しっかりしてください昨夜さん!」
「う、う」昨夜は意識を取り戻した。
「よかった」
「美鈴、そうだ!お嬢様が」
「はい、私もこれから向かうとこです」
「貴方もやられたのね」
「1人は阻止しましたが2人ネズミが入り込んでいたみたいです」
寝てて入られたなんていえない。
「そう、じゃ急いで向かいましょう」
2人はレミリア・スカーレットの元へ急ぐ。

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