短編集(奇病&病気)

茄子

先天性無痛無汗症 4


なんだかんだ言って3日たちました

全然体には問題なく汗もかかないしかき氷食べてもキーンとしないしいい事だらけ!




今日もみんなの朝ごはん作ってみんなと食べて、片付けをしようとたった時だった


視界がグラッとして倒れてしまった

何故か足には力入らないし


メンバーは焦って救急車とか呼び出してるけど俺には何が起きたかさっぱり分からない



意識ははっきりしてて

…でも動くのになんでか足が動かない



そのまま病院に運ばれて医師に聞いてたら骨折らしい


この前の先生に聞いてみたところ、座ってるだけでも炎症や骨折を引き起こすらしい


まじか…

半年は動かないで下さいなんて言われてしまった


そこで俺は、目の前が真っ暗になってしまった


この病気にかかったって事はもしかしたら、もしかしなくても俺は、アイドルが続けられないかも…


骨折して1週間

39度という高さの熱を出した



夏真っ盛りの今汗が出やすい季節なため汗が出ない俺にとっては熱が出やすい季節なのだ

はぁ…とため息をつくとガチャと音がなり心配そうな目をしたジミナが部屋に入って来た

JM「ヒョン、大丈夫ですか?」

『大丈夫だよ』

JM「じゃあ、熱はかりますね」

『うん』

JM「ヒョン…39.7分ですよ」

『あれ?まだそんな高いの?』

JM「はぁ〜、ヒョン!何が大丈夫なんですか!全く病院行きましょ?」

『大丈夫だよ、薬もあるんだし』

JM「ヒョンは軽く言ってますけどね、もうすぐで40度ですよ?」

『じゃあ、39.9度になったら行くよ』

JM「はぁ……ヒョンが死なないか心配です」

『大丈夫だよwそんなか弱くないから』

JM「そうですかね?何したかわからないのに骨折なんて」



ブツブツ言いながらジミナは出ていった




実は、俺が骨折を無理していたものだと勘違いをしている

俺は、本当に痛くないから普段通りにしてたんだけど…

メンバーには、なんで言ってくれなかった?とか、そんなに頼りないですか?とか無理しないでくださいよ!って泣かれたりと勘違いされて少しめんどくさい


それを言われても大丈夫だよ、としか言わない俺にメンバーは少し怒り気味だ


そんな矢先に俺は、この熱を出したせいでみんなは、結構怒ってるみたいだ



やっぱり、本当の事言わないとダメなのかな…

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